Category Archives: ニュース

ファーマーズマーケット

家庭の食品ごみが農家の堆肥に。都市で始める、小さな食の循環「CSA」

食品ごみから堆肥、そして野菜へ。個人でも食の循環に取り組めるユニークな仕組みを作ったのが、100%天然成分で生分解性のサトウキビストローの販売を行う株式会社4Natureと、東京・表参道で行われる「青山ファーマーズマーケット」の企画・運営を行うファーマーズマーケット株式会社です。二社は、同マーケットに出店する農国ふくわらいと連携し、家庭でできた堆肥から野菜への循環を実現する「CSA(Community Supported Agriculture、地域支援型農業)」を2021年5月に開始します。

The 8th continent

海洋ごみを自動で回収・分解。海を守る「第8の大陸」構想とは

スロバキアのデザイナーLenka Petrákováは、海洋プラスチックごみ問題を解決しようと、「第8の大陸」と名付けた巨大な海洋ステーションの構想を発表しました。この海洋ステーションでは、太陽光と潮力を利用して得られたエネルギーでごみを回収し、再利用可能な素材に分解します。また、ステーションには研究所も備わっています。海洋の清掃と環境の研究を同時に行うことで、完全に自律して持続可能な海洋保護活動を行うことができるのです。

Googleマップ、CO2排出量の少ないルート提案開始へ

Googleが2021年後半から、Googleマップで「CO2排出量の少ない経路」が表示されるようになると発表しました。この施策はアメリカで開始され、その後は他の国でも段階的に展開されていく予定です。

生分解性プラも段階的廃止へ。オーストラリアの国家戦略

オーストラリア連邦政府が、プラスチックによる環境汚染をなくすための国家プラスチック戦略を発表しました。他の国では広く許容されている「生分解性プラスチック」の使用も段階的に廃止を進めていきます。

オーストラリアのコンシャストラベル

オーストラリア政府観光局が提唱する「コンシャストラベル」とは?

オーストラリア政府観光局が、日本語公式Webサイトにて、「コンシャストラベル」を紹介する特設ページを開設しました。雄大な自然を旅する気分を味わいつつ、理想的な旅のスタイルを思い描いてみてはいかがでしょうか。

DIY

貧困家庭の子どもが空き家のリフォームを学び、所有できる教育プログラム

アラバマ州バーミンガムにある「Build UP」という高校では、貧困家庭の子どもが建設について学べる、6年間のフルタイムプログラムを提供しています。プログラムには座学もあれば、実際の建設現場で有給インターンシップに参加する機会も。さらに、子どもたちが古い家を二世帯住宅にリフォームする取り組みも行っており、このときに人々から寄付された家が活躍します。子どもとその家族はプログラムの途中から、この改修された家に住むことができます。

空港

CO2を多く出す航空会社へ環境税を。スウェーデンの気候変動対策

私たちがたくさん乗っていた飛行機は、思っている以上に環境負荷が大きい。そこでスウェーデン政府が、温室効果ガス排出量の多い航空機を使う航空会社に対して、2021年7月から環境税をかけることを発表しました。

森林浴

森林破壊を止める。世界の森にテレポートできる、デジタル森林浴ラジオ「tree.fm」

tree.fmというサイトでは、マレーシア、ポルトガル、中国、フランスなど、世界各地にある森の音を聴くことができます。サイトの使い方はシンプルで、画面に表示されるボタン「Listen to a Random Forest(どこかの森の音を聴く)」をクリックするだけ。人々を癒すサービスであると同時に、地球環境の危機に意識を向けてもらうためのツールです。

メンタルヘルスの改善に。旧たばこ工場がヨーロッパ最大の垂直農園へ

スペインのサンタンデールに垂直庭園が誕生しました。手がけたのは、垂直庭園や都会のグリーン化を専門とする、スペイン・セビリア大学発のスタートアップ「Terapia Urbana」。庭園内には、32種類に及ぶ植物がおよそ2万株植えられています。栽培される植物は屋内でも生存できるよう、太陽光学に基づいた緻密な計算のもと選ばれたものです。

紙カミソリ

世界初の「紙でできたカミソリ」使い捨てプラスチック削減へ

使い捨てカミソリの国内トップシェアを持つ刃物メーカー貝印株式会社が、カミソリ自体の素材を変えてしまおうというユニークな発想に至りました。ヘッドに金属を使い、持ち手部分に紙を使った、脱プラスチック仕様のカミソリである紙カミソリを、2021年4月22日にオンラインショップで発売します。

Ultra light rail project

糞尿が列車を動かす。地域に合った技術から循環を生む、英のプロジェクト

生ごみ、ヘドロ、動物のふん尿などを利用したバイオ燃料で動く列車が、イギリスの大都市バーミンガムを中心とする「ウエストランド都市群」で実現されようとしています。最大時速は80キロメートルで敷設コストは地下鉄に比べると20パーセント、地上車両と比べても50パーセントで済み、定員は最大約120人。日本の街中を走る市バス(定員が約60人)の2台分くらいです。環境に優しいのはもちろん、パコストパフォーマンスの良い代替案は循環型経済に向けた有効な手段となるかもしれません。

花束

「あいつ元気かな」と思ったら花束を贈る。男性のメンタルヘルス向上キャンペーン

オーストラリアの自殺件数のうち、約75%は男性。人々に助けを求めることができない男性は多くいます。そんな時、ある花屋が男性が男性の友人に花束を贈ってコミュニケーションをするキャンペーンを打ち出しました。元気にやってるいるかどうか気にかけてくれる人の存在は、明日も前向きに生きる活力になります。

香水

米化粧品大手コティ、工場で回収したCO2を香水へ

コティは2021年3月、香水を製造する際の環境への負荷を減らすために、工場で排出されたCO2を回収してエタノールを生成し、製品に使うことを発表しました。この方法であれば工場のCO2排出量を減らすことができ、香水の製造に必要な水や土地も少なくて済むため、環境保全に大きく貢献します。同社は2023年までに、フレグランス製品の大半に、CO2を回収してできたエタノールを使うことを目指します。

ガラスの代わりになる。米国で研究が進む「透明な木材」とは

「木材」と聞くと、木を想像する人が多いと思いのではないでしょうか。でも実は今、「透明な木材」を作る研究が今進んでいます。製造の際に環境に負荷がかかるガラスの代わりになる、サステナブル素材として注目を集めているのです。この透明な木材を窓の素材として使用すると、部屋の中でエアコンが効率的に使用出来たり、柔らかい光を入れながら外からの紫外線をカットできたりします。同様に注目される「研究所で作れる木」の技術が確立すれば、環境負荷が小さい素材ができるでしょう。

old milk

食品ロスを減らす、腐った牛乳の香水「Old Milk」

スウェーデンの大型スーパーが、腐った牛乳の匂いを再現した香水「Old Milk」を開発しました。その背景には、日常的な食品ロスを削減したいという想いが込められていました。

gobacktoafrica displace the hate

「アフリカへ帰れ」黒人系へのヘイト投稿を逆手に取った観光PR

ヘイト投稿に使われる #gobacktoafrica タグをジャックし、アフリカの美しい風景を投稿するタグへ。「人類は皆アフリカから来たんだ。アフリカに帰ろう。」そう言いたくなるような旅行会社のPRが秀逸です。