毎日“ちょっと良いこと“しながら迎えるクリスマス。寄付で社会貢献できるアドベントカレンダー「24 Good Deeds」

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クリスマスに人気のギフトアイテムの一つといえば、アドベントカレンダーだろう。たくさんのワクワクが詰め込まれたアドベントカレンダーは、12月1日から12月24日(クリスマスイブ)までの24日間、毎日一つずつ扉を開けていく楽しみを与えてくれる。近年はデジタルツールが進化し、ユニークなオンラインのアドベントカレンダーも選択肢の一つとなっているようだ。

その中でも「24 Good Deeds」は、少し変わった社会貢献型アドベントカレンダーである。最低24ドル(約3,640円)の寄付をすることで、毎日1つずつ、医療・栄養・環境・教育・自然に関連する24のチャリティプロジェクトを支援ができるカレンダーなのだ。つまり、12月1日から24日まで毎日社会に「良いアクション」を届けることができる。カナダを中心としたチャリティプロジェクトで、活動は世界に及んでいる。

たとえば、12月11日の扉を開くと、同じ柄のTシャツを着た子どもたちが、舞台で踊っている写真が映し出される。これは、寄付によって、カナダ・オンタリオ州の農村部に住む経済的に困難な状況にある子どもたちに、10分間の音楽レッスンを提供できることを示しているそうだ。ウェブ上では、寄付者でなくても支援先の事例を見ることができる。

 

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1ドルの寄付のうち、75セントは直接プロジェクトに寄付され、特定のアクションを実施するための資金となる。残り25セントは、カレンダーの準備や制作、プロモーションの費用に充てられる。寄付者は、12月1日から24日まで毎日、自分の寄付がどのような影響を与え、誰が恩恵を受けるのかをメールでの報告で正確に知ることが可能だ。

「24 Good Deeds」の目標は、少額のカジュアルな寄付を世界的なアクションにつなげることだ。2020年の開始以来、同団体はカナダ野生生物保護協会やセカンド・ハーベストなどの慈善団体と提携し、50万件以上のアクションを支援してきた。今年のプロジェクトには、子どもたちのホスピスケアへの資金援助や熱帯雨林保護への支援が含まれるという。

クリスマスシーズンを、世界中の全ての人が同じように楽しめるわけではない。そんな人たちに遠くから手を差し伸べるチャンスを与えてくれるのが、このデジタル・アドベントカレンダーだ。今年は、自分のこと以外に意識を向けてみるのはどうだろう。小さなアクションが、見知らぬ誰かに大きな変化と喜びをもたらすかもしれない。

【参照サイト】24 Good Deeds Advent Calendar
【参照サイト】24 Good Deeds Offers a Digital Advent Calendar with a Purpose
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Edited by Megumi

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