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サイレンスタクシーとは・意味

サイレンスタクシーとは?

行き先を聞いたり金額を精算したりといった必要最低限の会話を除いて、タクシーの乗務員の方から乗客に話しかけることを「禁じる」タクシー。京都の都タクシーが2017 年の春からサイレンスタクシーを試験的に導入している。なお、媒体によって話しかけることを「禁じる」「極力控える」、はたまた「声なき声を拾う」と表現がバラついており、都タクシー自身もまだまだ手探りの状態で試験運行をしていることが察せられる。

何が「サービス」なのか

ルールやマニュアルの有無まではわからないが、従来のタクシー会社には、乗客に話しかけることがサービスであり、それが乗客の求めていることであるという認識が少なくともあった。しかし、話しかけてほしくないという声も一定数あり、運転手側と乗客側の認識のズレが露わになったからこそ、サイレンスタクシーが生まれた。手を抜いて話さないのではなく、静かな空間を提供することこそがサービスである、という発想だ。

先行事例

少々目的は異なるが、「必要最低限の会話」をサービスに含めている先行事例としては、コンビニやファーストフード店がある。こうした店は、店員が必要以上の会話をせずマニュアルの内容のみを徹底する代わりに、安さや早さを実現している。そしてそのスタンスが消費者に広く受け入れられたからこそ今日の繁栄がある。

静かなだけではない?

タクシー会社側からは、サイレンスタクシーは単に静かなだけではない、という声も挙がっている。言葉が無い中でもお客様のニーズを汲み取る、「察する」サービスだとのこと。かなりの離れ業に思えるが、マニュアル通りの接客という印象を与えたくはないのだろう。シンプルを目指したい、でもコンビニ的なサービスとは一線を画したい、というジレンマに揺れる様子が「声なき声を拾う」という発言に表れている。でもかえって分かりにくい。試行錯誤は続く。

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