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“足元から”色鮮やかな地球を残すために挑戦し続ける「Allbirds」【高校生が出会ったサステナ企業・団体】

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Allbirds店内

この記事を執筆したのは、広島の「高校生たち」である。

未来を見据えた高校2年生たちが、さまざまな生き方を知り価値観を広げ、自分らしさを問う探求学習「わたしプロジェクト」。その一環で生徒たちは2022年に広島から東京を訪ね、ワクワクするようなサステナブル事業に取り組む企業に足を運び、自ら取材を行った。

高校生たちは企業と出会って何を学び、何を感じたのだろうか。

※以下、広島の沼田高校2年の生徒による記事となります

「スポーツとアパレル」テーマで訪れたのは……

私たちが訪問したのは、「世界一履きやすいシューズ」で知られるスポーツアパレルブランドAllbirds。同社は、「ビジネスの力で気候変動を逆転させる」ことを目指し、天然由来でサステナブルなシューズや、そのほかのアパレル製品を作っている。

環境への影響(カーボンフットプリント)を減らすために、素材調達から廃棄に至るまでのライフサイクルを5つの段階に分けているAllbirds。各段階での排出量を測り公表したり、同業他社であるアディダスとコラボをしたりと、オープンな姿勢で環境配慮に取り組むブランドだ。

私たちが気になったのは、「シューズと環境の関係性」だ。ビジネスの力で気候変動を逆転させるために、具体的にどのようなことをしているのか。また、働くことのやりがいは何か。実際に同社で働いている蓑輪光浩さんと森松永さんにインタビューをしてみた。

Allbirds店内

色鮮やかな自然を残すためのものづくり

Allbirdsは、2030年までにカーボンフットプリントの数値をほぼゼロにすることを目指している。そのために、今はまず一つひとつの商品における「素材・製造・輸送・お客様による使用・廃棄」といった5つのステージのカーボンフットプリントを計測し、ウェブサイトで公開しているという。こうした取り組みの影響もあり、同社は日本でも数少ない「B Corp(B Corporation)」を取得している

CO2排出量を見える化することで、消費者と生産者、双方に低炭素社会を目指すための意識変容をもたらすことができるという。なぜそこまでするのかと聞くと、「子供たちの世代に色鮮やかな自然が残るよう、地球を守りたいからです」という答えが返ってきた。とはいえ、海外からの商品輸送にかかる環境負荷など、課題も多いという。

そんななか、Allbirdsが最近模索しているのが、染め物とのコラボレーションである。染め物には、汚れた靴も染めればもう一度使うことができるという利点がある。それにより汚れて使えない靴が減り、ごみの削減につながるというのだ。今後の展開が楽しみになった。

Allbirds

これからの買い物と仕事選びに活かせる視点を

これまで私たちは、環境保全の活動を良いと思う人は多くても、自分の仕事として選び、実践したいとまで考える人は少ないのではないかと漠然と感じていた。しかし実際にAllbirdsで働く人々を見てみると、世界で注目される環境保全に取り組むことで自分自身に誇りを持つこともできるのではないかと考えた。高校生の私たちとしても、将来の仕事選びの視野が広がる経験だった。

また、取材のなかでは、環境に配慮した素材を使おうとすると、海外から輸入したり、一社ではなく色々な企業を通して制作したりするため、どうしてもコストが高くなってしまうということも教えていただいた。Allbirdsでは、そういった事実があってもなお、環境を守るために素材を重視して選んでいるという。

今回私たちはそのような企業努力を知り、買い物をするときは、値段だけでなく素材にも注目してみようと初めて思えた。私たちを含め、より多くの人が、タグの値段部分だけではなく素材に関する説明をチェックするようにすることで、何かが変わるかもしれない。そう思えた取材だった。

記事執筆者:沼田高校2年生(西藤菜々美、本家綺乃、野津蓮太郎、古閑苺香、山田美優、國弘ちはる、佐々木美友、中原弥夢、岡本風海、宮本祐希、竹内晴哉、三藤礼菜、伊木美陽留、ヤングプリンセスパリス、岡村日莉、池上莉央、前場史乃)

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