これからのコスメは、自分で作ろう。LOLIが提案するエシカルなBIYスキンケア

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近年、部屋のインテリアや家具作り、リフォームまでを自分でやってしまうDIY(Do It Yourself) が流行しているが、次はBIY(Blend It Yourself) の時代が来るかもしれない。

米ニューヨークにあり、オーガニックのスーパーフードを材料としたヘアケア・スキンケア製品を取り扱う美容ブランド「LOLI」は今月、自分で好きな材料を混ぜ合わせて作るスキンケア製品の販売を開始した。

同社の社名のLOLIは”Living Organic Loving Ingredients”の略であり、エシカルで環境や人権に配慮した製品を作るブランドだ。今回発売したBIYのスキンケア製品には、大きく分けて2つの特徴がある。

ひとつは、ユーザーの好みに合わせて材料を自由にカスタマイズできること。まずはじめにクレンジング、保湿、トリートメントのいずれかのベースとなる材料を選び、それに3つまで他の材料を加える。公式の発表するレシピを参考にしながら、自分に必要な栄養素をバランスよく混ぜ合わせることで、肌に合った良質なスキンケアが可能になる。

LOLI BIY

Image via LOLI Beauty

肌にいいだけではない。LOLIが提供するBIYスキンケア製品のもうひとつの特徴は、製造過程がエシカルだということだ。材料はフェアトレード認証を受けた農場や、原産地の農家と協力して集められ、材料に関するすべての情報はウェブサイト上で確認ができる。製品の容器はすべて使用後にリサイクルでき、堆肥化も可能だ。

また、LOLIは美容ブランドで初めてMade In A Free Worldの人身売買撲滅キャンペーンの協力メンバーに登録されている。現在、LOLIは75米ドル売り上げるごとに1ドルを人身売買防止のために寄付している。

LOLIの創設者のTina Hedges氏は、会社のコンセプトについて「美とは、自分自身から始まる儀式です。自らの美の主導権を握り、直感にしたがってください。スーパーフードを混ぜ合わせることで、あなたは自分自身の体を作っているのです。まるで強力な錬金術のようです。」と語る。

消費者の責任として、製品の製造過程や、原材料、生産者の環境、さらに使用後の廃棄までを考慮することが重視され始めている現代において、LOLIの美容製品はまさに「エシカル商品」のいい例なのではないだろうか。

【参照サイト】LOLI
【参照サイト】Made In A Free World

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