Tag Archives: イギリス

葉の上に“光で”写真を印刷。スローなプリント手法が写し出す、自然界の時間軸とは

光による退色や光合成から生み出された、葉っぱの写真。時間をかけて作られゆっくりと自然のめぐりに還る、その時間軸は、半永続的に残るけれど一瞬で消費されてしまう現代の写真に対するアンチテーゼなのです。

2月20日は社会正義の日。「すべての人に公正な社会」への道筋を照らす、7つの取り組み

2月20日は国連が定めた「社会正義の日」。国際デーが制定されてから16年が経ち、社会はどのように変化したのでしょうか。「社会正義」への道筋を照らす、世界で実践された7つの取り組みを紹介します。

ニュージーランド議会、タラナキ山の“人格権”を可決。マオリへの補償と世界観の尊重へ

マオリ族の権利を定めたワイタンギ条約の再解釈で揺れるニュージーランド。緊張感が高まる中、植民地時代にマオリから奪われていたTaranaki山に人格権を認める法案が可決されました。マオリ族への補償と、「自然は先祖であり生ける存在」とする彼らの世界観の尊重も認められた歴史的な一歩です。

The Fair Pour

収入に応じてドリンク代が変わる?“公平な金額”を自分で決めて支払うパブ「The Fair Pour」

ドリンク代が人により変わると聞いたら不平等だと思いますか?ロンドンに一晩だけオープンしたパブでは、収入が多ければ多く、少なければ少なく支払う仕組みになっています。格差を浮き彫りにするキャンペーンとは?

恒久的な「週4勤務」に、英国企業200社が合意。従業員のウェルビーイング向上につながるか

2025年1月イギリスの企業200社が、給与の減額なしで全従業員を恒久的に週4日勤務にすることに合意。生産性向上や離職率減少など成果が確認され、一部の業界・業種では週4勤務への移行が進んでいます。

手話をする男性

イギリスの手話に400の環境科学用語が追加。気候変動の議論をよりインクルーシブに

気候変動に関する新たな概念を表す用語が次々と生み出される昨今。そんな中、イギリスの手話に環境科学用語を表す400の手話が新たに追加されました。議論をより包括的にしていく動きが進んでいます。

気候アクションの学び場を、ロンドンの“空き家”で次々展開。地域密着プロジェクト「Sharing Spaces」

ロンドンでは使用されていない土地や建物を転用して気候変動対策の学びの場に変える取り組みがあります。コミュニティ全体で情報やスキルを共有する、ポップアップのプロジェクトが実施中です。

男性が1週間ネイルを塗ってみたら。“有害な男らしさ”を問う、イギリスの社会実験「Hard As Nails」

娘が施したネイルをしたまま外出したら皆に褒められたという父親の経験から、「男性が1週間ネイルして生活する」という参加型の実験が誕生しました。参加者は、ネイルをすることで“有害な男らしさ”からの解放を感じたようです。

メモリアル・リーフ

ペットの遺灰を人工サンゴ礁に。大事な家族を“大きな命の営み”のなかに返す追悼サービス

ペットの遺灰を、海洋生態系を守る「人工サンゴ礁」に変える英国の追悼サービスResting Reef。大切な家族の一員は、姿が見えずとも確かにそこに居て、今も命の糸を紡いでいるのだと感じさせられます。

帆船で原料を運ぶチョコレートに、歯磨きにも使える手作り石鹸?大切な人に贈りたい、欧州のサステナブルなお土産【欧州通信#35】

冬の旅行のお土産に、ちょっとしたプレゼントに……誰かにギフトを渡す機会が増えるこの時期。今回の欧州通信では、各国の在住者がおすすめする現地の「お土産」を紹介します。

【2024年グッドアイデア】お気に入りのものを、永く使おう。気軽な「修理」を後押しする事例5選

お気に入りのそれ、もっと長く使えるかも。日頃から世界のソーシャルグッド事例をウォッチする編集部が注目した「修理」アイデアをまとめてご紹介します!【2024年注目まとめ】

並んで立つ3人の女性

【2024年グッドアイデア】「全員女性」議会の誕生に、気候変動裁判での勝訴。女性のエンパワーメント事例5選

2024年、世界では政治分野での女性の活躍や社会の認識の変化が数多く見られました。IDEAS FOR GOODで紹介した記事のなかから、女性をエンパワーメントする事例を5つご紹介します。

【イベントレポ】成長至上“じゃない”社会と経済システムって?ゼブラ企業と欧州動向をもとに考える

11月19日に開催された「ゼブラ企業と欧州動向をもとに考える、成長至上“じゃない”社会と経済システム」のイベントの様子をお届けします。鋭い質問やグラレコも含めた記事となっているので、ぜひ議論をチェックしてみてください。

【2024年ハイライト】気候正義から“美の基準”まで。編集部が選ぶ注目の取材・コラム5選

ニュースの一面を飾ることはない、けれども社会に対して重要な問いを投げかける組織や今考えるべきテーマが多く存在します。その一部について、2024年に執筆した取材やコラム記事を通してお届けします。

遅すぎるチャレンジなどない。60歳以上が対象の新文学賞「Never Too Late Award」

夢を叶えるにはまだ遅くはない──イギリスで60歳以上を対象にした新しい文学賞「Never Too Late Award」が創設されました。高齢の作家にとってチャンスを得られる最初の一歩になります。

英政府、GDPでは測りきれない価値を測る「GII」を公表。無償労働や生態系サービスを再評価

2024年11月、GDPではない新たな経済指標のデータをイギリス政府が公表しました。子育てや介護、生態系などを考慮する「包括的総所得」です。市場や生産活動に偏らない、健やかな経済の指針となるでしょうか。