カーボンフットプリントを60%削減。石からつくる紙 「Karst Stone Paper」

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私たちの生活に欠かせない紙。紙は、包装または筆記用などとして太古の昔から使われてきた。古代エジプトで使用されていたパピルス草でできたパピルスなども有名だが、現在、洋紙の原料は木材と古紙が大半を占めている。「紙は何からできているか?」と聞かれたら、ほとんどの人は「木」と答えるだろう。しかし、オーストラリアのKarst Stone Paper社の答えは「石」である。Karst Stone Paper社は、石から作る紙「Karst Stone Paper」を開発した。

Karst Stone Paperの原料は石だ。製紙工程において、木、水、塩素、酸を使わず、漂白も行わない。従来の製紙産業の常識を打ち破る新しい発想だ。「現在、世界中で様々なものがデジタル化されているが、紙の需要は今すぐにはなくならないだろう。しかし、持続可能な紙は求められていく。」とKarst Stone Paper社は考える。Karst Stone Paperは、人と地球を大切にしようというシンプルなモットーから生まれた、石でできた紙を使った高品質のノートだ。

Karst Stone Paperは地球上に豊富にある炭酸カルシウムから作られる。採鉱業や建設業で不要となった石を砕いて粉にし、無害でリサイクル可能な結合剤を使って紙にする。紙の製造にあたって水は一滴も使用しておらず、木も一本も使わない。Karst Stone Paper自体も最終的にリサイクルできる。さらに、製紙工程の一部で太陽光エネルギーを用いており、従来の紙よりもカーボンフットプリントを60%削減することに成功している。

Karst Stone Paperの機能性、使いやすさは抜群だ。まず、表面がとても滑らかなのだ。これは、原料に木を使用していないため、木目方向の影響がないことによる。さらに、Karst Stone Paper社はKarst Stone Paperは世界で一番白い紙だと考える。自然の白色で、漂白剤や酸は使っていない。また、水と油をはじく。仕事中の息抜きのコーヒーがこぼれても、もう紙が汚れる心配はないのは嬉しい限りだ。破れにくいのも大きな特徴だが、ハサミでは切れやすいという優れものだ。これも、木目方向の影響がないことに起因する。

石でできた、環境に優しく、水をはじき、破れにくい、高品質の紙で作ったノートKarst Stone Paper。ぜひ一度、その良質さを感じてみてはいかがだろうか。

【参照サイト】Karst Stone Paper

(※写真:Karst Stone Paperより引用)