ブロックチェーンでアート作品と投資家を結びつけるプラットフォーム「Maecenas」

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近年、東アジアや東南アジアの富裕層がアート作品を投資として購入するようになった。アート作品、特にファインアーツが投資家の間で新たなアセットクラスの一つとして注目されているのは間違いない。しかし、すべてのアート作品が投資家の目にとまるわけではなく、アートフェアのような展示会やオークションで購入するなど、大昔から続く限定的なやり取りがいまだに主流となっているのが問題だった。

そこで紹介したいのが、ブロックチェーン技術を用いてアート作品と投資家を結びつける新しいプラットフォーム「Maecenas」だ。このプラットフォームは、ブロックチェーン技術の特徴である「透明性」と「安全性」を取り入れ、「すべての人に開かれたオープンマーケット」を実現した。

プラットフォームには、投資家が取引額の、作品所有者が額面の数%をそれぞれ手数料として支払うだけで誰でも参加できる。やり取りや額面、作品の詳細情報には誰でもアクセスすることができ、タイムレスに取引が行われる様子は、さながらアート作品が上場企業の株であり、プラットフォームが株式市場のようだ。

従来のファインアーツのマーケットでは、高額商品になればなるほど市場は閉鎖的となり、仲介業者が入ることで投資家にとってもアーティストにとっても不利な取引が行われていた。しかし、「Maecenas」は透明性のある形で流動的にお金がアーティストに届き、加えて投資家にとってもアート作品をより多く触れることができる場所づくりを実現している。

何百年と変わらなかった市場が、テクノロジーの技術によりめまぐるしいスピードで変わっていく。ブロックチェーンの活用はアート作品の取引を促進させるだけではなく、作品の表現やクオリティの可能性を広げることにもつながるだろう。

【参照サイト】Maecenas