Tag Archives: 環境汚染

Z世代が織り直す銘仙着物の魅力。「Ay」が生み出す地域密着のエシカルとは

奈良時代から養蚕が開始されたと言われる群馬県の「伊勢崎銘仙」。ファッションブランド「Ay」は、古くから伝わる地元の産業からインスピレーションを得て、現代のライフスタイルにも馴染むエシカルファッションの形を模索しています。

まずは小さな一歩から。「エシカルファッション」を知って、生活に取り入れてみよう

テレビや雑誌、SNSなどで「エシカルファッション」という言葉に触れたことがある方もいるのではないでしょうか。特に決まった定義はありませんが、労働者の人権や環境、動物への配慮などさまざまな社会問題に対してアクションを起こすファッション業界を総称して、「エシカルファッション」と呼ばれています。エシカルファッションが注目されているきっかけや、取り入れる際の6つのポイントをご紹介します。

1500年続くエシカルな染色技術を、現代へ。京都発草木染め「京都川端商店」

1500年以上続く草木染めを使い、プロダクトを展開している京都川端商店を編集部が取材しました。製造過程で二酸化炭素や廃水を多く排出するファッション業界がサステナブルにする方法を、伝統技術から見出しています。

水素を燃料とする、エアバスのゼロエミッション航空機

航空業界のCO2排出量は全世界の約3%、人為排出量全体では2%を占めており、2050年には3%に達すると予測されている。脱炭素化を目指して電気飛行機やハイブリッド電気飛行機の開発が行われている中、今回仏エアバスが注目したのは水素だった。同社は水素を燃料とする世界初のゼロエミッション民間航空機「ZEROe」の3つのコンセプトを発表。2035年までの就航を目指すことを明らかにした。

買うほど河川が回復する。安全な水をまもる米モルソン・クアーズの新アルコール

水の保全対策が急がれる中、米国とカナダに本拠を置く飲料大手モルソン・クアーズ社は、「アルコールを買って川を復元する」プロジェクトを開始した。消費者が対象の新アルコール飲料「Coors Seltzer」を購入すると、河川流域川の環境改善に貢献することができる仕組み。米国NPO団体Bonneville Environmental FoundationのプログラムであるChange the Courseが地元の人々とともに、河川や帯水層、牧草地や湖の水質または水量を復元。人々がこうした活動を自ら行うことで、刺激を受けて水を節約することなどにつながることが期待されている。アルコール飲料を買うことが水の回復につながるモルソン・クアーズ社の新プロジェクトは、楽しみながら環境保護に貢献できることが大きな魅力だ。多くの人が簡単にできることの積み重ねは、大きな成果になるはずだ。

自分の古着が生まれ変わる瞬間を目撃。H&M店舗内の”見える”リサイクル工場

地球環境を守るために、ファッション業界における環境への対策が求められている中で、スウェーデンに本拠を置くアパレル大手H&Mが、ストックホルムの同社店舗内にリサイクル工場を誕生させた。顧客は、リサイクルシステム「Looop」を使用した同リサイクル工場で、古い衣服を新しいファッションアイテムにリサイクルすることができ、その工程を実際に見ることができる。
Looopのシステムでは、衣服は洗浄されて繊維に細断され、新しい糸に紡がれて新たなファッションアイテムとして生まれ変わる。サステナブルな方法で調達された、最小限の資源を追加する必要はあるが、水や化学薬品を使用しないため、環境負荷を大幅に小さくする。またH&Mは、ファッションのループを閉じる(ごみや有害物質を外に出さない)ことに取り組んでおり、Looopのシステムを通して、「古い衣服には価値があり、ごみになるべきでない」というメッセージを、顧客に対して視覚的に伝えている。

オランダ発、人を土の栄養に変えるコンポスト棺桶

人の体が堆肥化するには10年以上かかり、ニスが塗られた棺桶の金属部分と合成衣類は、数十年から何百年といったさらに長い時間がかかる。そんな中、今回オランダのデルフト工科大学の学生が設立したスタートアップLoopは、菌を使った生きた棺桶を開発した。堆肥化のプロセスを促進し、2〜3年で人の体を堆肥化させるこの棺桶は、人体からの老廃物を栄養素に変えるだけでなく、周りの土の性質を改善し、新しい生命が繁栄する機会を与える。

