All posts by Ellis
韓国の気候変動対策に違憲判断。アジアで初めての歴史的判決
韓国で将来世代の権利侵害防止を目的に4年におよぶ訴訟が行われた結果、政府に現在の気候変動対策の見直しを命じる判決が下されました。これはアジア初の歴史的判決です。
IKEAが中古家具だけを売るサイト「Preowned」をオープン。顧客間で自社製品の再販が可能に
IKEAが自社製品の中古品だけを販売するサイト「Preowned」をローンチしました。マドリードやオスロで試験運用が開始されているこのサイトは、2024年末までには世界中で展開される予定です。
電気配送車両か補助金か。配送業者が選んで受け取る、ベルギーの“脱炭素物流”支援
eコマースの普及や、再配達の増加などによって、配送業者の負担や配送に関わる環境負荷が大きくなっています。ベルギー・ゲントは脱炭素化を目指す過程で、配送業者に「自転車か補助金か」サポートの形を選んでもらう仕組みづくりを始めました。
文化遺産を「嗅覚」で保存。ポーランドに誕生した、香りの図書館
もし特定のモノの歴史を、嗅覚で楽しむことができたらどうでしょう。美術品や工芸品などの「香り」を未来に受け継ぐためのプロジェクトがポーランドで始まりました。
親のSNS動画に出演させられた、子どもにも報酬を。米・イリノイ州の法律で義務化
親がインフルエンサーである子どもは、そのリスクを知らずに動画に出演していることがあります。そんな子どもたちに報酬を分け合うよう、親に命じる法律がイリノイ州で施行されました。
スマート・アーバニズムの最前線。アムステルダムの公共交通が大気汚染の「監視装置」に
都市で深刻化する大気汚染。その影響はすべての地域に平等にのしかかるわけではありません。アムステルダム市は公共交通機関にセンサーを付け、まずはその状況をデータで明らかにする取り組みを始めました。
古代の技術で、電気なしの涼しさを。ハチの巣にヒントを得たインドの建築技術
熱波が各地を襲い、エアコンの使用は避けられなくなっています。一方、エアコンを使用すると環境負荷が大きくなってしまう……そんな問題を解決すべく、インドの企業がヒントを得たのは「自然」そして「古代の技術」でした。
孫を世話する祖父母にも育児手当を。スウェーデンの新たな福祉制度
2024年7月1日、スウェーデンでは「祖父母手当」を盛り込んだ新法が施行されました。共働きの両親が多くなった現在、子育ての一部を担う祖父母の負担を考え、導入されたものです。
エコ行動で、特典もらえます。観光客に責任ある旅を促す、コペンハーゲンの「CopenPay」
世界で問題になっている、オーバーツーリズム。デンマークのコペンハーゲンで考えられた対策は、観光客の行動を制限するのではなく、「特典」を与えることで、街のためになるアクションに参画してもらうというものでした。
DVから逃れて安心、じゃない。IKEAの展示が問う、家庭内暴力とホームレス問題の関係
世界中で問題になっている「家庭内暴力」。そこから逃れた人々は、経済的な理由からその後も苦しい生活を送ることがあります。IKEAがその苦悩について認知を広めるキャンペーンを始めました。
ロンドン各地の「自動車制限エリア」が市民を健康に。地域経済も活性化
ロンドンにはいくつかの交通量制限地域が設置されています。これらの地域では、徒歩も自転車も安全。環境問題と住民の健康問題にアプローチし、経済的な効果も生んでいるようです。
「白い屋根」がエアコンの代わりに?色で室内を冷やすインドネシアの技術
湿度が高く、夏に熱波が来る地域ではエアコンが欠かせませんが、経済的な理由からエアコンが設置されていない場所も多くあります。そこで暑さを緩和するためにインドネシアの企業が考えたのはいたってシンプルな策でした。
スタジアムの興奮を“振動”に。聴覚障害のあるサポーター向け「歓声に触れる」ウェア
スポーツ観戦では、ただ試合を観るだけではなく、会場の熱気を感じることで気持ちがさらに高まります。しかし、聴覚障害がある人々は、スタジアムの興奮を十分に感じ取れないこともあります。そこで英国のサッカーチームが開発したのは、ある工夫を施したTシャツでした。
旅をしながら働きたい親のために。家族コミュニティで世界をめぐる「トラベリング・ビレッジ」
世界各地をめぐりながら、働きたい。でも子どもができるとそう身軽には動けない──そんな悩みを抱えたデンマークの起業家夫婦が、複数の家族で旅をする「トラベリング・ビレッジ」を立ち上げました。
幸せじゃなければ休んでOK。中国の企業が設けた年10日間の「不幸休暇」
「会社のために身を粉にして働く」そうした姿勢に疑問を持っている人も多いかもしれません。中国のとある小売企業の社長は、従業員の幸福のために「不幸休暇」を導入すると発表しました。その会社は大規模な事業拡大なども考えていないと言います。
先住民の声を取り戻す。カナダ初代首相邸宅を「脱植民地化」、もう一つの歴史を伝える場に
カナダのオンタリオ州にある、初代首相の邸宅。ここではカナダ建国の歴史が祝う展示が開催されてきましたが、2024年にリニューアルされると、そこで暮らしていた先住民や女性たちから見た歴史が同時に語られるようになりました。