メタワークとは?
メタワーク(Metawork)は、インターネット上にある多人数参加型の仮想空間(バーチャル空間)である「メタバース」に対応した働き方を意味する。
メタバースは、2024年に7,833億ドル(約88兆円)規模の市場になると見通されている。だからこそ、そんな仮想空間の中で働くこと自体にも注目され、アメリカの大手広告代理店Wunderman Thompsonのレポートでメタワークは2022年のトレンドワードの一つにも選ばれた。
メタワークは、世界経済フォーラム(ダボス会議)でも話題になっており、今後2年の間に多くの人が少なくとも仕事の一部をメタバース環境で行うのではないかと期待されている。
メタワークの事例
メタワークに大きく関わるものに、バーチャルオフィスが挙げられる。バーチャルオフィスとは、物理的な実体のない仮想空間上の事務所のこと。在宅ワークとオフィスワークの2つの働き方を組み合わせたハイブリッドワークへの移行が今後も続くと予想される中で、メタワークの重要な役割を担う。
世界的なソフトウェア開発・販売会社であるマイクロソフト(Microsoft Corporation)は、2022年にMesh for Microsoft Teamsの販売を予定している。このツールはカスタマイズされたアバターで会議に参加したり、物理的に異なる場所にいる人がホログラフィック体験を通じて共同作業に参加できたり、といった複合現実(Mixed Reality)機能や仮想環境を提供する。マイクロソフトはこの機能について「メタバースへの入口」と表している。
多国籍テクノロジー・コングロマリットであるメタ・プラットフォームズ、通称「Meta」(旧称:Facebook, Inc.)は2021年8月にHorizon Workroomsを導入。これは仮想現実(Virtual Reality、VR)でつながることで、同僚が同じ仮想ワークスペースで共同作業や創作を行うことを可能にする、バーチャルなワークスペースだ。
ブランド化された仮想ワークスペースも人気を博している。2020年5月に創業したGatherは、ユーザーに自分だけのインタラクティブな空間を構築できる機能を提供。”バーチャルな交流をより人間らしく”することを目的とするGatherが運営する仮想空間「Gather Town(ギャザー・タウン)」には連日10万人もの人々がログインし、バーチャルな会議やパーティー、ロックコンサートなどに参加しているという。
KumospaceとZ世代のスタートアップ企業Branchも、Gatherと同じような方法で、仮想空間内をユーザーのアバターが動き回り、交流することで、人間らしい交流を高めることに重点を置いている。
まとめ
メタバースのおかげで、私たちの生活や働き方、つながり方は大きく変化している。
メタワークの事例として紹介したバーチャルなワークスペースは、共同作業や創造、没入感の新しい形を生み出す仮想空間をリードしている。メタワークは、多くの人にとってハイブリッドな仕事環境を発展させるものになるかもしれない。
【参考文献】The Future 100: Trends and Change to Watch in 2022
【参照サイト】Metaverse may be $800 billion market, next tech platform|Bloomberg Profession Services
【参照サイト】People expect the Metaberse to change the way they work|World Economic Forum
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