すべての生命を「よりみずみずしく豊か」にするコスメブランドLUSH【高校生が出会ったサステナ企業・団体】
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この記事を執筆したのは、広島の「高校生たち」である。
未来を見据えた高校2年生たちが、さまざまな生き方を知り価値観を広げ、自分らしさを問う探求学習「わたしプロジェクト」。その一環で生徒たちは2023年に広島から東京を訪ね、ワクワクするようなサステナブル事業に取り組む企業に足を運び、自ら取材を行った。
高校生たちは企業と出会って何を学び、何を感じたのだろうか。
※以下、広島の沼田高校2年の生徒による記事となります
「多様性」テーマで訪れたのは……
私たちが訪問したのは、新鮮な野菜や果物を使った100%ベジタリアン対応のナチュラルコスメブランドのラッシュジャパン合同会社です。今回は、 同社の小山大作さん(ブランドコミュニケーション)、岸上真帆さん(チャリティ)にお話を伺ってきました。
すべての生命を「よりみずみずしく豊かな状態」へ
Q.ラッシュジャパン合同会社はどのような企業ですか?
ラッシュジャパン合同会社は、主に化粧品を扱う企業です。ブランド設立時からフレッシュな素材を扱っており、できるかぎりオーガニックの新鮮なフルーツや野菜をまるごと使った商品開発や製造を行ってきました。フレッシュさにこだわり、ハンドメイドで商品を製造しています。シュワシュワ溶けるバスボム、プルプルのシャワージェリー、固形のシャンプーなど、遊び心に満ちたものもたくさん取り揃えています。
ラッシュジャパン合同会社は、人も動物も環境も含め、この地球を「よりみずみずしく豊かな状態にして次世代に残す」という使命を掲げています。
お客様の手に商品が渡った後にも責任をもち、可能な限り大切な資源を同じ資源として使い続けられるよう、容器返却のプログラムを実施し、2025年6月までに「容器返却率50%達成」という目標を掲げています。この輪をお客様と共に広げていくことで、資源の循環利用に貢献していきたいと考えています。
誰もが使いやすい商品に
Q.LUSHでは新鮮な野菜やフルーツなどを使っていますが、新鮮なものを使ううえで困難なことはありますか?
野菜やフルーツなどの栽培が天候などに左右される為、安定した原材料調達ができなくなってしまうことがあることです。
Q.環境への取り組みはどんなものを行っていますか?
ゴミを減らすために商品の個包装をなくし、裸の状態で販売しています。これを実現するまでに10年以上もかかりました。
Q.多様性への取り組みを行っていると伺いましたが、実際にどんなことを行っていますか?
偏見を助長せずに、誰もが使いやすい商品名に変更しました。例えば、足の指をさらさらにするフットパウダーを、もともと『パパの足』という名前で販売していたのですが、これはパパの足のネガティブなイメージを助長してしまうので『素足のTブレイク』という名前に変更しました。
また、私たち一人ひとりが自分らしく生きられたり、権利が平等に守られたりすることも重視しています。その一環として、同性婚の法制化を求めるキャンペーンを実施しました。
感謝すること、ポジティブであること
岸上さんは、日々の生活や仕事において、感謝をすることを大切にしているとおっしゃっていました。LUSHの職場には、「失敗しても大丈夫、またチャレンジできる」という雰囲気があるため、今までたくさんのことに積極的に挑戦してきたそうです。その中でも、上手くいかなかったことはたくさんあったそうですが、それでも、自分を支えてくれた周りの人や、職場の雰囲気を作ってくれる会社の人達のおかげで乗り越えられたことがたくさんあったため、支えてくれている人への感謝をすることが1番大切だと考えたそうです。
岸上さんの感謝をすることへの大切さや実体験についてのお話を聞き、特に「1人では何もできないし、周りの人に助けられて今の自分がある」という言葉が印象に残りました。今まで社会問題について考え、取り組んできたLUSHの方でも、たくさんの人と関わりながら取り組んだり、時に失敗してもお互いに助け合ったりしているということをお聞きし、今の自分でも同感できる部分がたくさんあり、この言葉はどんな時でも大切なのだと感じました。
また、小山さんは、ポジティブさを1番大切にしているとおっしゃっていました。もし、何かに挑戦したり取り組んでいたりしていた時に失敗したとしても、それをいい方向に考えることで、失敗したという状況も変わるのではないかと考えたそうです。そのため、小山さん自身も周りの人たちが失敗したり困っていたとしても、ポジティブに考えて、その人を見守ったり支えてあげられたりするような存在でありたいと思ったそうです。
また、小山さんのお話の中では、「物事をポジティブに考えることで、いろんな事に前向きに取り組む事もでき、結果的に成果もついてくる」ということもお聞きしました。そのお話をしてくださっている時も、笑顔で答えてくださっていたり、私たちの質問を前向きに捉えられていたりしている事に気づきました。その姿から、普段からの小さなポシティブさでも周りを明るくするのだと感じました。
取材を通して
今回の取材を通して、どんな人にも偏見を持たず差別をしないことを一番に考えて行動していきたいと感じました。
例えば、セクシュアルマイノリティの方が相談しやすいような環境を作ることができるようにしておくことなども大事だと思います。そのためにも、ジェンダーやセクシュアリティを含め、多様性に関しての知識を深め多くの人に発信していくことを心がけていきたいです。