All posts by Megumi

世界初、海に浮かぶ銀行。災害時に備える、トルコの次世代インフラ

トルコ最大の民間銀行イシュ銀行が、イスタンブールで世界初の浮遊型店舗「イシュ・ヴァプル」を公開。通常時はカフェや書店を備えた文化拠点として機能し、地震などの災害時には300人を収容する避難所や診療所、13窓口の銀行拠点へと変貌します。2023年の大地震の教訓を活かした、次世代の防災インフラのあり方を探ります。

窓から「3本の木」が見える幸せを、国の基準に。健康をデザインするオランダの都市計画

オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)が、公衆衛生向上のための公共空間設計指針を策定。全世帯から緑が見えることや、200m以内に遊び場を設けるなどの数値を「国家基準」として制度化しました。孤独や運動不足を環境から解決する、オランダの「健康をデザインする」都市計画に迫ります。

今こそ、火災と生きる知恵を。南仏・マルセイユで始まった、住民が自ら街を守る「火の学校」

フランス・マルセイユで始まった「火の学校」。大規模火災を経験した住民たちが、消防に頼り切るのではなく、自らの手で家を守る「自己防衛」の知恵を学んでいます。災害のトラウマを「学び」と「文化」へ変える、気候変動時代の新しいコミュニティのあり方を探ります。

スーパーや病院まで、家から何分かかる?英政府が100メートル単位で可視化した「移動しやすさ」の地図

英国運輸省が、国内全域のアクセシビリティを100m単位で可視化する「コネクティビティ・ツール」を公開。目的地への「到達しやすさ」を数値化することで、自動車依存を脱却。生活に必要なサービスを住民の近くに配置する「人間中心の都市設計」をデータで裏付けます。

2026年の鍵を握るのは?適応、AI、ローカル、脱成長──2025年の変化から読み解く

2025年は、適応、AI、ローカル、脱成長といった言葉が、理念ではなく「現実の選択肢」として語られ始めた一年でした。そこにあったのは、明快な答えではなく、増え続ける問い。しかし問いが増えたということは、世界を捉える解像度が上がったということでもあります。2025年に現れた兆候から、私たちは2026年をどう読み、どんな選択肢を描けるのでしょうか。

「1日2,000W」の電力でも、我慢しない暮らしはできる。スイス・チューリッヒで10年続く社会実験

我慢だけでは「エコな暮らし」は続かない。スイス・チューリッヒで10年続く社会実験が目指すのは、「システム」がつくる2,000W(ワット)社会です。現地で見えてきた可能性と限界とは?

北ロンドンの「修理と再利用」最優先の15年戦略。リサイクルはあくまで“最終手段”

英・北ロンドンが2040年に向けた新廃棄物戦略を発表。「リサイクルは最後の手段」とし、修理と再利用を最優先する方針を掲げました。EUなどで進む規制を念頭に、国や企業へ製品寿命の延長や責任強化を強く求めています。

「気候不安」に寄り添うメンター、フィンランドの高校で導入

「自分の好きなこと」が、気候変動を止める力になるかもしれない。フィンランドのラハティ市で始まった「気候メンター」は、若者の不安に寄り添い、一人ひとりの興味やスキルを行動へと繋ぎます。アートやビジネス、どんな分野からでも未来はつくれる。その希望の育て方とは?

効率化が生むのは、進歩か、それともさらなる消費か。AI時代の「ジェボンズのパラドクス」 

なぜ、省エネ技術が進歩し、あらゆる物事が効率化されても、世界のエネルギー消費は減らないのか?その答えは、150年前に蒸気機関と石炭を巡って指摘された「ジェボンズのパラドクス」にありました。かつて、このパラドクスは児童労働をなくすほどの「社会の進歩」を支えましたが、現代ではAIという最新技術にもその影を落としています。この記事では、経済成長の「質」そのものを問い直し、パラドクスを超えるための道筋を探ります。

この本、AIではなく人間が書きました。「文学のオーガニック認証」が英国で始動

英国で、人間が書いた本を証明する「オーガニック文学」認証がスタート。AIが書いた本が溢れる時代に、人の手による物語の価値を守る試みです。AIを全否定するのではなく、共存の道を探る新たな基準。これからの創作はどう変わる?

給与の「公平性」は何によって測られる?昇給連動モデルとニーズベース給与が投げかける問い

努力では測れない“フェア”のかたち。経営層の昇給を従業員と連動させる「昇給連動モデル」、そして生活の実情に応じて支払う「ニーズベース給与」──この二つの新しい考え方から、公平性が担保された働き方を改めて考えます。

アイルランドが、芸術家向けベーシックインカムを恒久化。アーティストの「不安定な生活」に終止符を

「好き」を仕事にすることの裏側にある、経済的な不安。アーティストが直面するこの根深い課題に、アイルランドがベーシックインカムという答えを示しました。試験導入の成功を受け、恒久化が決まったこの制度は、参加者のウェルビーイングを向上させ、創造性を支える社会のあり方を問いかけています。

スイスで標高1,000メートルの「食べられる森」が誕生。気候変動に適応する実験林へ

スイス西部の町ラ・ショー=ド=フォンに誕生したのは、ヨーロッパでもっとも高所にある「食べられる森」。嵐で失われた木々をきっかけに、市が主体となって進めるこのプロジェクトは、気候変動への適応策として注目を集めています。

子どもに「スマホなしの幼少期」を。英国で14万の家族が署名した社会ムーブメント

我が子にスマホを持たせるべきか。多くの親が抱えるその葛藤は、英国社会を動かすムーブメントになりました。子ども時代というかけがえのない時間を社会全体で守ろうとする取り組みです。

父親にも“弱さ”を出せる場所を。LAで広がる「Dads Coffee Club」

「家族を支える存在であれ」「弱音を吐かないことが男らしさ」そんな価値観が今も父親たちを縛っていないでしょうか。
ロサンゼルスでは、子どもと一緒に集い、コーヒーを飲みながら語り合う父親たちの小さな輪が生まれています。

「すぐ着られなくなる」を解消。ゴアテックスが始めた、子ども用高機能アウターのサブスク

すぐ着られなくなる子ども服、どうしてる?
ゴアテックスが始めたのは、子ども服を”所有しない”サブスク。月額制で高品質なアウターを借りられ、サイズが合わなくなったら交換可能。経済的で環境にも優しい、子育ての新しい選択肢になりそうです。