Tag Archives: 人権問題
AIは、誰のために賢くなるのか。“投資の非対称性”から読み解く
AIは私たちの生活に浸透する一方で、その裏では莫大な資源消費と投資の偏りが進んでいます。パリのChangeNOWで問われたのは、技術の速さではなく「誰のための知性か」です。スローAIという選択肢から、未来のあり方を考えます。
“人間のようなAI”は禁止?中国が世界に先駆けて打ち出した「擬人化AI規制」の意味
中国が2026年に施行する「擬人化AI規制」は、AIが人間らしく振る舞うリスクに挑む世界初の法枠組み。EU AI法が抽象的なのに対し、2時間ルールや死者の再現禁止など具体策を提示。AIの進化で露呈する「人間の脆弱性」を認め、機械と人間の境界線をどう守るかという新たな問いを投げかけています。
戦争と植民地主義がつくる気候危機。見えない排出の構造を問う
「二酸化炭素は単なる物質ではなく、排出の中身を問うべきだ」。世界最大級の変革イベント「ChangeNOW」で語られたのは、戦争、気候変動、権力の不都合な真実。統計から消された軍事エミッションや、クリーン転換の裏の搾取を直視し、人間が作った不条理なシステムを解体するための希望を紐解きます。
課題の根本は、資本主義のバグではなく「仕様」だ。ティモシー・パリック氏が語る、新たな経済を築く8つの言葉
「グリーン成長」という心地よい物語を、生態経済学者のティモシー・パリック氏は「詐欺」と断じます。富の偏在と環境破壊が資本主義の仕様であると喝破し、脱成長やコンヴィヴィアリティといった、既存の経済学が無視してきた「新しい言葉」を提示。言葉を書き換え、思考の檻を壊すことで始まる未来への道筋を紐解きます。
「豊かになりすぎた」ノルウェーが抱える代償。繁栄の背後にあるものとは何か
高福祉・高所得のノルウェーでいま議論される「豊かさの代償」。停滞する経済と、グローバルサウスの資源に依存する構造。ノルウェーの事例は、豊かさを再定義する鏡となります。
124年間学長が聴者だった、ろう者の大学で。全米を揺るがせた学生運動を描く『Deaf President Now!』
ろう者の大学なのに124年間学長は全員聴者──1988年、学生が立ち上がり全米を動かした歴史的抗議を描く映画『Deaf President Now!』が公開。
シノワズリは軽薄な趣味だったのか、それとも抵抗だったのか。“怪物的な美“が問いかける、フェミニズムと植民地主義
シノワズリ──それは東洋への憧れか、女性の抑圧の投影か。NYのメトロポリタン美術館の展覧会が、フェミニズムと植民地主義の交差点を照らし出します。
ブラック校則の見直し本格化。日本で「学校内民主主義法案」成立なるか
行き過ぎた校則を見直す「学校内民主主義法案」が国会に提出されました。問われているのは、何をルールにするかだけでなく、誰がそのルールに声を持てるかということです。民主主義は教科書ではなく、日常の学校生活のなかでこそ育まれるもの。日本の教育は、今その原点を問い直そうとしています。
チリ・アタカマ砂漠「洋服の墓場」のファッションショー。廃棄された服でランウェイを歩く
2024年4月、チリのアタカマ砂漠でATACAMA FASHION WEEKが開催されました。ファッションショーの会場に選ばれたのは、宇宙からも見えるほど大規模な古着の廃棄場でした。
アートは誰のもの?盗まれた文化財だけを展示する、ユネスコの「バーチャル博物館」
2025年、ユネスコが「持ち去られた」文化財だけを展示する仮想の博物館をオープンします。それはこの時代に、どんなことを私たちに問いかけるのでしょうか。
G20サミット、9月9日からニューデリーで開催へ。注目される3つのテーマを解説
インドのニューデリーでG20サミットが行われます。テーマは「ひとつの地球、ひとつの家族、ひとつの未来」。不安定な世界情勢の中、様々な問題への対応が急務となっています。今回は、特に注目すべき3つのポイントを紹介します。
お皿には銃弾ひとつ。「朝食が出ない」朝食会が訴えたもの
朝食会に招かれたのに、朝食がない…?その驚きの光景のウラには、「空腹」と結びついた深刻な社会課題がありました。
レストランの「秘密のメニュー」で知る、労働者の不都合な真実
コロナによってQRコードからレストランのメニューにアクセスできるお店が増えましたが、外国人労働者の権利問題を訴えるカナダの団体が、これを装った「秘密のメニュー」キャンペーンを開始しました。
アメリカの「中絶」をめぐる論争、若き建築家たちは何を想う
アメリカで建築を学ぶ学生が、中絶をめぐる最高裁の判断に反応し、「中絶へのアクセスを守る建築家を望みます」と書かれたインスタレーションを展示しました。建築家が、中絶にどう関係するのでしょうか。
制限=幸福?インドの「毎日19時きっかりにデジタル機器を切る」村
インド・マハラシュトラ州のサングリ地区にある小さな村では、毎日19時にサイレンが鳴ります。これは、テレビや携帯電話、その他の電子機器をすべて脇に置くための合図です。
黒人系の未来思考「アフロ・フューチャリズム」を解釈する
「(黒人に対する)人種差別と奴隷制度では、どちらが先にあったでしょう?」そんな問いから始まる授業がありました。今回は、黒人文化と「未来の想像力」を掛け合わせた言葉「アフロ・フューチャリズム」について解説します!
