Tag Archives: アメリカ

米化粧品大手コティ、工場で回収したCO2を香水へ
コティは2021年3月、香水を製造する際の環境への負荷を減らすために、工場で排出されたCO2を回収してエタノールを生成し、製品に使うことを発表しました。この方法であれば工場のCO2排出量を減らすことができ、香水の製造に必要な水や土地も少なくて済むため、環境保全に大きく貢献します。同社は2023年までに、フレグランス製品の大半に、CO2を回収してできたエタノールを使うことを目指します。

ガラスの代わりになる。米国で研究が進む「透明な木材」とは
「木材」と聞くと、木を想像する人が多いと思いのではないでしょうか。でも実は今、「透明な木材」を作る研究が今進んでいます。製造の際に環境に負荷がかかるガラスの代わりになる、サステナブル素材として注目を集めているのです。この透明な木材を窓の素材として使用すると、部屋の中でエアコンが効率的に使用出来たり、柔らかい光を入れながら外からの紫外線をカットできたりします。同様に注目される「研究所で作れる木」の技術が確立すれば、環境負荷が小さい素材ができるでしょう。

化粧品や生活用品もゼロウェイスト。米国小売り大手UltaとLoopの容器回収サービス
アメリカ大手小売りビジネスUltaがLoopと提携し、シャンプーやハンドソープなどの容器回収・再利用サービスを始めました。Loopのサービスを通してUltaから商品を購入すると、回収・洗浄・再利用可能な容器に入った商品が、専用バッグに梱包されて購入者の自宅に届き、使用後は、空になった容器を専用バッグに入れ、受取り業者にピックアップしてもらうという仕組み。耐久性があること、水とエネルギーの利用を最小限に抑えて洗浄すること、最終的に廃棄する際にリサイクルが可能であること、美しく劣化していくことの4点を大事にしており、その他利用者が使用後に洗浄・分別をする必要がない点、容器に耐久性があるため輸送における緩衝材が不要な点も特徴です。

米ペタルーマ市が国内初、ガソリンスタンドの新設を禁止
カリフォルニア州にあるペタルーマ市が、新たなガソリンスタンドの新設や改修、移転を禁止することを発表しました。この法令は、電気や水素エネルギーで走る自動車の普及を促すことを目的としています。

自宅の庭をハチのために。米ミネソタの自然保護プログラム
ミツを集めながら、送粉者として植物の花粉交配を助けているハチの数は今減少しています。そんなハチや同じく送粉者である昆虫たちを自宅の庭に集める取り組みが米・ミネソタ州で始まりました。参加者が、ハチや昆虫の栄養になる植物を植えると、補助金やワークショップ、栽培の手引きなどが提供されるもので、これによって送粉者の減少を食い止め、生物多様性を守ることができます。個人で誰でも参加できる、州が進める取り組みです。

宝石も脱炭素化。「空気」生まれのダイヤモンド
アメリカ・シカゴのスタートアップ企業Aetherが、空気中の炭素を集めてダイヤモンドをつくりました!スイスにある機械で集められた空気中の炭素は、シカゴに送られ、そこでダイヤに生まれ変わります。世界発のカーボンネガティブなダイヤモンドです。さらに、デザインも重視されたこの美しいジュエリーは、炭素の削減だけでなく、化石燃料の採掘により発生していた搾取や森林破壊などの防止にも貢献しています。

パソコンをアートに。理想的な物質社会の未来を問いかける「For the Rest of Us」
インダストリアルデザイナーのハンク・ベイヤー氏とアレックス・サイズモア氏は、私たちが普段触れている素材を見つめ直し、物が生み出す「感情」に焦点を当て、型破りな素材で作ったパソコンをアート作品として発表しています。それはなんと氷、泥炭、石炭、石灰岩、ラード、蜜蝋、砂岩、粘土を使って作ったパソコンです。この作品は人間にとって理想的な物質社会の未来について考えてみてほしいという想いから作られました。

徒歩圏内で何でも揃う。米アリゾナの歩いて豊かに暮らせる住宅地
米国アリゾナの自動車乗り入れ禁止住宅。徒歩5分圏内にスーパーやレストラン、カフェや共同ラウンジエリアだけでなく、緑豊かな自然がある歩いて移動できるウォーカブルな街の誕生だ。

地元の本屋さんを救う「オンライン書店」とは?
アメリカで始まったオンライン書店の「Bookshop」では、ユーザーがオンラインで本を購入することで、アメリカ各地にある独立系書店の懐を潤すことができます。同サイトでは各書店がバーチャルな店舗を構えることができ、そこで本が売れるたびに定価の30%を受け取ることができるのです。

「このビルの評価はCです」扉に貼ったカードで建物のエネルギー効率を知らせるNYのプロジェクト
ニューヨーク市の大型建物に義務付けられたのが、「エネルギー効率の評価」の掲示。水利用、エネルギー利用・排出や効率性を一定基準に基づくA~Dの評価で、その会社の環境への貢献度をチェックすることができます。建築物におけるグリーンルーフや太陽光システム導入の要求、建物のグリーンエネルギー財政管理の構築、風力発電技術の有効活用の促進などさまざまな計画がある中で、中核の一つと位置付けられているもので、街が一丸となって推し進めるグリーン化の動きです。

リジェネラティブ農業に取り組む農家が、カーボンクレジットを販売できるサイト「CIBO Impact」
地球に優しい行いをしている農家が、その行いによって経済的に報われる機会が増えれば、リジェネラティブ農業はより拡大していくのではないでしょうか。イギリスとアメリカに拠点を置くソフトウェア企業の「CIBO」は2020年10月、リジェネラティブ農業に取り組む農家がカーボンクレジットを生成し販売できるオンラインプラットフォーム「CIBO Impact」をローンチしました。

身体も環境も美しく。HUG BROWNEのコーヒー粕をアップサイクルしたボディスクラブ
捨てられてしまうコーヒー粕をアップサイクルして作るHUG BROWNEのボディスクラブ。ヴィーガンや脱プラスチックといった視点も取り入れたそのサステナブルでエシカルな取り組みについて、創業者の窪田亜由美さんにお話を伺いました。

米大手口コミサイトYelp、人種差別の恐れがある店に警告表示
Yelpは2020年10月、掲載店舗のオーナーや従業員が人種差別的行為で人々の注目を集めた場合、その店のページで「人種差別的行為で告発された事業者(Business Accused of Racist Behavior)」と警鐘を鳴らす、アラート機能を追加しました。このアラートを出すことができるのはYelpの運営チームだけであり、アラートを出す際にはその判断の根拠となるニュース記事へのリンクを張るといいます。「人種差別は許さない」という、同社の毅然とした態度が示される措置です。

【まとめ】カーボンニュートラルとは?実現に向けた世界のアイデアまとめ10選
2020年10月26日、菅首相が「2050年までに温室効果ガスの排出ゼロ」を宣言し、次世代

NASA宇宙飛行士による「地球外投票」米大統領選に向けて
NASAが、アメリカ大統領選に向けて「地球外から投票する方法」を公開しました。長期間に渡って地球を離れる宇宙飛行士がそれでも投票することで、人々に選挙への参加を呼びかけているのです。

ウィズコロナのまちづくり。アメリカで進む「徒歩10分で公園」計画
すべての住民が、徒歩10分以内に安全で質の高い公園や緑地にアクセスできるようになる。コロナ禍のメンタルヘルス向上に、アメリカではこんな計画が立ち上がり、およそ300人の市長が合意しています。アメリカ国内の、地域を超えた大規模なプロジェクトです。