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渋谷発!障がいのある人と学生が共創で生み出したパブリックデータ「シブヤフォント」【高校生が出会ったサステナ企業・団体】

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シブヤフォント

この記事を執筆したのは、広島の「高校生たち」である。

未来を見据えた高校2年生たちが、さまざまな生き方を知り価値観を広げ、自分らしさを問う探求学習「わたしプロジェクト」。その一環で生徒たちは2022年に広島から東京を訪ね、ワクワクするようなサステナブル事業に取り組む企業に足を運び、自ら取材を行った。

高校生たちは企業と出会って何を学び、何を感じたのだろうか。

※以下、広島の沼田高校2年の生徒による記事となります

「福祉と障害」テーマで訪れたのは……

私たちが訪問したのは、東京都渋谷区にある一般社団法人シブヤフォント。渋谷区や、区内の障がい者支援事業所、桑沢デザイン研究所の教員らによって運営されている団体で、渋谷でくらし・はたらく障がいのある人の描いた文字や絵柄を、渋谷でまなぶ学生がフォントやパターンとしてデザインした渋谷区公認のパブリックデータを扱っている。2016年度より始まったシブヤフォントには現在、500種以上のデータがあり、さまざまな商品に採用されるなど、国内外から注目を集めている。

Tシャツやトートバックのユニークなデザインを通して、障がいのある人の活動を知ってほしい。より多くの人に渋谷を好きになってもらい、「シティプライド」を感じてほしい。こうした願いがシブヤフォントに託されている。

私たちは、「誰でも生きやすい社会とは何か?」という問いを胸に、シブヤフォントの共同代表である磯村歩さんに話を伺った。

シブヤフォント

世界のどこかで、個性豊かなデザインが生まれていること

個性豊かなシブヤフォントは、どのように作り出されているのだろうか。磯村さんは「学生が障がい者支援事業所に訪問し、障がいのある人と一緒に創作活動をしたり、障がいのある人が描かれた原画を元に、パターンやフォントにしたりしています」と語る。学生が出会う障がいのある人々は、紙に書いたり、時には針金や粘土などといった素材を使ったりして、内側から湧き出るイメージを形にしているという。

また、障がいのある方とのコラボレーション以外に、地域の子どもとデザイナーが一緒にフォントのパターンを作り出すこともあるそうだ。

原画

原画

商品になったデザイン

商品になったデザイン

これからシブヤフォントがしてみたい挑戦としては、誰にでも知られているようなブランドに採用されることだと言っていた。また、渋谷だけでなく富山、広島、大分など他の地域でもフォントやパターンを作る「ご当地フォント」事業もスタートさせ、活動を全国に広げているという。

障がい×デザインの力を広げていくために

今回の取材を通して、障がいを持っている人にしかできないことがあるということや、障がいを持っている人ならではの視点があるということなどについて学ぶことができた。また、そもそも障がいを持っている人と、デザインを学ぶ学生が共同で作品を作るという新しい働き方があることを知ることができたこと自体も良い機会だと感じている。

デザインには、人の心を大きく動かす力がある。このような活動を全国に広げるために高校生の私たちにできることは、デザインや障がいについてもっと深く知るためリサーチしたり、知ったことを身近なSNSなどを使って情報発信することではないかと考えた。

この記事を読んで、誰でも生きやすい社会について考えることはできただろうか。「自分に出来ることはなんだろう」という問いを持つことが、大切な一歩かもしれないと私たちは思っている。

記事執筆者:沼田高校2年生(常岡優娃、池田鼓太郎、濱安紗江、村上結菜、有田享平、小田遥、湯川瑠依、藤原望苗、東楓、松村安土、二反田佳香、岡ゆくの、千日華生、佐々木花純、高橋雅、手島柚希)

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