Browse By

人々のサステナブル・トラベルを支える「Booking.com」【高校生が出会ったサステナ企業・団体】

Sponsored by JTB

Booking.com

この記事を執筆したのは、広島の「高校生たち」である。

未来を見据えた高校2年生たちが、さまざまな生き方を知り価値観を広げ、自分らしさを問う探求学習「わたしプロジェクト」。その一環で生徒たちは2022年に広島から東京を訪ね、ワクワクするようなサステナブル事業に取り組む企業に足を運び、自ら取材を行った。

高校生たちは企業と出会って何を学び、何を感じたのだろうか。

※以下、広島の沼田高校2年の生徒による記事となります

「旅」テーマで訪れたのは……

私たちが訪問したのは、世界70カ国以上に支社を持つブッキング・ドットコム。もともとオランダで生まれた会社で、ホテルの予約や、アパートメントの一棟貸し、レンタカーの手配など、世界の旅に関するサポートを行う宿泊予約サイト「Booking.com」を運営している。

アフターコロナの今、また多くの人が海外旅行を再開している。そんななかで私たちは、よりサステナブルな旅をしていきたいと思い、実際にブッキング・ドットコム社で働いている方々に話を伺った。

サステナブルな旅の裏側にいる人々

同社のオフィスには昇降可能なデスクがあり、従業員が各々好きな体勢で仕事ができるようになっていた。​また、働いている時間も​有意義に過ごせるよう、和室や遮音室、休憩スペース等が揃っていた。ランチ時には、お弁当のデリバリーもできるそうだ。

Q. オフィスを見学させてただきありがとうございます。和室などを設けている理由は何ですか?

従業員がリラックスできるスペースとして置いています。やっぱり「会社がちゃんと自分のことを見てくれている、考えてくれている」と思える場所になると、やる気も湧くかなと思っています。そういう日常の中の信頼関係が、ビジネスの成長にもつながっていくのかなと。

あとは、ブッキング・ドットコムの本社があるオランダの精神性が関係しているかと思うのですが、どんな人種や宗教、バックグラウンドを持っていても、平等で心地よく接せられる文化がこの会社にはあると思っているのです。私たち従業員自身が、旅を楽しんでいますしね。

Q. ブッキング・ドットコムが行なっているサステナブルな取り組みについて教えてください。

現在、さまざまなホテルが使い捨てのプラスチック製品の提供を取りやめたり、省エネをしたりとサステナブルな取り組みをしているのですが、当社ではその取り組みを評価できるように、30項目以上の細かな基準をクリアしたホテルへの認証制度を取り入れています。予約時にこの認証がついたホテルを選ぶことで、地域や環境のサステナビリティに貢献できるというものです。

また、定期的に「サステナブル・トラベル」に関する調査も行なっています。2022年の結果では、日本の旅行者の46%が「今後1年間において、よりサステナブルな旅を心がけたい」と回答しました。これは、世界全体の71%という回答と比べると低い数値です。

先進国のなかでも日本はそういったサステナビリティへの意識が高くない傾向にあるので、これからますます情報発信が大切になると考えています。また、私たちとしても、ホテルの方々と協力しながら、いろいろな方が身近にサステナブル・トラベルに触れられる機会を増やしたいと思います。

Q. 今後、会社としてどんなことを目指していきますか?

会社として大切にしているのは、誰でも行きたい場所に行けて、その場を最大限体験できるためにサービスを拡大していくことです。私たちも、それが実現できるように何ができるのか、日々自分のポジションと照らし合わせながら考えています。しかし現時点では、日本でのBooking.comの認知度は他のホテル予約サイトに及ばない段階です。「なにそれ?」と言われることもあります(笑)

まずは、Booking.comを通して、ホテル予約以外にも色々なことができるのだと知ってもらい、年齢や仕事なども関係なく旅をしてもらい、そしてゆくゆくは、日本国内の魅力をもっともっと世界の人々に知ってもらいたいなと思います。

取材当日の様子

取材を終えて、ふと考えたこと

取材を終えて私たちが気づいたのは、私たち自身が旅行するときに、いかに環境のことが頭から抜けていたかだった。それが、日本の旅のサステナビリティに関する意識の低さや、さまざまな問題につながっていることを今回学んだので、日頃から情報に敏感になっておきたいと感じた。

また、環境負荷を減らすためには日頃使っているプラスチックの歯ブラシを竹の歯ブラシの変えるなどの小さな取り組みですらも、大切であるとを学んだ。「個人が何かを変えたとしても何も変わらない」と諦めるのではなく、一人ひとりが環境のために少しずつでも動いていきたい。そんなことを思わされた取材だった。

記事執筆者:沼田高校2年生(花田芽蕗、吉原迅、佐々木一、福島敬人、松本侑頼、髙橋明弘、宗田桃佳、中野葵、大崎柚貴、前原成美、山口雄大、藤橋穂香、黒郷美咲、大江逞、寺西涼、竹内遥人、山口琶菜、古谷実咲)

FacebookTwitter