Category Archives: ニュース

「さあここに座って」見知らぬ人の話を聞きながらカナダを旅する、70歳の元ソーシャルワーカー

街角で話を聞く元ソーシャルワーカーの男性がカナダを横断中。無料で話を聞くという彼の活動は、シンプルでありながら奥深く、「話す」ことの大切さを思い出させてくれます。

畑から始まる経済の民主化。アフリカ発、農業×住宅×金融の実験都市

アフリカ・マラウイ発の「Small Farm Cities」は、農園・住宅・金融を融合した新しい“まちづくり”の形。育てて、住んで、稼ぐ──生活のすべてが小さな畑から始まる仕組みは、貧困や環境破壊といった複合課題への実践的なヒントであり、日本の地域再生にも示唆を与えてくれます。

塩で冷やす「電気いらず」の冷蔵庫。インドの高校生が開発

塩と水で冷蔵庫ができる?インドの高校生が、塩を水に溶かすことで冷却できる再利用可能な冷蔵庫「Thermavault」を開発しました。農村部にもワクチンを届けるための助けとなります。The Earth Prizeでアジア代表に選出されたアイデア、必見です。

企画展「そのとき、どうする?展」の展示アート

【7/4-11/3開催】突然日常が無くなる災害を考える。「そのとき、どうする?展 –防災のこれからを見渡す–」

2025年7月4日(金)から、東京・六本木の21_21 DESIGN SIGHTで、災害が訪れるそのときについて想像できるような展示が始まります。企画展「そのとき、どうする?展 –防災のこれからを見渡す–」です。

フランス「ファストファッション規制法」可決。画期的な一歩と、その裏に潜むジレンマ

フランスで「ファストファッション規制法」が可決。注目すべきは、SHEINなどを標的とした形に留まった背景にある“構造的ジレンマ”。問題は一企業ではなく、消費とスピードを前提とする社会システムそのものにある?

SEBASTIAN KAULITZKI/SCIENCE PHOTO LIBRARY:ゲッティイメージズ提供

飼料に混ぜるだけ。腸内細菌を整え、牛の健康もメタン削減も実現する添加物

牛のげっぷから出るメタンは、地球温暖化の原因の一つ。新たに開発された飼料添加物は、牛の腸内細菌を調整してメタン排出を大幅削減。環境保護と畜産業の生産性向上を同時に実現するかもしれません。

道端のタイルを剥がし、緑を植える。街の“呼吸”を取り戻すオランダの市民発プロジェクト

オランダでは、住民が自らコンクリートのタイルを剥がし、草花を植える「タイル剥がし」運動が広がっています。都市の過剰な舗装がもたらすヒートアイランドや浸水リスクへの市民からの応答であり、公共空間を取り戻す新たな動きとして注目されています。

おばあさんと若い女性

家賃は「一緒に過ごす時間」。学生が高齢者の“暮らしの友”になるオランダの多世代シェアハウス

「多くの時間はただ高齢者の横に座っておしゃべりをするだけで、特別なことをする必要はない。しかし、ただ話をして、お互いに興味を持ち合うだけで、大きな意味が生まれる」

スタバ、コーヒーかすリサイクルを1,000店舗に拡大。年間約4千トンの廃棄削減めざす

2025年6月、スタバの「コーヒーかすリサイクル」がついに1,000店舗に!国内店舗の約半数に近づきました。牛のエサや肥料、地元農家との連携…10年以上続く挑戦が着実に広がっているようです。

子どもは大人より7度も暑い?「こども気温」をもとに6月も熱中症対策を

「今日はそこまで暑くないよね」と思っても、地面と近い子どもたちは大人より7度も高い気温を感じているかも。大人の感覚に頼らない“こども気温”の視点を、サントリーが広げようとしています。

イギリス初、「気候正義」の学部が創設。需要高まるグリーンスキルの獲得へ

気候変動を「誰の物語」として語るのか?──イギリス・サセックス大学が、気候正義に特化した学士課程を2026年9月に開設すると発表。環境と社会の交差点で、誰もが取り残されない未来を探る学びが始まります。

ASDの特性に寄り添うエリアも。バルセロナ「0歳から99歳のための遊び場」に学ぶ“開かれた”公共デザイン

なぜ街に公園は必要なのでしょうか?スペイン・バルセロナ市では、年齢や文化、障害の有無などによって分断されがちな世の中で、多様なバックグラウンドを持つ人たちの交流を促す新しい公園が注目されています。

「街のフルーツ、ご自由にどうぞ」ネスレの“果物マップ”が中米で栄養不足の解消へ

フードロスが発生しているのに、栄養不足の人が多い?そんなジレンマを解消すべく、ネスレとパナマ市が「自由に果実を収穫していい街路樹」をマップにして公開しました。

南米のインテリア店が、あえて「散らかった部屋」を展示した理由

散らかった部屋は、うつ病の兆候かもしれません。南米のインテリア用品店は、「見えない心の不調」に光を当てるキャンペーンを実施。店内ディスプレイを通して、気づかれにくいメンタルヘルス問題を可視化しました。

英国発ポリティカル・スリラー『KYOTO』、日本初上演。1.5℃目標“始まり”の舞台裏を描く

1997年のCOP3で採択された京都議定書。その舞台裏を描いた英国発の演劇『KYOTO』が、2025年6月に日本初上演。気候交渉の緊迫と人間ドラマを描くポリティカル・スリラーが、下北沢・スズナリに登場します。

Philips、3Dプリント用の部品修理データを公開。小型家電は“自分で直す”時代へ

壊れたら“自分で直す”という選択を。Philipsが、電動シェーバーなどの小型家電の交換パーツを3Dプリントで無料提供開始。チェコで始まったこの試みが、修理をもっと身近にしてくれるでしょうか。