ウィズコロナ時代のキーワード、「シェア」

今世紀最大のパンデミックという未曾有の世界的危機で始まった2020年。中国で初めて新型コロナウイルス感染症の症例が報告されてから10ヶ月弱の月日が過ぎようとしているが、ウイルスの脅威は未だとどまることを知らない。

ウイルスの感染拡大は、私たちの社会に大きな影響を与えた。個人の「働き方」「消費行動」「コミュニケーションスタイル」、あるいは企業の「事業内容」「広報スタイル」「ビジネス戦略」などは大きく変化。また、コロナをきっかけとして、これまで見えていなかった世界規模での社会的・経済的な分断も浮き彫りになっている。この「分断された社会」をもう一度つなげなおすにはどうしたら良いのか？どのように未来を描いていくべきなのか？──今まさに、こうした問いが「ウィズコロナ時代」を生きる私たちに投げかけられている。

ウィズコロナ時代に新たな社会を創り出すキーワードとなっているのが、「シェアリングエコノミー」だ。シェアリングエコノミーは、いま、単に新たな「経済」を生み出すだけではなく、私たちの生活と心を豊かにし、時には生き方まで変えてくれる新たな「文化」を創り出している。サービスやプロダクトのシェアを通して生まれる人の「つながり」が、ウィズコロナ時代に欠かせない価値観の一つとなっていくと考えられているのだ。

自宅から参加できる、シェアエコを学ぶ日本最大のカンファレンス

そんなシェアリングエコノミーの概念や考え方、トレンド、最新事例や企業の取り組みについて学ぶことのできるイベント「SHARE SUMMIT 2020」が11月16日、オンラインで開催される。これは年に一度、一般社団法人シェアリングエコノミー協会が主催する、国内唯一のシェアカンファレンスだ。 政府、自治体、企業、個人、あらゆるセクターが集い、毎年のトレンド、世の中の潮流に合わせて情報を共有し「シェアリングエコノミーが日本経済や消費者のライフスタイルにどう変革をもたらしていくのか」を学ぶ場として展開されている。

今年のテーマは「Co-Society（共生による持続可能な社会）」。経済再⽣担当⼤⾂の⻄村康稔氏や、サントリーホールディングス株式会社代表取締役社長の新浪剛史氏をはじめとした、シェアリングエコノミー界を牽引するゲストが登壇する予定だ。

Image via シェアリングエコノミー協会

セッションテーマの例

・Co-Society〜分断を乗り越えて、共⽣による持続可能な社会を創る〜
・シェアという思想〜ポストコロナの豊かさを再定義する〜

第一弾発表　登壇者

・経済再⽣担当⼤⾂　⻄村康稔
・サントリーホールディングス株式会社代表取締役社長　新浪剛史
・株式会社クラウドワークス 代表取締役社⻑ CEO　吉⽥浩⼀郎
・株式会社スペースマーケット 代表取締役社⻑　重松⼤輔
・株式会社ガイアックス 代表執⾏役社⻑　上⽥祐司
・株式会社タスカジ 代表取締役　和⽥幸⼦
・株式会社マクアケ 代表取締役社⻑　中⼭亮太郎
・株式会社アドレス 代表取締役社⻑　佐別当 隆志
・株式会社エアークローゼット 代表取締役社⻑ 兼 CEO　天沼聰
・株式会社ココナラ 代表取締役会⻑　南章⾏
・akippa株式会社 代表取締役社⻑CEO　⾦⾕元気
・ストリートアカデミー株式会社 代表取締役CEO　藤本崇
・ラクサス・テクノロジーズ株式会社 代表取締役社⻑　児⽟昇司
・株式会社 DeNA SOMPO Mobility 取締役　事業本部⻑　⾺場光
・⼀般社団法⼈シェアリングエコノミー協会 事務局⻑　⽯⼭ アンジュ

※プログラム・登壇者情報などは、公式サイトにて随時更新予定

こんな人におすすめ！

・シェアリングエコノミーに興味がある
・ウィズコロナでの社会や経済の変化について学びたい
・ウィズコロナ時代に自分や自分の企業ができることを知りたい
・さまざまなシェアサービスの事例を知りたい
・第一線でシェアエコビジネスを実践する人たちの話を聞いてみたい
・豊かな暮らしについて自分なりに考えてみたい

Image via シェアリングエコノミー協会

シェアリングエコノミーが「境界線を飛び越え、誰もが納得して共生できる社会経済の仕組みづくり」や「豊かさを享受できる持続可能な社会モデル」にどう貢献できるのかをじっくり学ぶ一日には、きっと新しい発見が詰まっているはず。今回はオンライン開催で、世界中どこからでも気軽にアクセスできるのも魅力。興味のある方はぜひ参加してみてほしい。

開催概要

【参照サイト】SHARE SUMMIT 2020
【参照サイト】日本シェアリングエコノミー協会