世界初となる空飛ぶ自動車「エアロモービル」、2017年中に販売予約開始へ

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これまでにもIDEAS FOR GOODでは空飛ぶドローンタクシー空飛ぶ商用バイクなど、環境に優しく、ユーザーの利便性も高くなる革新的な交通手段のイノベーション事例を紹介してきた。この2つとも最先端のドローン技術を用いたものだが、今回ご紹介するのはさらに革新的なアイデアだ。

このたび、スロバキアのエアロモービル社が4月20日にフランスのモナコで開催予定のイベント「Top Marques Monaco」でお披露目予定となっているのは、なんと一台で自動車と飛行機の両方が運転できるという空飛ぶ自動車だ。

この空飛ぶ車は2人乗りで、標準的な91オクタン価のガソリンで動くロータックス912エンジンを搭載、ハイブリッド推進システムを採用している。路上での最高速度は時速160kmで、一度の最長走行距離は500km、空中ではさらに速く最高速度は時速200kmで一度の最長飛行距離は約700kmだという。

路上を運転中はコクピットの背後に翼をたたんで収納し、普通乗用車として利用できる。飛行時にはオープンカーのルーフのように車のボディの一部が開いて翼が広がる仕組みなのだが、翼を開閉する様子はまるでクワガタが翅を広げるようなイメージだ。今まで世の中に存在しなかった代物だけに、その機能はもちろんのこと、風貌やデザインもかなり斬新な仕上がりとなっている。

エアロモービル社が「完全な飛行機でなおかつ、フル機能搭載の四輪自動車でもある」と自負するこの画期的な乗り物は、販売予約の受付も2017年後半に開始予定だ。数年前にプロトタイプを公表して以来、同社の取り組みはメディアでも注目を集めていたが、その後の試行錯誤の結果、ついに現在の自動車と飛行機両方の法規を満たす製品を完成させた。これにより、すぐにでも実用化が可能になる。

未来にタイムスリップすることはできないまでも、映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のデロリアンのように、陸上走行と空中飛行を自由に行うことのできるマシンがついに現実のものとなった。

個人の移動をよりエキサイティングなものにし、door to doorで従来よりはるかに早く移動できるようにすることで、渋滞などをなくし、環境にも優しくより利便性の高い交通手段を実現するというのが同社の理念。

新たな交通手段の誕生により今まで閑散としていた小規模の空港が活性化すれば、空港新設の公共事業も増えそうだ。現在の車免許と飛行機免許は全く別物だが、将来的には1つの運転免許証に限定解除して一般向けの飛行機免許を加えることができるようになるかもしれない。このマシン、Flying Roadsterが人々の移動手段に大きな革命をもたらすことは疑いの余地はない。

【参照サイト】WORLD PREMIERE: AEROMOBIL WILL ANNOUNCE ITS NEXT GENERATION FLYING CAR AT TOP MARQUES MONACO 2017

(※写真提供:WORLD PREMIERE: AEROMOBIL WILL ANNOUNCE ITS NEXT GENERATION FLYING CAR AT TOP MARQUES MONACO 2017