【先着20名限定!】「サーキュラーデザイン思考」を身につけ、循環型プロダクト・サービス開発の流れを体験する1dayワークショップ
気候変動や生物多様性の喪失、資源制約やそれらをめぐる紛争など様々な環境・社会課題が複雑に絡まり合う中、世界ではこれら諸課題の原因となっている大量生産・大量消費・大量廃棄型のリニアエコノミー(直線経済)から、サーキュラーエコノミー(循環経済)への移行が求められています。
サーキュラーエコノミーは、廃棄や汚染を出さない設計を行い、原材料と製品をできる限り高い価値を保ったまま長く使い続けることで自然やコミュニティの再生を目指す新たな経済・社会システムです。これは、単なる資源循環を超えた産業構造全体の変革を伴うシステミック・チェンジでもあります。
サーキュラーエコノミーへの移行を実現するためには、多様なステークホルダーとともにシステム全体の視点から事業やプロダクト、サービスの価値を再定義し、持続可能な形で創造・提供するための「サーキュラーデザイン思考」が欠かせません。
また、昨今ではEUのESPR(持続可能な製品のためのエコデザイン規則)をはじめとするサーキュラーエコノミー関連法規制や、資源有効利用促進法など日本国内の法改正の影響により、再生材利用も含めてサーキュラーデザインの実践が企業として長期的に価値創造を実現するための必須条件となってきています。
国内外の様々な企業・自治体・大学とのサーキュラーエコノミー/サーキュラーデザインプロジェクトに取り組んでいるハーチ株式会社では、数多くの企業や自治体の共創プロジェクトのファシリテーションを手がける株式会社フューチャーセッションズとの連携により、短期集中でサーキュラーデザインの戦略、デザインプロセス、エッセンスを身につけるワークショッププログラム、Circular Design Sprint(サーキュラーデザインスプリント)を開発・提供しています。
本プログラムでは、サーキュラーエコノミーをテーマとするデジタルメディア運営や国内外のリサーチプロジェクト、学術的研究、国際交流を通じて得られた世界最先端のサーキュラーデザイン戦略や方法論に関する知見と、実際の企業や自治体とのサーキュラーエコノミー・サーキュラーデザインプロジェクト推進経験の中で得られた実務的知見とを融合し、独自のワークショッププログラム及びツールキットとして体系化しています。
今回は、Circular Design Sprintのプロセスとエッセンスを凝縮し、1day・6時間で体験いただけるショートプログラムをご用意しました。具体的で実現可能なサーキュラービジネスの発想法に悩まれている方、思考のフレームワークや体系的なプロセスを習得したい方に、特におすすめです。ぜひご参加ください。
※デザインスプリントとは?:新製品やサービスを市場に投入する際のリスクを減らすことを目的として、デザイン思考をベースとして時間制約のある5~6段階のプロセスに基づいてプロトタイプの作成、検証までを実施する手法を指します。全プロセスを5日間など短期間で集中して実施し、製品・サービスを磨き上げる機会を発見します。
※サーキュラーデザインとは?:廃棄や汚染をなくし、できる限り素材や製品の価値を高く保ったまま循環させ続けることで自然やコミュニティの再生を目指すためのデザイン。循環型のシステムデザイン、ビジネスデザイン、サービスデザイン、プロダクトデザイン、マテリアルデザインという異なるレイヤーを行き来しながら、Zoom-in/Zoom-outを通じて一貫性のあるデザインを行い、循環型の未来へとシステミックチェンジを実現するための一連の手法。
Circular Design Sprintとは?
