ごみからできた食品トレー、ブラジルのマクドナルド店舗で導入へ

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世界中の家庭から毎日出されるごみの量は20億トン。そのうち8割は埋立地へ、リサイクルされているのはわずか4%だ(※1)。私たちが日々、貴重な資源を惜しげもなく廃棄している現状が浮かびあがる。

こうした問題の解決策の一つとして、ラテンアメリカ最大のフードチェーンを運営するアルコス・ドラドス・ホールディングスがブラジルの20の州都にある30のマクドナルド店舗で、食品ロスや家庭ごみから作られたUBQと呼ばれる素材を使った食品トレー7,200枚を導入すると発表した。

UBQはイスラエルのUBQマテリアル社が開発した製品で、廃棄物をリサイクルしてつくられるバイオベースの熱可塑性プラスチック。埋め立て処理されるような食品やプラスチック、紙類が混じったごみが原料として使われている。特殊なプラスチックではあるが、見た目は通常のトレーにしか見えない。

これらを特殊な技術により、プラスチックへと変換し、製品化している。同社によると、ごみをそのままにせず、リサイクルして製品化することで、ごみ1トンあたり12トンのCO2削減につながるという。

 

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今後、UBQ素材を使ったトレーはブラジル全土の店舗に拡大する予定で、すでに11,000枚のトレーが製造されている。これにより、アルコス・ドラドス・ホールディングスは合計約3,700kgのCO2を削減できると試算している。

今回の取り組みに対し、同社の社会貢献・サステナブルデベロップメントディレクターのガブリエル・サーバー氏は、プレスリリースで「飲食業界のリーダーとして私たちは環境に配慮し、社会に貢献していくために、事業規模の大きさを利用していく責任がある。UBQとのパートナーシップは私たちのサステナビリティへの取り組みにおいて、業務内で限りなくカーボンゼロに近い代替品に置き換えるための新たなステップだ」と語っている。

家庭ごみについては、まず何より発生抑制を行うのが大前提ではあるが、排出されたごみの活用方法の一つとして今後の展開に注目したい。

※1 UBQ: The Most Climate Positive Material on the Marketより

【参照サイト】McDonalds Will Use UBQ in Restaurants
【参照サイト】Presentamos una nueva bandeja, ahora sustentable, en los restaurantes de Brasil
【参照サイト】Arcos Dorados in Brazil Is Serving up a New Sustainable Food Tray in its McDonald’s Restaurants
Edited by Kimika

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