All posts by Natsuki

タイガー魔法瓶が整備済み再生品「タイガー リファービッシュ」を販売。家電の寿命延長へ

タイガー魔法瓶が整備済み再生品「タイガー リファービッシュ」の販売を開始。まずは、ジャー炊飯器「ご泡火(ほうび)炊き」シリーズから。日本のものづくりの現場から、着実に循環が生み出されています。

COP30要点まとめ。「最終文書に化石燃料への言及なし」という結果が物語るものは?

ブラジル・ベレンで開催され、2025年11月22日に閉幕したCOP30。“実施のCOP”が掲げられる中、進展が期待された「NDC」「適応」「損失と損害基金」「公正な移行」など、議論のポイントを成果と課題として整理。最終文書が化石燃料に言及できなかった事実が、国際社会の現状を物語ります。

“不当に奪われた”遺産を取り戻す。アフリカ視点でアートの脱植民地化を目指すゲーム

この宝物、どう“取り戻す”?──2025年9月にデモ版が公開されたReloootedが問いかけるのは、今まで「誰の視点で」ゲームが描かれてきたか。アフリカ出身の登場人物による奪還のゲームが、遺産問題を問いかけると同時に、身近なシーンから当たり前を崩そうとしています。

“脱デジタル”企画が示す、AI哲学?Claude運営会社が目指す「人間が考えるためのAI」

「AIによる水増しコンテンツ」に反対するニューヨークのポップアップストアに長蛇の列?ネットに低質な情報が溢れるAI slopに抗い、元OpenAIのメンバーが開発したAI「Claude」に込めた哲学とは。

京都ならではの「循環」が描くのはどんな景色?サーキュラービジネスデザインスクール京都、開幕

1000年後も誇れる社会を京都から創る──そんな想いが集った「サーキュラービジネスデザインスクール京都」のキックオフイベントをレポート。モノだけでなく、知恵や文化、人の「関係性」を豊かに紡ぎ直す循環とは?

自然の一部として、人間はどう振る舞うか。NY大学教授に聞く「モア・ザン・ヒューマン」の世界観

森と人間が共同で曲を作ったら、その著作権は誰のもの? NYの「More Than Human Life Program」は、法とアートで人間中心の社会に問いを投げかけます。あなたなら、この質問にどう答えますか。

答えを急ぐ社会で「ためらう」勇気を。SXD Labが見つけた、サステナブル体験デザインの新たな輪郭【イベントレポ】

2025年9月13日〜15日の3日間にわたり「Sustainable Experience Design Lab」のプログラム参加者が集い、それぞれの7ヶ月の探索の道のりが展示されました。探索の旅路を支えた講師陣によるトークセッションを交えながら、当日のイベントそして展示の様子をお届けします。

この循環経済は速すぎる?急ぐ現代経済を、自然の時間に回帰させられるか

モノが「高速で」循環する状態は、本当に環境負荷を軽減し、私たちの心を豊かにするのか。循環経済が本質的に環境や社会の課題解決を担うためには、その速度を自然時間に寄り添うものにすることが欠かせないはずです。

“もっと早く大きな利益を”の呪縛を解くには?ゼブラ企業が築く「課題解決」を支えるお金の形

「早く、大きく利益を出す」だけが正解じゃない。さまざまな社会・環境課題の解決に向き合う企業に必要なのは、時間をかけて価値を育む事業を支えるお金の流れです。社会性と経済性を両立する「ゼブラ企業」の挑戦から、オルタナティブな金融のヒントを探ります。

TNFD公表後、初のレポート発行。アジア太平洋地域が自然財務情報の開示で世界をリード

2025年9月25日、TNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース)が最終提言の公表後初となるステータスレポートを発行。アジア太平洋地域が率先して導入の意思を見せていることが判明したようです。

世界初、洋上風力タービンの「海面下」で商用の海藻収穫。一石二鳥の気候変動対策へ

「電気」と「食」が同じ海から供給される未来は近い?北海の“洋上風力発電所内で”オランダのNGOが運営する海藻養殖が世界初の収穫を迎えました。

ニュージーランド政府「人口が10万倍になった」と発表?嘘のようで本当の人口が示す、命の危機

2025年9月、ニュージーランド政府は「人口が10万倍になった」と発表しました。一体どんな計算ミスがあったのかと思いきや、これは生物多様性の危機をユーモアと共に、けれども真摯に伝える作戦だったのです。

暑すぎた夏から「適応」を考える。脱炭素だけでは、未来の地球に住めないとしたら?

異常な暑さだった今年の夏。もしこれが「日常」となってしまうとしたら、私たちは今の行動だけで十分なのでしょうか。今こそ考えたい気候変動の「適応策」を具体例と共に捉えます。

BBC・脱成長ドキュメンタリー制作者が語る、社会変革の兆し。「成長しない豊かさ」を議論する糸口は?

2025年7月にBBCが公開し、13万回再生されたドキュメンタリー「Could ‘degrowth’ save the world?:脱成長は世界を救えるか」。その制作者に撮影のきっかけや想い、上映会を通じて気づいたことを聞いてみると、意外と気づいていない社会の可能性が見えてきました。

【10/9@京都】未来的思考からモノも菌もめぐる都市を考え、体験する「都市と循環EX」

循環型の都市のあり方を再考するイベント「都市と循環EX」が京都で10月9日に開催。今年は体験や交流を重視し、トークセッションに加えて味噌作りや食事会も。昨年の議論をもとに未来への一歩が模索されます。

もっと本を手に取りやすく。デンマーク、書籍税25%を撤廃

デンマークでは、これまで書籍に対して25%もの税率がかかっていました。しかし2025年8月、これを撤廃すると発表。値段のハードルを下げることで、子どもたちが書籍に親しみやすい環境を整える狙いのようです。