「アートは、静かに見るもの」
「作品は、目で鑑賞するもの」
そんな当たり前を、私たちはいつの間にか前提として受け取ってきました。けれど、その前提は、本当にすべての人にとっての「当たり前」でしょうか。
見え方、音の感じ方、触覚、コミュニケーションの取り方……もし、そんな人それぞれに異なる“感じ方”の違いそのものを、アートの入口にできたなら。
IDEAS FOR GOODを運営するハーチ株式会社は、TOPPAN株式会社が運営する大阪・梅田の体験型共創拠点「PLAT UMEKITA」に共創パートナーとして参画し、サステナブルな未来に向けた展示企画「IDEAS FOR GOOD Museum in PLAT UMEKITA」を手がけています。
今回、そのPLAT UMEKITAにて、2026年2月17日(火)から企画展「だれでもアーティスト展」を開催します。本展は、インクルーシブデザインの視点から、感じ方の多様性に目を向けながら、アートとの関わり方をひらいていく展示です。
誰かにとっての“困りごと”から生まれた工夫が、結果として多くの人にとっての心地よさにつながる。そんなインクルーシブデザインの考え方を、アートを切り口に紹介しながら、「アートの楽しみ方はひとつではない」という気づきを、来場者と共有することを目指しています。

5つのステップでたどる「アートを楽しむ旅」
会場では、アートとのさまざまな関わり方を5つのステップを通して紹介します。
- アートに会いに行こう
- 移動や案内など、作品にたどり着くまでの体験に着目。誰もがアクセスしやすくなるための工夫を紹介します。
- いろんな感じ方で見てみよう
- 視覚だけに頼らず、音や触覚、体感など、多様な感覚を通じてアートと出会うアイデアに触れます。
- 伝え方をえらんでみよう
- 話すのが得意な人も、そうでない人も。自分に合ったコミュニケーションを選べる工夫を紹介。
- じぶんの表現をつくろう
- 感じ方や背景の違いが、表現の豊かさや創造性につながることを、アートの事例から紐解きます。
- もっと楽しむアイデアを考えよう
- 展示を通して得た気づきや感想をふせんに書き込み、来場者自身が展示をアップデートしていく参加型コーナー。

主な展示内容(抜粋)
Ashirase(アシラセ)
足に装着して使うナビゲーションデバイス。スマートフォンと連携し、進む方向を足元の振動で知らせます。音声や画面を見続ける必要がなく、視覚に頼りにくい人の移動を支援。「アートに会いに行く」までの体験も、誰にとっても開かれたものにするインクルーシブデザインの事例です。
Sound of a Masterpiece
名画を「見る」のではなく、音として味わうアート体験の事例紹介。視覚障害のある音楽家やサウンドデザイナーが中心となり、絵画から受けた感情や筆づかいを音楽と立体音響で再構成するイギリスの取り組みを、パネル展示にてご紹介します。
art bridge
多様な背景をもつアーティストの作品を、企業や団体に貸し出すアートプロジェクト。障がいのある方を中心とした作家の表現を身近に届け、感性への理解を広げます。利用料の一部は作者に還元され、創作活動の継続や自立支援にもつながっています。

art bridge – もっと身近にインクルーシブアート
開催概要
- 展示名:IDEAS FOR GOOD Museum in PLAT UMEKITA Vol.5「だれでもアーティスト展」
- 会期:2026年2月17日(火)〜4月24日(金)午前中まで
- 会場:PLAT UMEKITA(大阪府大阪市北区大深町/グラングリーン大阪内)
- 営業時間:10:00〜20:00
- 休館日:年中無休
- 入場料:無料
- 申込:不要
- 主催:PLAT UMEKITA企画編集室
- 企画:IDEAS FOR GOOD(ハーチ株式会社)
【参照サイト】PLAT UMEKITA






