All posts by Natsuki

堆肥づくりは心の教育。源流域・岐阜郡上で広がる、市民主体の地域循環
岐阜県郡上市で広がるコミュニティコンポスト。子どもから大人、学校、介護施設まで、多様な人々をつなぐ「完熟堆肥づくり」が、長良川が育む自然と、地域の人の心をも豊かにしています。たくさんの想いが重なり、市民主導だからこそ実現するプロジェクトのあり方を見てきました。

デンマークのデザイン企業が「ポスト成長」を取り入れたら?“気まずい”初めの一歩が、重要戦略分野になるまで
営利企業が“ポスト成長”の概念を取り入れる…?そんな挑戦をしているのが、デンマークのデザイン企業「1508」です。2024年1月から、重要戦略分野の一つにポスト成長を導入しています。これにより、どんな違いが生まれたのでしょうか。その成功と失敗のリアルを聞きました。

ラクダの鼻の形を真似た「冷却ヘルメット」。史上最も暑い地球で屋外労働者の命を救うか
空気の「流れ」をつくることで、電力は使わず冷風を首元に送ることができるヘルメットを、韓国の学生が開発しました。参考にしたのはラクダの鼻。気候変動が進む今、屋外労働者の命を守るために注目したいプロダクトデザインです。

「修理なんて無理」を変える電気ケトル。リペア促進の秘訣は、複雑な部品を“隠す”こと
修理が「怖い」のは電子部品が見えているからでは?そんな着眼点から、一つのパッケージに収まった部品を取り替えれば修理が完了するケトル・Osirisが生まれました。誰でも簡単に、失敗なくリペアできるデザインは要チェックです。

どんな自転車も、一瞬で電動に。エコな移動を支える外付けアシスト「CLIP」
一瞬で取り付けられて、普通の自転車が電動に生まれ変わる?そんな画期的な商品が、アメリカで生まれた外付けの電動アシスト・CLIPです。手持ちの自転車を捨てることなく、安価に、エコな交通手段へシフトすることを可能にします。

誰かの“必要”にすぐ寄り添う。ウクライナ避難民向けのサーキュラー木造仮設住宅
住宅価格が高騰するヨーロッパでは、早急に住宅を必要とする人々が苦境に置かれています。オランダでは、ウクライナ避難民向けに循環型の木造仮設住宅が誕生。様々な工夫で再利用しやすいデザインが実現し、必要となればすぐに組み立てが可能なのです。

サステナブルツーリズムから海上農業、食育まで。環境との共生を目指す横浜の未来創造プロジェクト【中間レポ】
横浜で、自然・人・社会が共に持続する社会に向けたコミュニティが誕生。その名も「ヨコハマ未来創造会議」。その中の分科会活動では、多様なプロジェクトが生まれているのです。今回、その中間報告会の様子をお届けします。

足のサイズは朝夕で1センチ違う?“伸び縮みする”シューズがお悩み解決
ちょっと緩くなったり、きつくなったりした靴、捨てていませんか?足のサイズは変わっても履き続けられる「前後左右に伸縮する靴」が、大人向けに誕生しました。その秘密は靴底にあるZ型の切り込みが入ったデザインです。

“誰か”がいないと座れない、シーソー型ベンチ。会話のきっかけ作りでメンタルヘルス向上へ
ロンドンの街中に、シーソーが現れました。実はこれ、一人で座ると不安定ですが、二人で両端に座れば安定するベンチなのです。誰かと会話するきっかけを与え、メンタルヘルスの向上を目指す企画です。

世界には、ゴミもうんちも存在しない。“嫌われ者”から未来を紐解く「ゴミうんち展」【レポート】
六本木で2025年2月まで開催される「ゴミうんち展」。なぜそれは忌み嫌われるのか?と問いかけてみると、モノ・コトの循環は私たちの見方次第だと分かってきました。ハッとする気づきに溢れた展示を紹介します。きっと身の回りのモノの見方が変わるはずです。

人間以外の生物が、街をデザインしたら?植物やきのこの住処「Urban Reef」が都市環境を再生
都市を緑化するのは、人間それとも他の生き物でしょうか…?オランダのデザイナー二人組・Urban Reefは、「人間ではない」存在により都市が緑化される方法を見出し、生態系の一部を可視化しているのです。

「値段は消費者が選べます」The Ordinaryが商品価格の“3択制”を試行
物価高が続く中、スキンケアブランド・The Ordinaryは「値段の3択制」によって経済的な状況に関わらず、誰でもスキンケアができる機会を生み出しています。その背景には、同社の理念とインフレの現状に対する課題意識がありました。

リサイクルではなくリユースへ。SHIROが使用済みガラス容器の回収を実証試験
コスメブランドSHIROが「リユース」に向けて、2024年10月31日まで同社の使用済みガラス容器の回収を行なっています。回収コストや香りの付着など様々な壁を、協働によって乗り越えようとしています。

修理のハードルを下げる。ウェブ完結型の衣類お直しサービス「MENDED」
循環型に向けて重要な「リペア」。しかしブランドが回収・修理インフラを整えることは難しく、市民にとってもわざわざ回収場所まで持って行く時間の余裕はない……そこでファッション業界では、服の回収・修理・返送を担う企業「MENDED」が注目を集めています。

雑草採集から暮らしの“十分さ”を測り直す、台湾のアートチーム「Weed Day」
雑草のお茶やアートを作ることで、自然と人間の関係を紡ぎ直すアーティストがいます。台湾の二人組、Weed Day(雜草稍慢)です。創設者を取材し、活動背景や生態系と調和した暮らし方について聞きました。

室内ではページが真っ白?「外でしか読めない絵本」が問う、自然とデジタルのバランス
室内で見ると真っ白な絵本。ところが、太陽のもとで開いてみると鮮やかな物語が浮かび上がるのです。デジタル社会で生きる子どもたちを、楽しさと共に自然界に連れ出してくれる絵本がブラジルで登場しました。