荷物タグが現地の音声ガイドに。機外に広がるKLMオランダ航空のおもてなし

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飛行機に乗るときに荷物を預けると、行き先などの情報が書かれた荷物タグを付けられる。このタグは、到着地で荷物を受け取るまでは大切な役割を果たしてくれるが、その後は必要がないのでゴミになる。特に疑問も発生しない見慣れた光景だが、このゴミになってしまう荷物タグを別の用途で使えないかと、ユニークなアイデアを打ち出した航空会社がある。

オランダのフラッグ・キャリア、KLMオランダ航空は、搭乗者がアムステルダムの空港を出たあとも役に立つ音声ガイド付き荷物タグ「Care Tag」をサービスの一環で導入する。このタグにはオフラインでも使えるGPS機能が付いており、滞在者がアムステルダムを散策しているとその場所に合わせた音声ガイドが流れる。例えば、空港から市街地までタクシーに乗るといくらぐらい料金がかかるか、どこでスリに気をつけるか、といった数百もの知恵や情報を、まるでKLMのキャビンアテンダントが常にいるかのように聞くことができる。

このサービスの注目ポイントは、荷物タグという紙切れにテクノロジーの力を足すことで、航空会社のホスピタリティを機内から機外まで拡張できる点だ。通常だと着陸時に「本日は○○航空をご利用いただき、真にありがとうございました。また皆様と機上でお会いできることを心からお待ち申し上げております」といったアナウンスが入ってお別れとなるところだが、Care Tagがあるとここで終わらず「ではまた街中でお会いしましょう」となる。航空会社の存在感が増し、利用者に対する良いアピールとなるだろう。

Care Tagは今のところ、2017年9月にアムステルダムに行く人向けに提供される予定だ。ちょうど行く予定がある人はKLM航空のサイトからオーダーしておくといいだろう。快適な空の旅を、そして快適な現地の旅を。

【参照サイト】KLM Royal Dutch Airlines

(※写真:KLM develops smart Care Tag that assists travelers in Amsterdam.より引用)