スロートラベルとは?
スロートラベルとは、地域の人々、文化との「つながり」を重視した新しい旅のスタイルである。特に、地域社会、教育、環境に焦点を当てているのが特徴である。
例えば、スロートラベラーは、自分のペースでゆっくり地域(目的地)をまわり、地域文化を体験することに時間をかける。交通手段は主に電車や船、自転車や徒歩である。スローフード運動と同様に、「ゆっくりとする」ことを目的とした考え方は、観光の質を向上させることに繋がっている。
スロートラベルの基本的要素
- オーバーツーリズムを避ける
- 地域環境を変容させない
- 環境に配慮した交通手段を利用する
- 地産地消を心がける
- ローカルショップを楽しむ
世界のスロートラベルムーブメント
たとえばヨーロッパでは、セルフケアに集中し、自己啓発を図るリトリートを目的とした旅など、スロートラベルムーブメントが起こっている。ここでは、いくつか事例をご紹介する。
- Fly Responsiblyキャンペーン(オランダ)
オランダの航空会社KLMは、利用客と航空業界に対し、飛行機を利用することでどのような環境インパクトが発生するのかを考え、「shared responsibility(共通の責任)」を持つことが重要だとするメッセージを発信した。
- Byway(イギリス)
二酸化炭素排出量が多い飛行機を一切使わない陸路での旅程を提供するオーダーメイド旅行代理店。サスティナブルな旅に関心のある人には魅力的なサービスである。
- マリメッコ列車 スローライフトレイン(日本)
株式会社都田建設と静岡県の天竜浜名湖鉄道がタッグを組み、列車で日本の里山や田園風景に癒されるサービスを提供。リノベーションされた駅舎は、地域の伝統技法を用いたデザインを採用している。また、カフェも併設されており、地域の人々の憩いの場となっている。
スロートラベルの今後
量よりも質に重点を置き、時間をかけて「ゆっくり」観光するスロートラベル。新型コロナウイルスによって長期間、自粛生活が続いた人々にとって、また、持続可能な観光が求められる現代社会にとって、双方の観点からスロートラベルの需要は高まっていくのではないだろうか。
【参考サイト】Byway HP
【参考サイト】SMARTER TRAVEL「The Art of Slow Travel」
【参考サイト】Remote Year「What is Slow Travel? And How to Do It」







