IDEAS FOR GOODは、世界中の希望あるアイデアや実践を届けることで、多くの方々と共に「より良い社会」の姿を模索してきました。しかし今、刺激的な情報を優先するアルゴリズムが台頭し、生成AIの登場はその流れを加速させています。AIが差別や偏見を学習し、既存の格差を再生産してしまう危険性もみえてきました。
さらにその土台では、かつて「正しい」と信じられた基準やルールが急速に揺らぎ、複雑な課題に対して「正解」を探すことではなく、その前提を問い直すことが求められる時代となっています。正しさそのものを“解(ほど)く”ことによって、新しい視点や対話を生み出し、未来の選択肢を広げていくことが必要なのです。
こうした視点に立ち、IDEAS FOR GOODは2025年、「新しいメディアのかたち」を目指してクラウドファンディングを実施。多くの読者の支援を受けて、より共創型のメディアづくりを描き始めました。
編集部が正しさを“解く”ためには、一方的に「ほしい未来」を提示するのをやめ、社会を巻き込んで一人ひとりが共同編集者となって対話し、共に問いをつくる場が欠かせません。それを体現しているのが、初開催となる本イベント「みんなの編集会議」です。
普段、記事をお届けする中で、編集部が常に議論しているのは、「どんな問いを、なぜ今、IDEAS FOR GOODというメディアが届けることで社会がより良くなるのか」という観点。読者の皆さんの心に届く一編の記事の裏側には、いくつもの問いや視点を重ね、企画へと落とし込んでいくプロセスが存在します。
しかし、その視点にも限界があることを私たちは身をもって実感しています。取材やイベントを通じて出会う多くの読者の方々が、一つのテーマであっても編集部とは異なる立場や切り口から考えやモヤモヤを抱いていること、それらが記事をより豊かにしてくれる可能性がみえているからです。
みんなの編集会議では、そんな読者のみなさまと共に、一つの問いをさまざまな視点から議論し、今社会に届けるべき記事の骨子となる要素を見出していく場です。
実際の記事制作プロセスには、できる限り多くの問いや視点を持ち寄る「発散型」の時間と、それを具体的な形へと絞り込んでいく「着地型」の時間という2つのフェーズがあります。今回のみんなの編集会議では、編集部が議論したいと考えているテーマをもとに、いくつかの記事候補へと具体化していく「着地型」の回です。

今回のみんなの編集会議 Vol. 01では、IDEAS FOR GOODの特集「働くと社会」に光を当てます。2026年7月に開始したこの特集を通して、「働きやすい会社とは何か」だけではなく、その会社の評価制度や意思決定、利益の分配、雇用のあり方が、ひるがえってどんな社会をつくっているのかを考えてきました。だからこそ、「働く」は会社員だけの問題ではありません。企業、地域、家族、ケア、経済、民主主義までつながる社会の問いでもあるのです。
そんな視点に立ち、みんなの編集会議ではこんな問いかけを発端に議論していきます。
現代の「はたらく」はどんな社会を生んでいるのか?
そもそも「働く」とは。組織・社会のガバナンスを見つめ直す。
単に「個人の働き方」やライフスタイルを考えるだけでなく、そもそも「はたらく」「しごと」とは何なのか。そこにある個人差はどんな多様性があるのか。働きやすさとは、楽であることか仕事の意味を感じやすいことか。もし生活のために働く必要がなくなったとしても、人は仕事を続けるのだろうか。「維持」と「挑戦」の業務を平等に評価することはできるのか……。
そんな、個人にとっての働き方が社会に与える影響や、逆に社会の構造が形作っている働く環境への問いについて、社会的な視点から「問うてみたいこと」を出し合い、記事案へと落とし込んでいきます。
専門的な編集スキルや経験は必要ありません。そして、編集部からも専門的なスキルを伝授するわけではありません。互いに一つの問いに対して、同じように問いを持ち寄る個人として集まり、それを記事というアウトプットに向けて研ぎ澄ませていく過程に、ご参加しませんか?
※ 当日生まれた企画案は、今後のIDEAS FOR GOODの記事企画の参考にさせていただく予定です。なお、すべての企画の記事化をお約束するものではありません。
▶︎お申し込みはPeatixより
こんな方におすすめ
- IDEAS FOR GOODの企画づくりや編集プロセスを体験してみたい方
- 「働くこと」と「社会」の関わりについて、自分なりの視点や問いを深めたい方
- アイデアや思考を、具体性のある形に落とし込むプロセスに興味がある方
- 少人数での深い議論や、問いを深める過程に関心がある方
- 他の参加者の異なる視点に触れ、自分の視野を広げたい方
当日の流れ
19:00-19:10 はじめに
19:10-19:20 書く|個人・社会の視点で「問うてみたい」ことを書く
19:20-19:50 話す|他者の視点を知る、重複や緊張の関係を見つける
19:50-19:55 休憩
19:55-20:15 絞る|なぜ今、なぜそれを、IDEASが届けるべきなのか
20:15-20:25 開く|誰に、どう届けるのか
20:25-20:30 おわりに
開催概要
日時:2026年9月7日(月)19:00〜20:30(開場 18:55)
場所:Zoom
参加費:1,000円
持ち物:社会を主語において見えてくる「はたらく」「しごと」をめぐる記事の切り口のアイデア
定員:12名(1グループあたり2〜3名でじっくりワークを行います)
申込:Peatixよりお申し込みください