Circular Design Sprintは、企業が新製品やサービスを市場に投入する際のリスクを減らすことを目的とする「デザインスプリント」の手法を用いて、サーキュラーエコノミーの概念を取り入れたプロダクト・サービス開発のプロトタイプ作成・検証までを実施する短期集中型ワークショッププログラムです。
「Understand(理解)→ Define(定義)→ Sketch(スケッチ)→ Decide(決定)→ Prototyping(試作)→ Validate(検証)」という6つのプロセスを通じて、サーキュラーエコノミーに対する理解からアイディエーション、プロトタイプづくりを実施し「サーキュラーデザイン思考」を身につけることができます。

こんな方におすすめ
- 社内でサーキュラーエコノミー/サーキュラーデザインをテーマとする研修を検討している
- 既存事業を循環型のビジネスモデルへと変革していきたい
- 現状の自社製品やサービスをサーキュラーデザインの視点から見直したい
- サーキュラーエコノミーをテーマとする新規事業開発に携わっている
- サーキュラーデザイン思考について学び、今後の事業開発に役立てたい
- 既に循環型ビジネスを展開しているが収益性やコストの面で課題を抱えている
本ワークショップは、サーキュラーエコノミー・サーキュラーデザインの初心者・中級者向けプログラムとなっております。業種や職種、実務経験などを問わず、サーキュラーデザインに関心のある方はどなたでもご参加いただけます。
開催概要
- 開催日時:2025年12月8日(月)13:00-19:00(※12:50 開場)
- 開催場所:Warm Heart Cool Head TOKYOBASE セミナールーム(東京都港区元赤坂1丁目7-18 元赤坂イースト 4階)
- 最寄駅:
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- 東京メトロ 丸ノ内線/銀座線・赤坂見附駅 徒歩7分
- 東京メトロ 半蔵門線/有楽町線/南北線:永田町駅 徒歩11分
- 東京メトロ 丸ノ内線/JR 中央線・四ツ谷駅 徒歩12分
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- 定員:20名(最低実施人数:6名)
- 参加料金:
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- 一般:50,000円
- アーリーバード割(12/1まで):40,000円(20%割引)
- Circular Economy Hub 会員割(10%割引):クーポンコードあり
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- 申込方法:Peatixイベントページよりお申し込みください
- 申込期限:2025年12月8日(月)11:00
- 主催:ハーチ株式会社・株式会社フューチャーセッションズ
ワークショップの流れ・コンテンツ
サーキュラーエコノミー・サーキュラーデザインに関する概要や課題、実践事例などについてのインプットを実施した上で、参加者の皆様とともにワークショップ形式で特定のサービス・プロダクトのサーキュラーエコノミーモデルへの転換を考えていただきます。
当日は、参加者の業界や業種、サーキュラーデザインに関する知識や実務経験の有無に関わらず、どなたでも分かりやすくサーキュラーデザインの本質を掴んでいただくために、特定のプロダクトを対象としたサーキュラーデザインの手法を学びます(対象プロダクトは当日発表いたします)。ワークショップ終了後は、自社にて同様のプロセスに基づいてワークショップに取り組んでいただくことも可能です。
- イントロダクション・参加者自己紹介
- サーキュラーデザインワークショップ
- Understand(理解):インプット
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- サーキュラーエコノミーの概要(定義・原則・ダイアグラム・ビジネスモデル・法規制など)
- サーキュラーデザインの概要(定義・デザイン戦略・ジレンマ・フレームワーク・事例など)
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- Define(定義):問題の探索/解決すべき問題の特定
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- システムの探索:サーキュラーシステムダイアグラム
- サービス・顧客体験の探索:サーキュラーカスタマージャーニーマップ
- プロダクト・マテリアルの探索:解剖ダイアグラム
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- Sketch(発散):問題解決に向けたアイデアの発散
