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ソーシャルバブルとは？

ソーシャルバブル（social bubble）とは、新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の世界的なパンデミックを受けて2020年に広がった言葉。

家族や、よく家に遊びに来る一部の親族、一部の友人など一定人数の「小さな集団」で「同じ場所」に滞在することで、感染拡大のリスクをその集団の中でとどめるという考え方で、「ソーシャルバブルを弾けさせない」とは、その小さな集団から新たな場所に感染を拡大させないことを意味する。ソーシャルポッド（social pod）と呼ばれることもある。

ソーシャルバブルを構成する人数は約10人以下、2〜3世帯に限定することが推奨されている。少人数にすることで、誰もが集団の一部であることを理解し、互いに体調管理をしたり、コミュニケーションも取ったりがしやすくなり、感染や拡大リスクも最小限に抑えることができるからだ。

逆に、学校や職場、スポーツ仲間や宗教団体など、多人数との接触機会が増える場面では当然リスクも高まる。そのため、どの社会的活動を最も重要視するか選択しなければならない場合もある。

ソーシャルバブルを構築する上で、話し合っておきたいこと

ソーシャルバブルを構築する前には、以下の4点などについて話し合っておくといいだろう。

ミシガン州の保健福祉省（Michigan’s Department of Health and Human Services、MDHHS）の資料には、ソーシャルバブルを構築する上で「してはならない」こととして、このようなことが挙げられている。

そしてもちろん、新型コロナの症状が出た場合には直ちに連絡することも大切になる。

まとめ

ソーシャルバブルには、グループ内での他者とのつながりが、パンデミック時のストレスや不安を軽減するのに役立つというメリットがある。

またソーシャルバブルは、グループ内の誰もが慎重にルールを守れば、感染リスクを減らすことができる。もし誰かが罹患してしまったら、それを早めに共有し次の行動に移ることもできる。

新型コロナを取り巻く環境は日々変化している。2022年9月15日、世界保健機関（WHO）のテドロス事務局長が記者会見にて「終わりが視野に入ってきた」と述べたものの、収束に向けて感染拡大防止の取り組みの継続は各所で望まれている。

日本国内では、入国制限が緩和されたり、2022年9月13日に新型コロナウイルスの接触確認アプリ「COCOA」の機能を停止する方針が明らかになったりと、保健医療システムを機能させながら、社会経済活動を維持するというWithコロナに向けた感染対策へと移行しつつある。

とはいえ今後、現状を上回るような感染拡大が起きないとも限らない。その際には、ソーシャルバブルが再び関心を集める可能性もある。ソーシャルバブルを構築する際には、集まる人が少なければ少ないほど、外で過ごす時間が長ければ長いほど、分散していればしているほどリスクが低くなる、ということを覚えておきたい。

【参照サイト】Social bubble
【参照サイト】Create a social bubble, stay safe over the holidays – Mayo Clinic News Network
【参照サイト】Safe Social “Pods” – Michigan
【参照サイト】Archived: Appendix C-2: Allowed Additional Activities | Marin County Coronavirus Information
【参照サイト】Sorry to burst your COVID-19 ‘social bubble’ but even small gatherings are getting riskier | CBC News
【参照サイト】Withコロナに向けた政策の考え方

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