サイクリングしながらドライブスルーで飲み物ゲット。グッドニュース5選【2026年5月後半】

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社会をもっとよくする世界のアイデアマガジン、IDEAS FOR GOODの編集部が選ぶ、今月の「ちょっと心が明るくなる世界のグッドニュース」。前回の記事では、手話で伝え合う恋愛リアリティ番組や肉球スタンプで出てくる日焼け止めなどを紹介した。

日々飛び交う悲しいニュースや、不安になる情報、ネガティブな感情ばかりを生む議論に疲れたあなたに。世界では同じくらい良いこともたくさん起こっているという事実に少しのあいだ心を癒し、また明日から動き出そうと思える活力になれば幸いだ。

愛に溢れた世界のグッドニュース5選

01. 充電の回数を2週間に1回に?省電力半導体省電力半導体

スマホの電池残量を見て、焦ってモバイルバッテリーを取り出す。「そんなに使ってないのに」「暑いから減りが早いのかな」「今日のイベントはスマホチケットだから充電が切れたら困るんだけど……」そんな“スマホバッテリー問題”という小さなストレスに、とある半導体が光を差そうとしている。

東北大学発のスタートアップ「パワースピン」は、コンピューターやAI機器に使う半導体の消費電力を減らす技術を開発している。現在のコンピューターは、作業中のデータを保つために、使っていない間も電気を流し続ける必要がある。一方、パワースピンが取り組む「スピントロニクス省電力半導体」は、電源を切ってもデータが残る仕組みを使う。そのため、常に電源を入れる必要がなくなり、使わないときの電力を大きく減らせるという。

公式サイトでは、この技術について、十分な演算性能を実現しながら「1/100以下」の低消費電力で動くことが特徴だと説明している。この半導体を紹介していたTV番組『アンパラレルド~ニッポン発、世界へ~』内では、この技術が進んだ先の例として「今のスマホを1回充電すれば、性能を10倍に上げても2週間は持つ」という未来像も紹介された。

私たちが意識していないところでも、デジタル機器は電力を使い続けている。だからこそ、使っていない時間の消費を減らす技術は、未来の暮らしを支える存在になりそうだ。

【参照サイト】パワースピン株式会社|Power Spin Inc.
【参照サイト】スマホ充電が2週に1回でOKに!? 日本がリードする省電力半導体に驚きの声「明るい未来が見えた」|マイナビニュース

02. ネット書店の裏で、独立系書店が増加中

本を買うなら、クリックひとつで済む時代。街中で、小さな書店が閉店の貼り紙を出しているのを見て、寂しくなったことがある人もいるだろう。そんな中でも希望となるのが、アメリカのこちらのニュース。実は、アメリカでは、まちの独立系書店が密かに増えているというのだ。

The Guardianは、2025年には約422店の独立系書店が新たにオープンしており、これは2024年から31%増えたことを紹介。これまでAmazonや大手チェーンが小規模な店を圧迫していると言われてきた一方で、独立系書店が復活の兆しを見せているのだ。

また同記事は、独立系書店が持ち直してきた背景として、小さな店が地域とのつながりを持ちやすいこと、チェーン店では扱いにくいニッチな本を置けること、意思決定が早く、顧客に合わせて柔軟に動けることなどを挙げている。大きな企業が効率を重視しがちななか、小さな店は地域との関係性や、その場所らしさを育てているのだ。

人とのつながりや偶発的な出会いなど、「便利」「効率的」だけではない価値を生み出している本屋は、ただ本を売る場所ではない。顔の見える小さな店が残ることは、地域に余白を残すことなのかもしれない。

【参照サイト】Independent bookstores make quiet comeback as big chains dominate retail
【参照サイト】Independent Bookstore Day 2025 Sees Record Interest|American Booksellers Association

03. サイクリングの途中で快適にコーヒーが買える、自転車用ドライブスルー

ドライブスルーの便利さを、そのまま自転車の街に適用したらどうなるだろう。車ではなく、自転車に乗る人を主役にしたコーヒー体験が、オランダで生まれている。

オーツミルクブランド・Oatlyがアムステルダムで立ち上げたのは「OATLY Bike-Thru Pop Up」。サイクリスト向けのドリンク店のポップアップだ。利用者は自転車から降りることなく、飲み物の注文、支払い、受け取りを行うことができる。

この期間限定のインスタレーションは、2026年6月7日まで開催されており、サービスカウンターへ直結する専用の自転車レーンが設けられている。従来のドライブスルーは自動車向けに設計されているため、自転車利用者が利用しづらかったり、そもそも利用できなかったりすることが多い。今回の取り組みはその障壁を取り払った形だ。

車から自転車へ。移動手段の変化に合わせてサービスを編み直すことで、街はより自分たちに馴染むものへと変化していくのではないだろうか。

 

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【参照サイト】OATLY Bike-Thru Pop Up|ClassPass

04. 日記を書くと、知らない誰かの「今日」が届くサービス

「知らない誰かも同じ今日を生きていた」と感じられたら、少し心がほどけることがある。

『日とと記』は、「日記を書くと、他のだれかが書いた日記が届く」WEBサービス。公式ページでは、「いいねもフォローもなく、ただ書いて、ただ読むだけ」のものだと説明されている。

自分が書いた日記はいつでも見返すことができるほか、投稿画面で「この日記を届けない」にチェックをつけると、その日記は自分の手元にだけ残る仕様。自分の日記も誰かに届くことがあるが、そのときは「だれかの日記」として届き、自分が書いたことは知られないという。

つながることを急がず、評価されることも求めない。そんな「同じ今日を生きる気配に触れる」場所があるだけで、インターネットはもう少しやさしい居場所になれるのかもしれない。

【参照サイト】日とと記|ひととき

05. 日本全国の有人離島トレカが話題

日本にはいくつもの離島があるが、私たちはその多くを知ることなく生きている。

そんななか、ゼンリンは、地図がデザインされた文具や雑貨を販売するブランド「Map Design GALLERY」から、日本全国の有人離島をデザインしたトレーディングカード「Map Design GALLERY CARD/有人離島」を展開。第1弾、第2弾に続き、2026年3月6日には第3弾が発売され、累計販売枚数は12万枚を突破した。

カードの表面には建物・道路・等高線の入った離島の地図をベースに、住所や島名といった基本的な情報から人口・面積・人口密度などの情報まで記載。裏面には島のシルエットのみを表記し、スケールや等高線をヒントとして残している。人口100人以上はC、10〜99人はU、1〜9人はRと、人口に応じた3種類のレア度も設定されている。

これまで知らなかった離島も、手のひらサイズのカードになれば、その名前や輪郭にふと親しみが湧くようになる。このカードは、まだ行ったことのない場所との最初の出会いであり、手の中の小さな島への憧れを育むための冒険の地図なのかもしれない。

【参照サイト】日本全国の有人離島をトレーディングカード化 好評シリーズの第3弾、3月6日(金)より発売決定!~累計販売枚数は12万枚を突破~
【参照サイト】Map Design GALLERY CARD/有人離島|ゼンリン/Map Design GALLERY

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