インドネシア発。地球と人に優しい、海藻でできた食べられる包装紙

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インドネシアの会社Evowareが、海藻でできた食べられる包装紙を開発した。

現在、地球では海洋におけるプラスチック汚染が深刻な問題になっている。食べ物や飲み物の包装などで使われたプラスチックの多くが海に流れ着き、2050年にはプラスチックごみの方が魚よりも多くなるという。インドネシアは、世界で2番目に多く海にプラスチックを放出しており、インドネシアの市場に並ぶ魚の25%がプラスチックに汚染されている。

Evowareはこの状況に貢献すべく、海藻でできた食べられる包装紙を開発した。そして、もう一つEvowareが挑戦する課題がある。

それは、海藻栽培漁師の生活向上だ。現在インドネシアでは、海藻生産は過剰供給状態だという。海藻栽培漁師の多くは、長く続く市場連鎖や高利貸の影響で貧しく、インドネシアの最も貧しい6つの州のうち5つが海藻を栽培しているのだ。

Evowareは、プラスチックごみ問題とインドネシアの海藻栽培漁師の生活向上の2つをミッションとし、海藻から包装紙を作るという革新的開発を行い、これまでに世界中で多くの賞を受賞している。

Evowareの海藻から作る包装紙は、品質に優れており、特許を取得し安全が保障されている。Evowareは地元の海藻栽培漁師と協力し、最高品質の海藻を包装紙として使っているのだ。包装するものの種類はハンバーガー、小分けのインスタントコーヒー、インスタント麺の調味料など幅広い。この包装紙は、ハンバーガーと一緒に食べられ、コーヒーと一緒に飲め、インスタント麺もそのままお湯を注いで食べられる。また、生分解が可能なため、石鹸などの包みにも利用できる。

さらに、ただ食べられるというだけではなく、ヒトの健康にも配慮した。包装紙自体に栄養があり、繊維とビタミン、ミネラルを含む。お湯にも溶け、賞味期間は2年間。防腐剤は使用していない。味や色を加えることもできる。また、自分で食べなくても、100%生分解可能なので植物に自然肥料として使用することも可能だ。

そして、印刷もでき、ブランドロゴも加えることができる。これは、企業にとって重要で嬉しい点だ。

Evowareが開発した海藻でできた食べられる包装紙は、都市生活を送る人に環境に優しい生活スタイルと新しい価値観を提供している。私たちに自然に寄り添うサステナブルな生活を提案してくれるEvowareの包装紙、実際に見て、触って、食してみたい。

【参照サイト】Evoware

(※写真:Evowareより引用)