スローライフのお供に、ゆっくり飲める飲料ボトル

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スピーディーであることに慣れると、そうであることを当然のように期待するようになる。ちょっとレジで並ばされるとイライラし、自分がちょっと周りの人たちから出遅れると焦りを感じてしまう。スピーディーであるよう努めるのは悪いことではないが、他者や自分に対して常にそうであることを期待するのは我儘だ。他者も自分も案外思うようにはならないものである。

ポーランドのデザインスタジオOpus Bが発明した飲料ボトルslow·downは、中に入っている飲料が非常にゆったりしたペースで流れ出てくる構造になっており、普段飲み物をゴクゴクと飲みほしている私たちの目を良い意味で覚ましてくれる。ボトルの口にあたる部分がだいぶ狭いため、直接飲むにしてもコップに注いで飲むにしても、通常より時間がかかるのだ。

(※画像:slow·downより引用)

slow·downはあえてこういう構造にすることで、普段時間に追われて生きている人たちに「急がなくていいよ」というメッセージを届けている。ゆっくりしていると言っても、別に何十分もかかるわけではない。それぐらいのわずかな時間を水分補給に費やしたって大いに構わないではないか。この数十秒から数分にやたらイライラしていたら、むしろそれは危険信号かもしれない。深く息を吸って吐いて落ち着きを取り戻そう。slow·downはあなたのせっかち具合を示すバロメータにもなってくれる。

ゆったりした時間は心身の健康を取り戻してくれる。お茶やスムージーなど、健康的な飲み物はすでにたくさん出回っているが、「健康的な飲み方」を提唱するボトルはまた新しいアプローチだ。ゆとりを持とう、と意識するだけで行動に移せない人は、こういうデザインの力を借りるのもいいかもしれない。

【参照サイト】slow·down