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インテレクチュアル・ダークウェブとは・意味

インテレクチュアル・ダークウェブとは

インテレクチュアル・ダークウェブとは?

インテレクチュアル・ダークウェブ(Intellectual Dark Web)は、特定の主張を持つ科学者や教授、TVホストで構成されるインターネット上のネットワークのことだ。もともと「ダークウェブ」とは、検索エンジンで探しても出てこず、特定のアクセス手段を持ってのみ通信が可能ないわゆる「闇サイト」のことを指しているが、インテレクチュアル・ダークウェブの場合は、その主張がポッドキャストやソーシャルメディアなどで一般大衆に広く届くようになっている。

このネットワークに所属するとされるのは、アメリカの生物学者ブレット・ワインスタイン氏、その弟で経済学者のエリック・ワインスタイン氏、政治系トークショーホストのデイブ・ルービン氏、哲学家でフェミニズム論客でも知られるクリスティーナ・ホフ・サマーズ氏など。いずれも、人種や性別、性的指向や政治的所属が(公表されている限り)異なる人々である。にも拘わらず、彼らは下記のような共通の主張(※1)を持っているとされる。

  • 男性と女性には生物学的な違いがある
  • ポリティカル・コレクトネスによって言論が統制されている
  • アイデンティティ政治(※2)は、アメリカの社会構造に対する脅威である

人類学や統計に基づいて人々の行動や役割を分析する、というのは現代だと差別的な行為だと思われかねない。たとえばクリスティーナ・ホフ・サマーズ氏は、男女の賃金格差の背景には、女性が高賃金の仕事を選ばない傾向にあることだと論じ、批判を浴びている。

しかし、科学的な証拠やファクトは社会課題を語る上でなくてはならないものだ。特定のアイデンティティのためだけに、不平等論を作り出してはいけない。インテレクチュアル・ダークウェブはアメリカを中心に存在感を増しており、議論が行われている。

※1 ニューヨークタイムズ | Meet the Renegades of the Intellectual Dark Web より
※2 社会のなかで不当な扱いを受けるジェンダー、人種、民族、性的指向、障害などの特定のアイデンティティに基づき、集団の利益を代弁して行う政治活動。

【参照サイト】The “Intellectual Dark Web” Is Nothing New
【参照サイト】Yes, The Intellectual Dark Web Is Politically Diverse