生活者と企業をつなぐ”体験型共創プラットフォーム”「PLAT UMEKITA(ぷらっとうめきた)はエシカル、サステナブル、ウェルビーイングなど新しい時代の価値観を楽しい体験に変換して提供する施設です。IDEAS FOR GOODを運営するハーチ株式会社はTOPPAN株式会社、CINRA, Inc.、学校法人先端教育機構 事業構想大学院大学の4者で「PLAT UMEKITA企画編集室」を立ち上げ、ETHICAL(倫理的な)とENTERTAINMENT(娯楽)を掛け合わせた”エシカルテインメント”をテーマに様々な体験型プログラムで都市公園の魅力を国内外に発信しています。
その取り組みの一つとして、うめきたからこれからの持続可能な未来に向けた新しい経済や都市のあり方を模索し、実践するためのラーニング・プログラムを毎週水曜日(第2回・3回はそれぞれ土曜日・火曜日実施)に行っております。
2024年10月~12月を第1期とした初回のテーマは「アップサイクル(価値がないと思われているものを、価値あるものに変える経験)」。インプットや実践を通して、自分、都市、社会の未来は、自分たち自身の手でよりよいものに変えられるという創造的自信(クリエイティブ・コンフィデンス)を取り戻す3か月です。
2024年11月6日(水)に実施した【第5回講義 手法を学ぶ:アップサイクル実習(基礎編)出張Rinne.bar】では、第4回に引き続き株式会社RINNE・小島幸代さんをゲストにお迎えし、出張Rinne.barと題して普段Rinne.barで提供しているアップサイクルのプロダクトを制作し、アップサイクルの手法を楽しみながら学ぶ中で、自分の手から新たなものを生み出す体験を行っていただきました。
※Rinne.bar・・・お酒を飲みながら、カジュアルにものづくりが楽しめる大人のためのエンタメスポット。廃材など、ゴミになってしまうはずだった素材を、アップサイクル作品に蘇らせる日本発のバー。
はじめに小島さんから、今回のスクールにお持ちいただいたプロダクトキットに関する背景や取り組み内容、キットの中身のご説明をいただきました。このキットには、不要になった素材、パーツ、作り方のガイドすべて手作業で詰められたセットになっており、モノづくりの得意・不得意に関わらず誰でも気軽に制作を楽しむことができるものになっています。
小島さんからのお話しの後、参加者は4種類のキット(オリジナル人形・、コサージュ、ブローチ、コラージュカード)から好きなキットを選んで、制作にとりかかりました。
参加者の皆さんはどの素材を使用するか、どのような形にするのか、思い思いに試行錯誤を繰り返していました。
中には頭の中で描いた通りに形にできない場面も見られましたが、色々な方法を探りながら、なんとか形にしていきました。
最後は皆さんそれぞれ個性のある作品を完成させて終了することができました。うまくいかないこと、「もっとこうしたい!」と思うところも含めて、アップサイクルの作品を生み出す楽しさを体感していただく時間になりました。