- Decide(決定):アイデアの絞り込み
- Prototyping(試作):アイデアのプロトタイピング
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- サーキュラーシステムダイアグラム
- サーキュラーストーリーボード
- サーキュラープロトタイピング
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- Validate(検証):ユーザーテスト
- Understand(理解):インプット
- リフレクション
- クロージング
なお、当日お持ちいただくものはございません。ペンや付箋、プロトタイピングの道具などは会場で用意します。
参加者向け特典
ワークショップ参加者の皆様には特典として下記を提供いたします。
- ワークショップ用テキスト(PDF)
- ワークショップ用 Miro ボードテンプレート
プログラムの参加により得られるもの
- サーキュラーエコノミー/サーキュラーデザインに関する基礎理解
- サーキュラーデザイン戦略(Design for X)および戦略のジレンマについて
- Zoom-in/Zoom-outによるサーキュラーデザインのプロセス
- 国内外の最先端のサーキュラーデザインに関するフレームワーク・方法論・ツール・学習リソース一覧
- 国内外の先進サーキュラーデザイン実践事例とその課題
- 循環型ビジネスモデルの課題(コスト・規制・技術・市民意識・連携など)を克服するための戦略
- 循環型ビジネス・サービス・プロダクトの創造に向けた新たな視点と気づき
- 同様のテーマに関心を持つ参加者とのつながり
講師紹介
加藤 佑(ハーチ株式会社 代表取締役)
2015年にハーチ株式会社を創業。社会をもっとよくする世界のアイデアマガジン「IDEAS FOR GOOD」創刊者。循環経済専門メディア「Circular Economy Hub」、横浜市における循環都市移行プラットフォーム「Circular Yokohama」、東京都における循環経済特化型創業支援プログラム「Circular Startup Tokyo」を展開するほか、企業・自治体・教育機関との連携によりサステナビリティ・循環経済推進に従事。埼玉県・サーキュラーエコノミー推進分科会アドバイザー、愛知県蒲郡市・サーキュラーシティ蒲郡アドバイザーなどを務める。2023年4月にB Corp認証を取得。ニッコー株式会社・社外取締役。大学院大学至善館 Circular Futures Design Center センター長・特命准教授。慶應大学SFC研究所員。東京大学教育学部卒。
有福 英幸(株式会社フューチャーセッションズ 代表取締役社長)
大手広告会社にて、企業のブランディングやデジタルコミュニケーションに従事。デジタルクリエイティブの新しい表現に挑戦し、カンヌなど国内外の広告賞を多数受賞。またサステナブルな社会を目指すwebマガジン「ジアスニュース」を発刊、編集長として運営を手掛ける。ソーシャルイシュー、メディアの知見を活かし、より社会的なインパクトを創出すべく、2012年にフューチャーセッションズを立ち上げ、社会イノベーションの共創を促進。関心領域は、エネルギー、食。
当日の参加方法
今回のイベントは対面のみの開催です。13:00のイベント開始までに会場(Warm Heart Cool Head TOKYOBASE 4階)にお越しください。
- 会場住所:東京都港区元赤坂1丁目7-18 元赤坂イースト 4階
- アクセス:東京メトロ銀座線・丸ノ内線 赤坂見附駅 徒歩7分
- 詳細:https://whch.jp/tokyobase/
連絡事項
教材の取り扱いについて
講義資料・講義動画の第三者への開示はくれぐれもお控え下さい。発覚した場合は、その分の料金を請求させていただきます。参加者一人につき、参加チケットのご購入をお願いいたします。
キャンセル・返金について
イベント開催日2日前の23:59までにご連絡がない場合は、返金は致しかねます。前日、当日のご連絡も同様です。
主催者都合による日時変更・開催中止について
主催者都合によりイベントの開催日時を変更、もしくは開催を中止する場合は、自然災害や疾病の流行などやむを得ない場合を除き、原則としてイベント開催日までに主催者よりPeatixメッセージまたは主催者が定める方法で連絡いたします。その場合、イベント料金は返金いたします。なお、主催者からイベント日時の変更または中止の連絡を行わない限り、お客様都合でのキャンセルとなり、返金は致しかねます。あらかじめご了承ください。
【関連サイト】IDEAS FOR GOOD Business Design Lab
【関連サイト】株式会社フューチャーセッションズ
【関連サイト】神奈川大学:サーキュラーデザインを実践!「Circular Design Sprint@KU」を実施しました
▶︎Peatixイベントページよりお申し込みください






