ファンクショナルエンパシーとは?
ファンクショナルエンパシー(functional empathy)とは、機能や技術が加わることによって促される機能的共感のことを指す。他者理解が重要なテーマとなる今、機能や技術が橋渡しとなって異なる背景や価値観を持つ人への理解や共感を促進することが期待されている。
共感を促すサービス
現時点で海外では2つの分野で使用されている。
1. コミュニケーション
自身の価値観や思考回路を理解することで、他者と良好な関係を築くための共感力(コミュニケーションスキル)を後天的に養うことができるという。積極的にダイバーシティを称賛する機運が強まってきた今、多様な人々が共存するためにも体得したいスキルだ。
2. 技術
代表的な例としては、体験を通して他者理解を促すことができるVR(virtual reality:仮想現実)だ。VRは非現実世界の体験ツールとして注目を集めているが、他者から理解されにくい背景を持つ人々の体験を疑似体験できるツールとしても注目を集めている。“be in one’s’ shoes=他者の立場に立って考える”技術として期待されているのだ。
実際に当事者体験を提供しているVRサービスを2つ紹介する。
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1. The Virtual Reality Empathy Platform
VRを通し、認知症患者の知覚(見え方・聞こえ方等)を体験できる。病院や施設をデザインする建築家が本サービスを体験し、認知症患者が過ごしやすい建物を現実世界でデザインすることにも活用されている。
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2. ACROSS THE LINE
VRを通し、女性がヘルスセンターまで中絶をしにいく情景を360°疑似体験できる。ヘルスセンターに行くまでに見聞きする第三者による批判的なメッセージや、反中絶アクティビストの抗議の様子など、生々しい現実を体験する。VRで疑似体験することで、性別や年齢を超えて当事者の心境に想いを巡らすことができる。
他者と他者が分かり合うための懸け橋に
他者理解は社会で共存して生きていく人間にとって、必要不可欠で且つ果てしないテーマだ。背景が異なれば異なるほど、相手を深く理解することは難しい。
ダイバーシティの推進が求められている今、他者と他者が分かり合えるための懸け橋となってくれるサービスへの期待が高まる。
【関連記事】 中絶を決意した女性の目線を体験するVR動画「Across the Line」から何を学ぶ?
【参照サイト】 A New Approach: Functional Empathy & Leadership
【参照サイト】】 Making Empathy More Functional Through VR Technology
【参照サイト】】 The Virtual Reality Empathy Platform
【参照サイト】】 ACROSS THE LINE






