Category Archives: ニュース

アイルランドが、芸術家向けベーシックインカムを恒久化。アーティストの「不安定な生活」に終止符を

「好き」を仕事にすることの裏側にある、経済的な不安。アーティストが直面するこの根深い課題に、アイルランドがベーシックインカムという答えを示しました。試験導入の成功を受け、恒久化が決まったこの制度は、参加者のウェルビーイングを向上させ、創造性を支える社会のあり方を問いかけています。

飛行機

プライベートジェットでの旅に、気候負担を。欧州8カ国の連合が進める「ラグジュアリー航空税」

航空業界の排出量の半分以上を、わずか1%の航空旅行者が生み出している事実。これに対し、ヨーロッパ8カ国が連合を組み、プライベートジェットなどに「ラグジュアリー航空税」を課税する計画を発表しました。

スイスで標高1,000メートルの「食べられる森」が誕生。気候変動に適応する実験林へ

スイス西部の町ラ・ショー=ド=フォンに誕生したのは、ヨーロッパでもっとも高所にある「食べられる森」。嵐で失われた木々をきっかけに、市が主体となって進めるこのプロジェクトは、気候変動への適応策として注目を集めています。

テルモン、シャンパーニュを風で“スローに”運ぶ。仏企業で「帆船輸送」が拡大

「母なる自然の名のもとに」。シャンパーニュのメゾン・テルモンが、2025年から北米向けに風力貨物船で輸出を始めます。「風で運ぶ」という選択が、いまフランスで産業として動き出しています。

【11/25開催】「令和のインフラを再定義する」日本最大シェアリングエコノミーの祭典・SHARE SUMMIT 2025

今年もシェアリングエコノミーの祭典・SHARE SUMMIT 2025が開催。「令和のインフラを再定義する」をテーマに、マルチセクターのリーダーが集いトークセッションなどを行います。記事内には、読者限定の参加割引クーポンも♪

子どもに「スマホなしの幼少期」を。英国で14万の家族が署名した社会ムーブメント

我が子にスマホを持たせるべきか。多くの親が抱えるその葛藤は、英国社会を動かすムーブメントになりました。子ども時代というかけがえのない時間を社会全体で守ろうとする取り組みです。

父親にも“弱さ”を出せる場所を。LAで広がる「Dads Coffee Club」

「家族を支える存在であれ」「弱音を吐かないことが男らしさ」そんな価値観が今も父親たちを縛っていないでしょうか。
ロサンゼルスでは、子どもと一緒に集い、コーヒーを飲みながら語り合う父親たちの小さな輪が生まれています。

メトロテカ

画面スクロールの代わりに、ページをめくらない?ワルシャワの地下鉄駅に図書館が誕生

ワルシャワの地下鉄駅に誕生した図書館・メトロテカ。通勤途中でもスピーディーに本の貸し借りができ、その場で無料のコーヒー片手に読書することも可能。駅のホームでスマホを見る代わりに本はいかがでしょう?

ドーナツ経済学がアップデート。科学的に進化したDoughnut 3.0が映す「ゆがんだ繁栄」とは

科学誌『Nature』に最新研究「Doughnut 3.0」が掲載。ドーナツ経済学が初めて科学的に検証され、経済成長の裏で進む地球の限界超過と社会的不平等を可視化。繁栄のあり方が、いま問われています。

TNFD公表後、初のレポート発行。アジア太平洋地域が自然財務情報の開示で世界をリード

2025年9月25日、TNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース)が最終提言の公表後初となるステータスレポートを発行。アジア太平洋地域が率先して導入の意思を見せていることが判明したようです。

更年期の女性

ロードアイランド州で法制化された、全米初「更年期」への職場配慮とは

疲れ、イライラ、動悸やほてり…更年期症状は仕事にも影響し、キャリアの機会を逃すことにつながる場合もあります。米ロードアイランド州は雇用主に、そんな更年期症状への合理的配慮を求めることを義務付けました。

世界初、洋上風力タービンの「海面下」で商用の海藻収穫。一石二鳥の気候変動対策へ

「電気」と「食」が同じ海から供給される未来は近い?北海の“洋上風力発電所内で”オランダのNGOが運営する海藻養殖が世界初の収穫を迎えました。

“服とのつきあい方”を見つめ直す「服の未来どうする?展」大阪で開催【IDEAS FOR GOOD Museum in PLAT UMEKITA Vol.4】

【10/28から】大阪・梅田のPLAT UMEKITAで、服の一生をたどる企画展「服の未来どうする?展」を開催。素材から循環まで、サステナブルファッションの未来を体験しませんか?

「すぐ着られなくなる」を解消。ゴアテックスが始めた、子ども用高機能アウターのサブスク

すぐ着られなくなる子ども服、どうしてる?
ゴアテックスが始めたのは、子ども服を”所有しない”サブスク。月額制で高品質なアウターを借りられ、サイズが合わなくなったら交換可能。経済的で環境にも優しい、子育ての新しい選択肢になりそうです。

【クラファン実施中】読者とともにつくる「新しいメディアのかたち」。応援コメントをご紹介します!

IDEAS FOR GOODは創刊10周年を前に、クラウドファンディングに挑戦しています。AI時代に直面する経済的・社会的な危機を「希望」に変え、読者とともに新しいメディアのかたちを編み直す試み。今回の記事では、支援者・パートナーの方からいただいた応援コメントを紹介します!

124年間学長が聴者だった、ろう者の大学で。全米を揺るがせた学生運動を描く『Deaf President Now!』

ろう者の大学なのに124年間学長は全員聴者──1988年、学生が立ち上がり全米を動かした歴史的抗議を描く映画『Deaf President Now!』が公開。