Tag Archives: 美術館

分断された社会でユダヤ人は世界をどう体験したのか?暴力を映し出す「鏡」の壁

ポーランド・ワルシャワの街中に現れた壁。片方は鏡で、もう片方は半透明になっています。博物館が主体となったこの取り組みには、ユダヤ迫害の歴史を伝えたいという願いが込められています。

その絵、解説します。イギリスの美術館が先住民族アートと生態学の専門家をガイド採用

イギリスのテート・ギャラリーで新たなキュレーター2名が採用されました。気候危機を宣言した同美術館は今回、「先住民族によるアート」と「生態学」という新たな視点からアートを理解しようと取り組んでいます。

鑑賞者が一人もいないアートミュージアム「MoNS」

アメリカ・ネバダ州のブラックロック・シティには、一風変わった美術館があります。ミュージアム・オブ・ノー・スペクテーターズ(MoNS)と呼ばれるその場所には、その名の通り“鑑賞者がいません”。

「さわれる絵画」がヨーロッパ各地で広がる理由

絵画を立体化し、目の不自由な人が触って楽しめるようにする取り組みが広がっています。障害のない人も、いつもと違う角度で、絵画を楽しんでみてはどうでしょうか。

英博物館、展示品の「民族的背景」を持つキュレーターを採用へ

もしも博物館のキュレーターが、展示品の「民族的背景」に沿った人だったら?もっと違った展示の仕方を模索する、イギリスの博物館の採用条件が話題になっています。

植物が人になり、人が昆虫になる。壮絶な「200年後」を体験できる米ポートランドの美術館

人と動物と植物が合体した、200年後の世界に没入できるVR体験。これも、人と自然が共生する一つの道かもしれません。

自宅でのアート鑑賞が、孤独を和らげる?高齢者×バーチャルミュージアムの可能性

コロナ禍で注目を集めるようになったバーチャルミュージアム。そんなオンライン体験が、高齢者のメンタルヘルスを改善できるという研究が発表されました。

すべての市民に健康を。暑さから身を守る、バルセロナの「気候シェルター」

バルセロナ市は、すべての市民が暑さから身を守れるよう、涼しく過ごせる場所を「気候シェルター」に指定する取り組みを進めています。学校、美術館、公園などを指定し、2021年には、その数が155か所にまで増えました。

ごみで作ったアートを展示。ナイジェリアの「廃棄物美術館」

ごみで作ったアートを展示。ナイジェリアの「廃棄物美術館」

適切に処理されないごみが多く、循環型経済への移行が急務となっているナイジェリア。そんなナイジェリアに、同国初の「廃棄物美術館」がオープン。ごみが新たな価値を持つことを伝えています。

気候変動に備える「レジリエント」な美術館、オーストラリアに誕生

気候変動対策は、緩和策と適応策の⼆本柱。オーストラリアに、気候変動の影響による被害を最小限に抑える美術館が誕生しました。その工夫とは?

design museum

「ごみの時代」にデザインが担うもの。英・Design Museumの企画展から考える

ロンドンのDesign Museumが「『ごみの時代』に、デザインは何ができるか?」という問いのもと企画展を行っています。デザインの可能性に目を向けた最新の展示の様子をレポートしました。

コロナ禍での美術館訪問

ベルギーの医師が美術館への無料入場を「処方」。コロナ禍の心のケアに

コロナ禍で、多くの人がストレスと上手に付き合う方法を模索するなか、ベルギーの首都ブリュッセルでは、医師が患者に「美術館や博物館への無料入場」を処方する試験的なプロジェクトが始まっています。

Chungnam Art Museum

省エネと創エネで実現する、韓国初のゼロエネルギー美術館

オランダに拠点を置く建築設計事務所の「UNStudio」と、韓国の建築設計事務所「DA Group」は2021年夏、韓国の忠南(チュンナム)に、同国初となるゼロエネルギーの美術館「Chungnam Art Museum」を建設すると発表。環境負荷の低減を追求したアイデアが、コンペで選ばれました。

ニューヨーク プライド

LGBTQ+の歴史を保存する博物館、NYにオープンへ

毎年6月、NYはレインボーの旗を掲げる人々で埋め尽くされます。50年以上にわたって、ニューヨークではマイノリティたちが「自分らしく生きる」ために、さまざまな社会運動が繰り広げられてきました。LGBTQ+の「はじまりから今」を見つめ続け、歴史を築いてきた都市です。そんなNYに2024年、LGBTQ+の歴史を保存し共有する博物館「The American LGBTQ+ Museum」が誕生します!

低地オーストリア美術館

オーストリアの博物館が、地域初の「グリーン・ミュージアム」になるまで

オーストリアの厳しい基準のエコラベルを、国内で3番目、地域では初めて取得した低地オーストリア博物館。晴れて「グリーン博物館」となったこの博物館を訪ねました!

インスタレーション

使い捨てプラのカトラリーが「美術作品」として展示される理由

使い捨てプラスチックの使用を規制する動きが世界中で次々と起こっている。ニューヨーク州議会は