All posts by 富山 恵梨香

なんとなくやりすごす金曜午後を、心が動く時間に。社会と出会い直す新習慣「Social Friday」
金曜午後。多くの人が仕事の手をゆるめ、週末モードへと移行していく時間帯。この人々が「なんとなくやり過ごす時間」を、社会とつながり、自分自身を見つめ直す問いの時間へと再構築するムーブメントが、今世界中で広がっています。

女性たちの課題が、AIを「やさしく」する。ChatGPTに潜むジェンダーギャップ
AIの利用におけるジェンダーギャップが深刻化しています。特に女性は、倫理的な懸念や専門性に対する不安からAIの活用を躊躇する傾向があり、この偏りがAIの学習にも影響を与える可能性があります。社会的格差を再生産しないためには、すべての人が平等にAIを活用できる環境を整える必要があるのです。

CO2削減を後回しにしない。群馬クレインサンダーズの“恩返し”【Sport for Good #5】
日本スポーツ界の気候変動対応推進を担ってきたSport For Smileプラネットリーグと連携した特集「Sport for Good」。気候変動対策を後回しにしない群馬クレインサンダーズの、CO2排出量の可視化や移動手段の改善など、地域と連携した取り組みに迫ります。

“屋根のある公園”のような、地域の安心安全基地を目指して。孤立を防ぐ渋谷区「笹塚十号のいえ」
笹塚十号のいえは、「屋根のある公園」をコンセプトに、提供と享受、支援する人とされる人といった境界線が取り払われた、あたたかで自由な民間の福祉拠点。みんなが「自分でもできる」と思える運営の仕組みとは?

洗濯機は“長持ち度”で選ぶ?フランスで、家電の「耐久性ラベル」導入
フランスで導入された「耐久性指標」により、洗濯機などの家電製品に耐久性が表示され、消費者は製品の寿命や修理可能性を簡単に確認できるようになります。この取り組みは、長寿命製品への需要を促進し、企業にとっても新たな競争の要因となります。

「安さ」は誰を苦しめるのか?揺れるフランスのファッション規制が映す、“買う側”の代償
フランスで審議されていたファストファッション規制法案が撤回され、低価格商品の拡大が社会に及ぼす影響が浮き彫りに。安さの裏に潜む過酷な労働環境や不安定な雇用に焦点を当て、企業の責任と規制の必要性を考察します。

目先の利益より、地域との対話を大切に。京都信用金庫のおせっかいバンカーがつくる「小さな経済循環」
1971年に国内の金融機関として初めて「コミュニティ・バンク」を宣言した京都信用金庫。営業ノルマを廃止し、地域ニーズに基づくプロジェクト型支援を推進するなど、業界でも一線を画すその経営哲学とは?

「待つ」はデザインできる。世界のバス停から、都市における“ムダな時間”を問う
忙しなく動き続ける都市のなかで、「待つ」という行為は、ときに無駄な時間とみなされがち。しかし、バス停で過ごすわずかな時間には、人と空間、そして他者との関係性を映し出す静かなケアの営みが潜んでいます。スウェーデンやアメリカ、オランダの事例をもとに、公共空間における「待ち時間」のデザインが、人々のウェルビーイングやまちのあり方にどのような影響を与えているのかを読み解きます。

便利さの代償とは?フランスのローテクな「未来のアパートメント」が問い直すライフスタイル
パリ近郊で行われた「未来のアパートメント」実験では、「本当に必要な技術とは何か?」を問いとし、ローテクを活用したエネルギーや水の消費を最小限に抑えた暮らしを検証。堆肥トイレなど、外部インフラに依存しない生活の可能性を探りました。

菌糸体の“育つレンガ”から10年。バイオマテリアルがひらく循環型デザインの行方【crQlr Awards 2024 #4】
10年前、デイビッド・ベンジャミン氏が開発した「Hy-Fi」プロジェクトは、農業廃棄物と菌糸体を使った“育つレンガ”による建築の実験でした。10年経った今、バイオマテリアルを「未来の素材」ではなく、今すぐ実用化できる技術として、どのようにスケールさせているのでしょうか。デイビッド氏に取材し、彼のビジョンと取り組みについて話を伺いました。

海藻は未来を救えるか?養殖藻場が拓く海のネイチャーポジティブの可能性
日本の沿岸で進む「磯焼け」。藻場の消失が生態系や漁業に深刻な影響を与えています。グッドシーは、養殖藻場による再生に挑戦。海藻の可能性を広げることで、持続可能な漁業と地域経済の活性化を目指しています。

地元市民も行き交う、パリのウェルネスホテル・Hoy。「今ここ」を感じる滞在体験デザインの秘訣は?
地元の人と観光客が訪れる癒しの場所、パリのヨガホテル「Hoy」。レストラン「Mesa de Hoy」では100%植物ベースの料理が提供され、「少ないことは豊かである(Less is More)」という理念が施設全体で体現されています。創設者にお話を聞きました。

シェフが挑む環境再生型農業。パリ郊外、“超”地産地消のレストラン「Le Doyenné」
「ただ、レストランで最高の食材を使いたかった」今、世界の美食家たちから注目されている、パリ郊外の小さな村にあるレストラン「Le Doyenné」。自然のリズムに寄り添い、訪れる人々に自然と食文化の本質を体験させる特別な場所です。シェフに話を聞きました。

キーワードは「身体性」。半年間世界を旅して見えてきた、これからの豊かさのヒント【イベントレポート】
「民主主義」「ヒューマンスケール」「身体性」──世界一周旅を通じ、「課題解決」を超えた新しい豊かさの在り方を探る対話をレポート。絶望と希望の狭間で、人間らしさや身体性を基盤にした社会の可能性とは?

フランスの協同組合が、地方の“儲からない”空き家を改修。市民による市民のための居場所づくり
「地方での小規模事業は、採算が合わない」フランスの協同組合が、地元のつながりを取り戻すために地元のコミュニティと連携しながら、放置された建物を再利用し、新しい店舗や施設を開設するプロジェクトを支援しています。

2024年、日本を変えるサステナブルレストランが集結【FOOD MADE GOOD Japan Awards発表】
FOOD MADE GOOD Japan Awards 2024では、持続可能な取り組みを行うレストランを表彰。今回、大賞に輝いたのは東京練馬区にあるピッツェリア。調達・社会・環境評価部門のそれぞれで高得点を獲得し、昨年に続いての大賞となりました。