これ一つで「シャワー時のストレス」も「水のムダ」も解決。Livin Showerで快適バスタイムを

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はやく汗を流してしまいたい。それなのに、バスルームにかけ込みシャワーのコックをひねると、出てきたのは水。うんざりしながらしばらく待つと、すこしずつあたたかくなってきた。しかし、ほっとしたのも束の間。今度は熱くなりすぎてやけどしてしまいそう!はやく部屋でゆっくりしたいのに!

あなたにも、こんなふうにイライラした経験があるのではないだろうか?

このシャワーの温度調節タイム、ストレスフルであるのはもちろんのこと、人々が知らず知らずのうちに水を浪費してしまう要因になっているのだという。

水が豊かな国に暮らす日本人には馴染みのない話題かもしれないが、気候変動や、農業のための灌漑、過剰な地下水の汲み上げなどを背景に、世界では水不足が常態化している。毎年大干ばつが発生し深刻な問題となっている米・カリフォルニア州には、水の利用上限を定める法律まで存在しているくらいだ。

米国メーカーLivinは、これらの「シャワー時のストレス」と「水の浪費」の問題をどちらも解消する”Livin Shower”(リビングシャワー)を開発した。

リビングシャワーイメージ

(c)livin

リビングシャワーは、シャワーバルブに取り付けるコントロールデバイスで、自身が専用スマートフォンアプリで指定した時間に「ボタンを押すだけで最適な温度のお湯が出る」状態を整えておいてくれるという優れもの。さらに、水温は「独自の温度調整アルゴリズムで導き出した最も効率のよいプロセス」を経て調節されるので、水の消費を最小限に抑えることができるのだ。

また、シャワータイムを快適にする機能も充実している。各種アプリを経由して音楽を流したり、Google homeなどのスマートデバイスと連動させてシャワールームにいながら部屋の暖房スイッチを入れたりすることも可能だ。さらに、温度や音楽などの好みの設定を最大10人分まで記録しておくことができるので、ほかの人の入浴後にいちいち設定しなおす手間もない。また、『おはようモード』を選ぶと「目覚めやすくするために自動で徐々に水温が下がっていく」などのように、目的に応じた温度パターンを設定してくれる「シャワーレシピ」という機能があるのもユニークなポイントだ。

リビングシャワーイメージ

(c)livin

リビングシャワーを導入した場合、家庭で年間コップ30,000杯以上の水が節約できるという。また、アプリ上では、自分が使用した水の量や削減できた水の量などを確認できるので、データを見ながら意識を高め、日々の節水に活かすこともできそうだ。

温度調節にかかる余計な労力や寒暖差によるストレスがなくなれば、シャワーを浴びる時間は新たなインスピレーションやアイディアを生み出す最高のリラックスタイムになるだろう。

今回のリリースはまだプロトタイプ段階で、これからさらに改善されていくとのことだ。今後の展開が楽しみである。

【参照サイト】Livin – Shower, redesigned in a smart way.
【参照サイト】LIVIN
【参照サイト】UST Program Update June 2018

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