Category Archives: レポート

EUの循環経済は、経済安保へ。迫る「サーキュラーエコノミー法」公表に向けた最新議論【ECESP年次会議・現地レポ】

EUの循環経済政策は、環境対策から「経済安全保障」へと位置づけを変えています。欧州の循環経済を司るECESP年次会議の2日間の要点をまとめました。循環経済法をめぐる最新議論と現場の課題を読み解きます。

醤油蔵

醤油の味は、蔵に棲む菌がつくる。有田屋に学ぶ、見えないものと生きる知恵【ツアーレポ】

食の「本当の価値」とは?群馬県安中市で190年以上、伝統の天然醸造を守る醤油醸造所「有田屋」を訪問。蔵付き菌の力や土地の恵みを活かす「あんなかテロワール」の挑戦から、目に見えない価値を学びます。

畑仕事の様子

「大切な人を健やかに」が食の未来を作る。千葉外房で、酒・養蜂・猟から命と向き合う2日間【ツアーレポ】

朝、昼、夜。人間が生きるうえで、決して止めることのない、「食べる」という行為。それは、私た

モノの次の物語をつなぐ「うめきた蚤の市」初開催レポート

「食べる」という日々の行動が、未来を変える力を持っているとしたら──。そんな「食」の本質を見つめ直す企画展が、2025年1月から4か月にわたり、大阪・うめきた公園内のPLAT UMEKITAで開催された。

日本らしいサーキュラーエコノミーのあり方とは? 日蘭CE交流プログラム振り返り【後編】

2025年11月11日、横浜市国際局(現在:政策経営・国際戦略局)の情報発信・交流・創造拠

循環する未来に向けた「コモン・グラウンド」をつくる。日蘭CE交流プログラム振り返り【中編】

2025年の日本におけるサーキュラーエコノミーの普及、浸透を振り返る上で外せないトピックの

日本とオランダの叡智が織りなす、循環する未来。日蘭CE交流プログラム振り返り【前編】

駐日オランダ王国大使館が主導のもとで2023年から始まった、日本・オランダのサーキュラーエ

デンマークのKontrapunktが示す「誠実なデザイン」の設計論。社会を動かす“意味”の構築と責任を問う【イベントレポ】

デザインを単なるビジュアルの描写としてではなく、社会文脈の中に「意図」を落とし込むプロセスとして包括的に捉え直したとき、ブランドはどんな変化を起こせるのでしょうか。デンマークを代表するブランディング・ファーム「Kontrapunkt(コントラプンクト)」のCEOヨハン氏を迎え、その実践を紐解きました。石油産業から脱却し、再エネの世界的リーダーとなったオーステッド社の軌跡、そして「水と生きる」というフィロソフィーを水の視点から描き出したサントリーの事例から、社会を変えるデザインの可能性を模索します。

「森と川が何を意味するか、私たちは知っている」アマゾンとともに生きる先住民族が戦う理由

ブラジルのアマゾンで500年以上続く先住民族の闘い。巨大企業のターミナルを封鎖し、政府の政策を覆した彼らの強さはどこから来るのか。10年にわたり現地で活動を共にしてきた筆者が、彼らが「最後の砦」を守り続ける理由と、その揺るぎなきアイデンティティの正体に迫ります。

オランダが循環経済戦略を初改訂。焦点は「経済安全保障」と「戦略的自律」へ

オランダは循環経済政策を見直し、2030年の原材料半減目標を撤回し新指標へ転換しました。一見後退に見えますが、その背景には資金不足や地政学リスクがあります。試行錯誤を前提とした「適応型ガバナンス」の実像を読み解きます。

AIは、誰のために賢くなるのか。“投資の非対称性”から読み解く

AIは私たちの生活に浸透する一方で、その裏では莫大な資源消費と投資の偏りが進んでいます。パリのChangeNOWで問われたのは、技術の速さではなく「誰のための知性か」です。スローAIという選択肢から、未来のあり方を考えます。

笑顔がめぐる場所で見つけた、共生のヒント――「注文をまちがえてもええやんカフェ」開催レポート

「食べる」という日々の行動が、未来を変える力を持っているとしたら──。そんな「食」の本質を見つめ直す企画展が、2025年1月から4か月にわたり、大阪・うめきた公園内のPLAT UMEKITAで開催された。

都市は、気候危機時代を生き抜く「インフラ」へ。命と尊厳を守るまちづくり

都市は「生存」をかけた再設計のフェーズに入りました。パリで開催されたサミット「ChangeNOW 2026」で語られたのは、既存ストックの利用率を倍増させ、保険不能なリスクに産業同盟で立ち向かい、気候アクションを「社会正義」として実装する、構造的なまちづくりの設計図。ロンドン副市長らが提示した、都市を「生存インフラ」へと書き換えるための戦略をレポートします。

戦争と植民地主義がつくる気候危機。見えない排出の構造を問う

「二酸化炭素は単なる物質ではなく、排出の中身を問うべきだ」。世界最大級の変革イベント「ChangeNOW」で語られたのは、戦争、気候変動、権力の不都合な真実。統計から消された軍事エミッションや、クリーン転換の裏の搾取を直視し、人間が作った不条理なシステムを解体するための希望を紐解きます。

気候危機時代に“主権”を取り戻すための考え方「適応とサフィシエンシー」とは?

パリで開催されたサミット「ChangeNOW 2026」では、「適応」と「サフィシエンシー(十分性)」が命と主権を守り抜くための「生存戦略」へと位置付けられていました。暑さからシステムで命を救う保険、そして資源依存という地政学的な罠を脱し「市民の自律性」を取り戻すための設計図。気候危機の戦場で描き出すべき、新しい豊かさの最適解をレポートします。

課題の根本は、資本主義のバグではなく「仕様」だ。ティモシー・パリック氏が語る、新たな経済を築く8つの言葉

「グリーン成長」という心地よい物語を、生態経済学者のティモシー・パリック氏は「詐欺」と断じます。富の偏在と環境破壊が資本主義の仕様であると喝破し、脱成長やコンヴィヴィアリティといった、既存の経済学が無視してきた「新しい言葉」を提示。言葉を書き換え、思考の檻を壊すことで始まる未来への道筋を紐解きます。