無人操縦ヘリコプタータクシー、ドバイでもうすぐ試験飛行開始

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ドイツの会社Volocopterが、2017年中にドバイで無人操縦ヘリコプタータクシーの試験飛行を開始することを公表した。

IDEAS FOR GOODで何度かお伝えしている通り、今、無人運転交通に世界中で注目が集まっている。

アラブ首長国連邦の第2の都市であり、中東屈指の金融として栄えるドバイ。近年まで交通渋滞が大きな問題だったが、トラムや地下鉄を次々に開通させ、公共交通手段の整備に努めてきた。さらに、2030年までに交通利用客の25%を無人運転交通手段に切り替えることを目標としている。

こうしたなか、Volocopter社は2017年中にドバイ国土交通省(RTA)と協働して初の無人操縦ヘリコプタータクシーの試験飛行を開始する。

Volocopter社のヘリコプターは2人乗りで、電動の無人操縦だ。最高時速100㎞、最長飛行時間約30分。機体の高さは2.15m、直径は7.35mだ。小さなプロペラが18個付いている。ドイツおよび世界の厳格な安全基準を満たしており、超近代的電気エンジンによりとても静かに起動するのが特徴だ。

ヘリコプターを呼ぶのはとても簡単で、スマートフォンで一番近くにいるヘリコプターを呼び、行先を入力するだけでよい。乗機後も快適で、空を移動するため渋滞に遭遇したり回り道したりする必要がない。

2017年6月、Volocopter社は自動車コンツェルンのダイムラー社とベルリンのテクノロジー投資家などから約30億円の投資を得た。この投資は当ヘリコプターの市場導入強化に使われる。Volocopter社長のFlorian Reuter氏はこう語る。「この多額の投資は、個人空中タクシーとしてのヘリコプターの新市場の成長を確信するサインだ。」

また、現在、自動車コンツェルンは電気自動車や自動運転技術に力を入れており、ダイムラー社はとても重要な戦略パートナーになることは間違いないだろう。

Volocopter社は今後、世界各国の官庁から商業許可をとり、無人操縦ヘリコプターのシリーズ化を計画している。近未来の交通手段は、人類が夢見ていたものにますます近くなっていきそうだ。

【参照リリース】Fliegende Lufttaxis aus Deutschland erobern dir Welt
【参照サイト】Volocopter