アムステルダムの運河でプラスチック釣り。ボートツアーで”価値ある”素材を集めよう

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「プラスチックは、ゴミではない。」

これは、アムステルダムにある世界初のプラスチック釣り専門会社Plastic Whaleの理念だ。Plastic Whale社は、アムステルダムの運河に沈むプラスチックを網ですくうボートツアーを開催し、集めたプラスチックでボートやオフィス家具を製造して話題を呼んでいる。

プラスチックの廃棄量の多さは現在、世界の大きな問題だ。2050年にはプラスチックゴミの方が魚よりも多くなると予測されており、各国で研究および対策が行われている。

Plastic Whale社は、こう考える。「プラスチック問題の原因の一つは、われわれがプラスチックを価値のない、使い捨てのものだと認識していることだ。プラスチックはゴミではなく、貴重な素材であることを人々に示すことで、プラスチック問題に挑みたい。」

水に浮かぶプラスチックを拾うツアー

Image via Plastic Whale

こうして、世界の川や海からプラスチックを除去し、プラスチックゴミから価値あるものをつくることをミッションに、Plastic Whale社はプラスチックを原料としたボートをつくることから挑戦を始めた。同社が設立された2011年に1隻だったボートは10隻まで増え、運河のプラスチック釣りツアーはロッテルダム港でも始まった。

アムステルダムの運河で美しい景色や観光名所を見ながら、ボートに2時間乗ってプラスチックを集めるというツアーは好評だ。現在、個人・法人、および子供向けにツアーが用意されている。

さらに、今年2月にはオランダのVepa社と共同で、アムステルダムの運河で集めたプラスチックからつくるオフィス家具の販売も開始した。海や社名Plastic Whaleにもなっているクジラをモチーフにしたテーブル、椅子、ランプなどを製造しており、その洗練されたデザインはシンプルで美しい。

拾われたプラスチックでできた家具

Image via Plastic Whale

“STOP TALKING. LET’S START DOING!” が彼らの合言葉だ。「プラスチックの問題について議論のみを行うよりも、解決に向けて動きたい。わが社ができることは、多くの人にプラスチック釣りツアーに参加してもらい、プラスチックからいい製品をつくることだ。」とPlastic Whale社は述べる。

まだこの取り組みをよく知らない人のために、彼らは公式サイトでこう呼びかけている。「この運動を世界中に広げていきたい。あなたも、われわれと一緒にプラスチックを釣り、この運動を広め、いい製品を作るというサポートをすることで、海の廃棄物削減に向けてアクションを起こせる。プラスチック釣りツアーにぜひ、参加してみてください。」

今度の旅行には、美しいオランダでのプラスチック釣りツアーはいかがだろうか。

【参照サイト】Plastic Whale
(※画像・情報提供:Plastic Whale

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