フィスカー、一気に640㎞走行可能な電気自動車を2019年から生産

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アメリカの自動車会社フィスカーが先日、一気に640㎞走行可能な電気自動車を2019年から生産することを発表した。

IDEAS FOR GOODで何度もご紹介している通り、現在世界では多くの国が気候変動や大気汚染問題に取り組んでいるなかで、電気自動車への関心は日ごと高まっている。電気自動車の普及における現状の大きな課題は、充電バッテリーの容量が小さく一気に走行できる距離が短い点と、充電に時間がかかる点にある。この2つを一気に解決してくれるのが、今回発表されたアメリカの自動車会社フィスカーの新型電気自動車「EMotion」だ。

EMotionの航続距離は640㎞で、最高時速は260km。なんとわずか9分で160㎞分のバッテリーを充電できるという。

車両は、軽くて強いという特性を持つ炭素繊維とアルミニウムで作られる。ホイールはイギリスの著名なホイールメーカーDymagと共同開発し、超軽量の炭素繊維とアルミニウムを使用し、サイズを大きくした。これにより回転重量が40%軽減した。

さらに、今回新しく導入された現在特許申請中の高エネルギー密度のバッテリーパックが長距離走行と充電時間の短縮を実現させた。

技術とデザインをうまく調合させているのもEMotionの特徴だ。車の周りの障害物を把握するLIDARシステムは、フロントコーナーのアルミウムの中心につけられ、デザインのアクセントになっている。サイドミラーには360度のパノラマカメラが2台装着されている。

今回のEMotionのデザインは、乗る人の安全性、快適性、利便性をこれまでにないほど追求したという。フィスカー社の創設者Henrik Fisker氏はこう語る。「地球保護に努めることは、エキサイティングで美しいことだ。」

これからますます注目が集まるであろう電気自動車。今回のフィスカーのEMotionは、これまでの電気自動車の短い走行距離と充電時間という課題を解決するための大きな布石になるはずだ。そして、人類の永遠のテーマである技術と美。電気自動車のこれからの技術開発はエキサイティングなものになりそうだ。

値段は12万9,900米ドル。2017年6月30日からフィスカー社のホームページから販売注文が始まっている。

【参照リリース】FISKER INC. UNVEILS FIRST OFFICIAL TEASER PHOTOS OF THE ALL-ELECTRIC 400 MILE PLUS EV RANGE FISKER EMOTION

(※写真提供:Fisker Automotive, Inc