2024年9月から2025年1月中旬の土曜日に、「アップサイクル」をテーマに、廃材を活用したモノづくりを楽しむワークショップを開催しました。大阪は昔から「ものづくりの町」として栄え、多くの職人やクリエイターが活躍してきた地。そんな大阪ならではの創意工夫を活かし、廃材の可能性を広げるワークショップを展開しました。
2024年10月には、以下のワークショップを開催しました。
廃棄針金で、大阪・関西万博にサクラを咲かせよう!
東大阪の工場で廃棄されるはずだった針金を活かし、サクラの花びらを制作。完成した花びらを針金の幹に取り付け、参加者全員で協力しながら、大きなサクラの木を作りました。このワークショップは、「TEAM EXPO 2025」プロジェクトの一環として実施され、完成したサクラの木は大阪・関西万博で展示される予定です。
サクラテック株式会社
サクラテック株式会社は、「針金を、おもろい未来の引き金に。」をミッションに掲げ、針金ビジネスを社会に貢献する形で国内外に広めるために事業を展開しています。また、創業85年目を迎える業界唯一のオーナー企業として、さまざまな産業を支えています。
2021年10月には、工場から発生する針金の廃材を活用したアート作品やインテリアを展開するサステナブルブランド「HARIOMO(ハリオモ)」を設立しました。また、地域活性化を目指した東大阪オープンファクトリー「こーばへ行こう!」や、大阪・関西万博の「アーティストインファクトリー」プロジェクトに積極的に参加し、地域や社会への貢献活動にも取り組んでいます。
廃棄ホタテ貝殻を活用した消しゴム作り・テクスチャーアート体験
ホタテの貝殻は、大量に廃棄されることで環境問題の一因となっています。今回のワークショップでは、粉砕したホタテの貝殻を原料に混ぜ合わせ、溶かし、型に流し込んで固めることでオリジナルの消しゴムを作成しました。ホタテの貝殻が実用的な文房具へと生まれ変わりました。
また、ホタテの貝殻から生まれた絵の具を使って絵を描くワークショップも開催。貝殻特有の風合いを生かしたアート作品が生み出されました。
甲子化学工業株式会社
1969 年創業の東大阪にあるプラスチックメーカー。病院やオフィス、コンビニで利用される様々な製品のパーツや生活雑貨などを開発・生産しています。積極的に社会貢献活動に取り組んでおり、新型コロナウイルス初期には大学と共同で 20 万個以上のフェイスシールドを全国の病院に寄付しました。持続可能な社会が叫ばれる中、石油由来プラスチックを活用する企業の責務として、「プラスチックの良さ、悪さを理解し、社会に良い影響を与える」活動を積極的に行っています。わたしたちが今すぐできる環境保護活動として、更なるリサイクル推進に着目し、まだ使えるのに捨てられる廃棄物の活用に注力しています。賢く素材を活用することで環境保護に貢献し、より良い未来を描けるように挑戦し続けていきます。
古紙を使った紙漉き体験
使い終わった紙がどのようにリサイクルされるのかを学ぶワークショップを実施しました。好きな古紙を選び、水に溶かしてパルプ状にし、紙漉きを行い、オリジナルの再生紙を作成しました。このワークショップを通じて、古紙はゴミではなく、新たな形に生まれ変わる貴重な資源であることを学びました。
株式会社ごみの学校
ごみを通してわくわくする社会をつくろう。ごみ問題を正しく学び、考え、行動することで少しでも良い社会をつくれるのではないか?と考えできたのが「ごみの学校」です。
これまで合計7000名にごみに関するセミナー・ワークショップを実施し、facebookグループ「ごみの学校」2700名超えのコミュニティを運営しています。