Tag Archives: 人種差別
「学名」にも差別が?植物や菌の名前からアパルトヘイト由来の表現削除へ
アパルトヘイト政策は終わったように見えますが、その傷は現在まで残っています。その一つが植物の学名でした。しかし2024年7月、植物・藻類・菌の学名から差別的な表現を撤廃することが合意されたのです。
南アフリカの“凶悪ビル”が子どもたちの希望の場所に。コミュニティ再生を目指す草の根運動
かつて犯罪の巣窟と呼ばれ人々に恐れらた南アフリカ・ヨハネスブルグの超高層ビル「ポンテタワー」。その足元で、地域の若者をエンパワメントする取り組みが行われています。
南米から広がる「ご近所看護」。人種間のヘルスケア格差を乗り越える
近所で開催していたヘルスチェックにふらっと立ち寄ったおかげで、脳卒中のリスクが発覚した…。そんなケアのあり方が、米国ボルチモアで平等なヘルスシステムの実現に貢献しています。
先住民の声を取り戻す。カナダ初代首相邸宅を「脱植民地化」、もう一つの歴史を伝える場に
カナダのオンタリオ州にある、初代首相の邸宅。ここではカナダ建国の歴史が祝う展示が開催されてきましたが、2024年にリニューアルされると、そこで暮らしていた先住民や女性たちから見た歴史が同時に語られるようになりました。
公正な脱炭素を。NY大学法学部が「環境正義研究所」を設立
経済や社会システムが引き起こす、汚染や廃棄物。そうした負担を一部の人たちが強いられている現実があります。ニューヨーク大学は、この問題に対処できる次世代を育てる「環境正義研究所」を秋から設立します。
スキンケアに、公平さを。ストリートアートの「肌」を修復する啓発キャンペーン
「肌の健康」はあらゆる人にとって大切なのにもかかわらず、アメリカではそのリテラシーや医療へのアクセスに関して、人種による開きがあるといいます。そこでスキンケアブランドのヴァセリンがある啓発キャンペーンを始めました。
“デジタル格差”の解消へ。ネット上での人種差別に立ち向かう、アメリカの情報サイト
社会課題に対して抗議の声をあげた個人や団体が、オンライン上で攻撃を受けていたことを知っていますか?デジタルスキルについての情報に触れにくい人々が、安全にデジタル技術を活用できるようサポートする団体があります。
南アフリカで学んだ、赦しとケアの精神「ウブントゥ」
南アフリカで、自立や個性を至高のものとせずに、人を助け合って生きることを意味する「ウブントゥ」という言葉に出会いました。人間は不完全であるからこそ許し合い、共生していく「ウブントゥ」の精神を紹介します。
デザイン教育を脱植民地化する。「リスペクトフル・デザイン」提唱者インタビュー【多元世界をめぐる】
「今日のデザイン文化は、人を傷つけ続けています」カナダのオンタリオ州立芸術大学・初の黒人女性学部長に、今よりもっと人を尊重できるデザインについて聞いてみました。
多民族国家のマレーシアで「みんな違うのが当たり前」だと気づかされた話
日本の田舎で生まれ育った筆者が、多様性を強く意識した場所がマレーシアのクアラルンプール。今回は、そんな場所で感じたことをシェアします。
「白人以外は入り口が別」南アフリカのアパルトヘイトを追体験する博物館
南アフリカのアパルトヘイトミュージアムは、来館者に、本人の人種にかかわらず「白人」もしくは「非白人」と書かれたチケットを渡します。来館者の目の前には、白人用の入口と、非白人用の入口があります。
いじめやDV、セクハラまで。当事者の“苦しみ”を追体験して学ぶVR「Spotted」
ヘッドセットを装着することで360度パノラマ映像による仮想空間を体験できるVR(仮想現実)
ニュースルームに、多様性はあるか。世界的メディアの失敗に学ぶ「別視点」の大切さ
メディアや広告の炎上の背景には、多様性の欠如がある──。今回は、そんなニュースルームにおける多様性についてのコラムを、世界経済フォーラムよりご紹介します。
黒人系の未来思考「アフロ・フューチャリズム」を解釈する
「(黒人に対する)人種差別と奴隷制度では、どちらが先にあったでしょう?」そんな問いから始まる授業がありました。今回は、黒人文化と「未来の想像力」を掛け合わせた言葉「アフロ・フューチャリズム」について解説します!
差別問題から日常生活のヒントまで。黒人系のための「エスニック・メディア」
外国人や民族的マイノリティの人が必要とする情報とは、どのようなものでしょうか。「Capital B」というオンラインメディアは、住宅や医療に関することなど、アメリカで暮らす黒人が必要とする情報を発信しています。
人種差別するつもりはない。そういう人がしている無意識の「差別」とは
名前がカタカナだから、ドレッドヘアーだから……日本人と外国人を判断する基準は、非常に曖昧です。多文化社会といいますが、私たちは本当に多様性を受け入れられているのでしょうか。