Tag Archives: 取り組み

「雨と共に生きる」都市デザイン。グラスゴーに学ぶ、気候変動時代のまちづくり

気候変動による降雨増加が深刻化する中、英国グラスゴーでは「雨と共に生きる」都市づくりが進行中。雨の日でも快適に移動や滞在ができる空間を整備し、公平で持続可能な暮らしを目指す新たな取り組みです。

「その電気は、誰のもの?」再エネを地域で“所有”するOur Powerの共同モデル

気候変動に立ち向かう若者たちのプロジェクト・Our Powerは、地域が主体となって再エネを所有・活用。その利益を福祉や教育に還元する取り組みは、エネルギーの民主化を目指す新しい実践例です。

“ケアされる人”から“表現する人”へ。高齢者が作ったアート作品をバーチャル美術館で展示

フランスで、施設の高齢者がアートを通じて社会と再びつながる福祉プロジェクトが実践中。作品はバーチャル美術館で世界中に発信されています。

“菌”が食べて分解する、次世代型おむつ

分解に数百年かかるとされる紙おむつ。環境負荷を減らすため、スタートアップ企業がプラスチックを食べる菌を活用した新技術で紙おむつを開発しました。

“新品同様”の部品が再び走る。欧州2社、「再製造」で循環型モビリティを推進

自動車部品の再生・再利用を本格化させるため、欧州の大手メーカーが新たな戦略を発表。高付加価値部品をリマニュファクチャリングし環境負荷を低減し、新車販売に頼らず循環型モビリティへの転換を目指す挑戦です。

芸術作品を“聴こう”。名画の世界に音で誘う「Sound of a Masterpiece」

7点の名画を音で再現する多感覚プロジェクトが、ドルビーと英国王立盲人協会(RNIB)により始動。ドルビーの空間音響技術で、すべての人に新たな形の芸術体験を提供します。

Image via DEMAIN

街中の「昨日」のパンを集めて売る、パリのベーカリー「DEMAIN‐明日‐」

フランスではパンの廃棄が深刻な問題となっています。そんな中、パリでは売れ残りのパンを活用し、手頃な価格で提供するベーカリーが登場しました。

e waste

「それ、ウチなら資源にできます」企業間で余剰電子部品を再利用する、英国のマッチングサービス

電子機器の過剰生産や電子廃棄物の増加が問題視される中、企業間で余剰部品を売買する「部品再配分」が注目されています。不要な在庫を必要な企業に受け渡すことで、廃棄削減とコスト回収の両立を目指します。

屋外看板をそのまま遊具に。洗剤広告が子どもたちに伝える、外遊びの楽しさ

子どもの「外遊び」の大切さを訴求すべく、イスタンブールでは洗剤ブランドが「Out Of Home」キャンペーンを実施。広告を遊具に変え、屋外でのどろんこ遊びができるようにしました。

「結婚は?子どもの予定は?」男性が面接で聞かれたら。オランダ企業の実験が問うジェンダー平等

オランダ企業bolは、男性社員が女性が受けがちな面接質問を体験する実験を実施。結婚や育児、容姿などの質問に戸惑う男性の姿を通じて、ジェンダー不平等の現実を映し出しました。

スマホを見なかったら最大30%割引。デンマークのブランドによる“スクリーン断ち”ショッピング

デンマークのファッションブランドが、パリのファッションウィーク中「スクリーンタイムで支払う」キャンペーンを実施。デジタルデトックスを促し、最大30%の割引を提供する取り組みです。

世界の環境リーダーを迎えるUAEの「ブルービザ」。脱石油依存につながるか

UAEは2025年に環境保護活動に特化したブルービザを導入し、持続可能性に貢献する専門家に10年間の居住権を提供。脱石油依存を目指し、再生可能エネルギーなどの産業多角化を推進しています。

シンガポールのストリートアート、認知症の人々の移動を助ける道しるべに

シンガポールでは、認知症の人々の移動を支えるためストリートアートを活用。アートが区別しにくい建物の目印となり、認知症の人々が自信を持って暮らせる環境の一助になることを目指しています。

スペイン、週37.5時間労働へ。労働者の“時間の貧困“を解消できるか?

スペイン政府は、2025年末までに週労働時間を40時間から37.5時間に短縮する改革に合意。労働者のワークライフバランス改善を目指します。一方、企業側はコスト増加を懸念。法案に対する議論が続いています。

プレイカーで遊ぶ子供たち

失われた「能登の日常」を取り戻すために。 支援が遠のく現状と、人が繋ぐやさしさの循環【能登半島レポート・前編】

2024年元旦に発生した能登半島地震。現地は今、どのような状況なのでしょうか。7月末、実際に能登半島を訪れた筆者が、リアルな現状やそこで生まれている取り組みをお届けします。

従業員が運動するほど森林が再生される

従業員が運動すればするほど木が植えられるアプリ「ViMove」

ドイツの暖房・冷凍・産業システムのメーカーであるViessmannは、従業員一人が運動をすると、木が一本植えられるプロジェクトを開始。人々の「ウェルビーイング」と「環境問題」の両方に焦点を当てた取り組みです。運動は20種類から選択可能で、アプリを使って簡単に参加できます。人も地球も健康になるので、挫折しがちな運動を継続するモチベーションも高まるのも魅力です。このように、あるものとあるものを掛け合わせることで生まれる相乗効果の可能性は、まだまだ多く眠っているのかもしれません。