フィニット・ソーシャルネットワークとは
フィニット・ソーシャルネットワークとは、あえてSNSの機能面の制限を設けることで、SNSとユーザーの健全な関わり合いを実現している新しいネットワークサービスを指す。フィニット(有限な)+ソーシャルネットワーク(SNS)を組み合わせた造語だ。
海外の事例
代表的なフィニット・ソーシャルネットワークとしてBenGrosser氏によりつくられた「MINUS」が挙げられる。同サービスの特徴は、一生を通して投稿できる数を100までと制限している点だ。それにより、投稿の量より質を重視したSNS空間を作っている。
Minus from ben grosser on Vimeo.
近年のSNSはユーザーのオンライン時間をいかに増やすか、というところにマーケティングを駆使し、様々な工夫を凝らしている。その結果、ユーザーは無限に時間を浪費してしまい、SNS中毒に発展するなど、生活に支障をきたしてしまっている。同サービスは投稿数に制限を設けることで無限に発信し続ける負担を払拭し、投稿内容の質を高め、ユーザーの適度なSNS利用を促しているのだ。
もう一つの代表例としては、マッチングアプリの「THURSDAY」だ。
もともと「マッチングアプリ疲れ」を払拭したいという背景から、木曜日の利用に限定したサービスとなっている。会話やデートのセッティングまで、全て週のうち木曜日にしか利用できない。そのため、いつでもコミュニケーションが取れてしまうことによる負担を感じずに利用時間を限定して楽しむことができる。
”Because there’s more to life than just dating apps(デートアプリが人生の全てではない)”という公式HPの謳い文句の通り、デートアプリ以外の様々なライフイベントに時間を使うことで、心のバランスを保つことが優先できる。
日頃何度もSNSを開いてしまったり、気づけばSNS上で時間が経ってしまっていたり、といった経験は誰しもあるのではないだろうか。それにより喜びとして感じていたはずのサービスが、逆に心の疲労や負担に繋がってしまうことも珍しくない。
その点、フィニット・ソーシャルネットワークはあえて利用に制限を設けることで、健全なメンタリティで楽しめる注目すべきサービスといえるだろう。
【参照記事】Insight: Finite Social Networking
【参照ウェブ】Minus 公式サイト
【参照ウェブ】THURDAY 公式ウェブ
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