人が動かすボート型ジム、セーヌ川をゆく

2017.02.06

運動をして健康的になりたいが、どうも長続きしない。ジム通いはどうも気が向かない。そんな悩みを持つ人に朗報だ。ボートに乗って移り変わる景色を眺めながらエクササイズができる、そんな面白い乗り物がフランス・パリのセーヌ川を流れている。

Paris Navigating Gymという名のこの移動型ジムは、イタリアのデザイン会社Carlo Ratti Associatiが、フィットネス用品メーカーのTechnogym、非営利建築団体Terreform ONE、そして都市再生機構のURBEMらとともに2016年に開発したものだ。全長は20mで最大45人乗り。Technogymが開発した特殊なスポーツ器具ARTISを使用している。

このジムは、乗船客がARTISのバイクなどでエクササイズをするとそれがボートを動かす力になるというエコな仕組みになっている。ボートの壁は透明なガラスでできており、夏には開閉も可能なので、利用者は都市の風景をパノラマで眺めながら運動ができる。

Image via Paris Navigating Gym

ボートに搭載された臨場感溢れるスクリーンにはエクササイズから得られたエネルギーの総量が示されるため、モチベーションも保ちやすい。またスクリーンにはセーヌ川の環境を説明するデータもリアルタイムで示されるため、利用者は川の環境にも意識を向けることができるようになっている。

この乗り物の使い道はエクササイズだけにとどまらない。見方を変えればパリを巡る新たなアミューズメントでもあるし、川を利用した新たな移動手段でもある。夜になればボートはパーティー等にも使用できる。その可能性は幅広い。

環境への負担が少なく、利用者もパリの美しい風景を眺めながら飽きることなくエクササイズができるという楽しいアイディア。これならダイエットも長続きしそうだ。

【参照サイト】Paris Navigating Gym
(※画像:Paris Navigating Gymより引用)

この記事を書いたライター

木村 つぐみ(きむら つぐみ)。大学卒業後しばらく経ってから日英の翻訳を始める。そして翻訳にとどまらず自分で文章を作り上げてみたいと思いライターも始める。学生時代に海外生活の経験あり。好きな文筆家はよしもとばなな、ナンシー関など。好きな言葉は「花鳥風月」。