コンセプトは「禅」。ドライバーの心と車を充電する電気自動車スタンド

ガソリンスタンドのイメージとは打って変わり、デンマークに登場したのが、木をふんだんに用いた「超高速充電ステーション」。現在世界中で普及が急がれる電気自動車の充電場所として、昨年5月にデンマーク中部のフレゼリシア市に誕生。今年同じくデンマーク中部のグレートベルト・リンクのウェストブリッジに2件目がオープンした。木のようにそびえるツリーは快適な日陰をつくりだし、モジュール式であるため必要に応じて拡張できる。充電ステーションは認証済みの木とコンクリートでつくられ、ソーラーパネルが屋根に設置されている。

さらに、周辺の生物の多様性を高めることも目的として、COBEとデンマーク自然保護協会がともに選んだ木や芝生、その他の植栽がステーションを取り囲んでいる。使用されたすべての建材は、再利用可能およびリサイクル可能な材料に分解できる持続可能な設計で、まるで自然の中にいるようにリラックスした空間を提供している。ガスや排気ガスの臭いがする従来のガソリンスタンドとは対照的なつくりである。電気自動車の普及にあたって、価格の改善からバッテリーの寿命、バッテリーのリサイクルの向上や充電設備の充実まで、様々な課題があるが、超高速充電ステーションの建設は、これらの課題解決に貢献するものとなりそうだ。日本に馴染みのある「禅」をコンセプトにした超高速充電ステーション。ドライバーや同乗者、地域住民や地域の景観にも穏やかな環境と清潔感を与える安らぎの場となるだろう。

立ち小便をリサイクル。尿が水と肥料になる公衆トイレ

私たちの生活にとって欠かせないトイレ。そんなトイレの事情は国によって異なっている。日本ではスーパーや駅などに無料で気軽に使えるトイレが整備されており、外出先で不便を感じることは少ないが、欧州の街中には公衆トイレはほとんどない。そんなヨーロッパでは屋外での立ち小便が多いのだが、臭いや錆など様々な問題を生みだしている。

そんな「外出先でのトイレ問題」を解決しながら、尿を有効活用するトイレが、オランダのアムステルダム市の道端に現れたユニークな12基のトイレ「GreenPee」である。夜間の街中での放尿防止策として設置されたこのトイレは、小便器とプランターが組み合わされている。機能的で洗練されたデザインが公共スペースに緑を添え、周辺の外観を魅力的なものに変える。尿はきれいな水と有機肥料として再利用可能。街中での「小便」をリサイクルして、サーキュラーエコノミーの新しい形を創造するGreenPee。公共スペースを清潔に保つだけでなく、私たちの生活と緑をもっと豊かにしてくれるユニークな公衆トイレの登場である。

環境配慮と雇用創出を同時に。デンマークのグリーン燃料供給プロジェクト

環境対策先進国として、産業や教育などのさまざまな観点から環境問題に積極的に取り組み、201

天然染色のジーンズ

サステナブルなジーンズづくりに道ひらく。米スタートアップがバクテリアを用いた染料を開発

私たちが毎日着る衣類はどのように色付けされているのだろうか。昔は植物など天然の染料が用いら

メキシコ名物をもっとサステナブルに。廃棄物ゼロのメスカル酒「Sombra Mezcal」

テキーラと並んで、メキシコを代表するアルコール飲料のひとつが、リュウゼツランという植物が原

【まとめ】気候変動を防ぐために。気付きを与える世界のアイデア5選

わたしたちが住む日本は、春になればあたたかい日差しがさしこみ、夏は蒸し暑く、秋は涼しく木々

【まとめ】大気汚染と向き合いクリーンな地球を目指す世界のアイデア5選

現在、世界的な問題となっている大気汚染は、私たちの身近でもさまざまな健康被害を起こしている

自分も地球もキレイにする、廃棄物から作られたコスメ

世界では生産された食料の約3分の1が捨てられており、食料廃棄は深刻な問題だ。IDEAS F