All posts by Natsuki

世界には、ゴミもうんちも存在しない。“嫌われ者”から未来を紐解く「ゴミうんち展」【レポート】

六本木で2025年2月まで開催される「ゴミうんち展」。なぜそれは忌み嫌われるのか?と問いかけてみると、モノ・コトの循環は私たちの見方次第だと分かってきました。ハッとする気づきに溢れた展示を紹介します。きっと身の回りのモノの見方が変わるはずです。

人間以外の生物が、街をデザインしたら?植物やきのこの住処「Urban Reef」が都市環境を再生

都市を緑化するのは、人間それとも他の生き物でしょうか…?オランダのデザイナー二人組・Urban Reefは、「人間ではない」存在により都市が緑化される方法を見出し、生態系の一部を可視化しているのです。

「値段は消費者が選べます」The Ordinaryが商品価格の“3択制”を試行

物価高が続く中、スキンケアブランド・The Ordinaryは「値段の3択制」によって経済的な状況に関わらず、誰でもスキンケアができる機会を生み出しています。その背景には、同社の理念とインフレの現状に対する課題意識がありました。

リサイクルではなくリユースへ。SHIROが使用済みガラス容器の回収を実証試験

コスメブランドSHIROが「リユース」に向けて、2024年10月31日まで同社の使用済みガラス容器の回収を行なっています。回収コストや香りの付着など様々な壁を、協働によって乗り越えようとしています。

修理のハードルを下げる。ウェブ完結型の衣類お直しサービス「MENDED」

循環型に向けて重要な「リペア」。しかしブランドが回収・修理インフラを整えることは難しく、市民にとってもわざわざ回収場所まで持って行く時間の余裕はない……そこでファッション業界では、服の回収・修理・返送を担う企業「MENDED」が注目を集めています。

雑草採集から暮らしの“十分さ”を測り直す、台湾のアートチーム「Weed Day」

雑草のお茶やアートを作ることで、自然と人間の関係を紡ぎ直すアーティストがいます。台湾の二人組、Weed Day(雜草稍慢)です。創設者を取材し、活動背景や生態系と調和した暮らし方について聞きました。

室内ではページが真っ白?「外でしか読めない絵本」が問う、自然とデジタルのバランス

室内で見ると真っ白な絵本。ところが、太陽のもとで開いてみると鮮やかな物語が浮かび上がるのです。デジタル社会で生きる子どもたちを、楽しさと共に自然界に連れ出してくれる絵本がブラジルで登場しました。

アメリカで登場した「脱成長」の研究機関。経済大国から行き過ぎた資本主義を問う

2024年10月にアメリカで設立された「脱成長」の研究機関。長らく経済をけん引してきた大国から、持続可能な社会に向けてどんな議論が生まれているのでしょう。創設者に話を聞くと、実は市民の反応はポジティブなのだと言います。

100%の風力輸送を目指して。世界最大級の帆船・Anemosが、大西洋を初横断

世界全体の二酸化炭素排出量のうち、航空と同等の3%ほどを占める貨物輸送。国を超えた物流を持続可能にする一つのアイデアが「帆船」です。2024年夏、大型帆船・Anemosが大西洋横断に成功しました。次の時代における輸送の選択肢となるかもしれません。

服を縫製する人の存在を、指紋で可視化するブランド「HUMAN TOUCH」

服を作るのに、どれほどの手間がかかるのか……それを“指紋”によって表現したブランドが「HUMAN TOUCH」です。服についた黒いインクの指紋そのものが、デザインとなるのです。創設者はブランド立ち上げにあたり、労働の意義を問う強い想いを持っていました。

泥水を飲み水にするペットボトルキャップが、水不足の地で暮らしを潤す

水不足が深刻なコロンビア。インフラの整っていない地域では、2つのペットボトルをつなぐ、フィルター付きの小さなキャップが泥水を飲み水に変えることで人々の暮らしを支えようとしています。この技術は、災害時にも役立つかもしれません。

エコストア全国100ヶ所で洗剤量り売りを自動化へ。日本初の試み

近所で、もっと気軽に量り売りができたら……そんな悩みの解消に、一歩近づくかもしれません。エコストアが、自動で洗剤をリフィルできる機械の導入を発表。気軽に量り売りができる社会への一歩となるでしょうか。

フランスで気候科学者が天気予報を解説。毎日の天気が気候変動を考えるきっかけに

フランスの天気予報番組に、気候科学者が登場しました。明日の天気から気候変動について考える日常的な機会となっているのです。一方、日本でも気象予報士が立ち上がりました。毎日の生活から気候変動と向き合うことは、当たり前になっていくでしょうか。

【視察レポ後編】アジアを代表する循環ビジネスの今を知る。台湾のサーキュラー・ソーシャルデザインに会いに行く旅「Repair Our Futures」

2024年6月に開催した、台湾のサーキュラー・ソーシャルデザインに会いに行く旅。テーマに「Repair Our Futures〜つなぎ直す未来〜」を掲げた3泊4日の旅の学びをレポートします。国をあげてデザインの力を推進する台湾では、どんな事例が生まれているのでしょうか。

【視察レポ前編】アジアを代表する循環ビジネスの今を知る。台湾のサーキュラー・ソーシャルデザインに会いに行く旅「Repair Our Futures」

2024年6月に開催した、台湾のサーキュラー・ソーシャルデザインに会いに行く旅。テーマに「Repair Our Futures〜つなぎ直す未来〜」を掲げた3泊4日の旅の学びをレポートします。国をあげてデザインの力を推進する台湾では、どんな事例が生まれているのでしょうか。

「再生型ビジネス」戦略の6分類と、実現への懸念とは?生態系として捉えた“本当の再生”へ

ビジネスの環境負荷をゼロにするだけでなく、事業によって自然環境を回復させる取り組みが広がっており、これは再生型ビジネスと呼ばれます。ある研究がまとめた、その分類や既存の取り組みを紹介します。一方、再生型に潜む懸念点と忘れてはならない「視点」もあるのです。