Tag Archives: 畜産

新村先生と鶏

アニマルウェルフェアへの対話を始める場に。飼育現場を見せる“開かれた”鶏舎「Unshelled」

身近な食材である、卵。しかし、その生産現場は社会から閉じられています。2025年4月にオープンしたUnshelledは、4種類の鶏の飼育方法を見比べながらアニマルウェルフェアを学び、対話ができる場所です。

SEBASTIAN KAULITZKI/SCIENCE PHOTO LIBRARY:ゲッティイメージズ提供

飼料に混ぜるだけ。腸内細菌を整え、牛の健康もメタン削減も実現する添加物

牛のげっぷから出るメタンは、地球温暖化の原因の一つ。新たに開発された飼料添加物は、牛の腸内細菌を調整してメタン排出を大幅削減。環境保護と畜産業の生産性向上を同時に実現するかもしれません。

日本でも進む、食のエコラベル「みえるらべる」。乳・肉製品にも拡大なるか

2024年3月から農林水産省が本格的に運営する「みえるらべる」は、農作物の温室効果ガス排出量をラベルで可視化しています。まもなく、乳製品・肉製品にも対象が広がるとの議論も出てきました。

きのこ農家

工業型畜産からキノコ栽培へ。環境負荷の低い業種への転換支援プログラム

動物福祉や環境の観点で問題視されている工業型畜産は、人間の健康や農家の経済面でも課題を抱えています。そうした農家が植物性の作物を育てる農家へと転換する支援を行うアメリカの団体があります。

絶滅を止める“手がかり”を探す旅へ。自然と人間のつながりを問う、映画『アニマル ぼくたちと動物のこと』

生物が次々と減少し「6度目の大量絶滅」とも言われる現在。16歳の二人は、これに危機感を募らせていた。しかし何度デモをおこなっても現状は変わらない。一体何が足りないのか……絶滅を止める“答え”を探す旅が始まる。

世界で初めて「肉の広告禁止」をするオランダ・ハーレム市

オランダのハーレム市は、2024年から、市内での肉の広告を禁止すると発表しました。すでに、化石燃料などの広告を禁止している市はありますが、市が肉の広告を禁止するのは、世界で初めてとのことです。

植物性コンビニ

植物性の商品だけを置くコンビニ、米カリフォルニアに誕生

カリフォルニア州に、米国初の植物性食品だけを扱うコンビニがオープン。動物を苦しめる工業的畜産に課題を感じ、同コンビニを設立したバフティアリ氏は、「植物性食品の方がはるかに健康的で、環境にやさしい」と語ります。

鹿

食の選択肢を増やす。ジビエから考える「ベターミート」とは何か?

ベターミートの明確な定義はありませんが、美味しさだけではなく、食品安全や家畜の健康(家畜衛生)、快適な飼育環境への配慮(アニマルウェルフェア)、労働者の安全対策、環境保全にも配慮されて畜産されたお肉のことを指します。そのうちの一つに、「ジビエ」があります。持続可能な食の選択という視点から「ベターミート」について考えるため、愛媛の松野町にある野生鳥獣の解体処理場「森の息吹」にお邪魔し、鹿や猪などを食肉として加工している森下さんにお話を伺いました。

動物の幸福度をはかる

英スーパーが開発する、動物の「ウェルビーイング」を測定するアプリ

イギリスの高級スーパーチェーンであるウェイトローズ(Waitrose)がこのほど、農場で飼われている動物のウェルビーイングをはかるスマートフォンアプリの開発を発表しました。生産者の人々が、動物たちの心理的な状態を正確に把握できるようにすることで、農場の動物福祉を改善するものです。

Floating Farm

【現地レポート】オランダ発、水に浮かぶ都市型牧場「Floating Farm」

「牧場」と聞くとどこかの田舎に緑一面の牧草が広がっているような光景をイメージする人が多いの